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モーションロープのプロの声

こんにちは。練習改革 by mizuno です。

今回は、MOTION ROPE / MOTION ROPE LIGHTについて、実際に使用されているプロ野球選手の声をご紹介いたします。モーションロープをどのようなタイミングで、どのような意識で使用されているのか、貴重なご意見をいただいております。是非最後までご覧いただき、みなさまのトレーニングにご活用ください。
MOTION ROPEとは何かはコチラの記事で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。


モーションロープをいつ使う??

大田泰示選手(横浜DeNAベイスターズ)

Q1: モーションロープはどのタイミングで使っていますか?
A1: 朝ストレッチした後やバッティング前に脇腹などに刺激を入れるときに使っている。

Q2: 他にも色々トレーニング機器がある中で、どのような目的でモーションロープを使われるのでしょうか?
A2: ウエイト器具は持ち運びが大変。モーションロープは手軽に持ち運びできる。また、遠征用のバックにも入るため、長いシーズンを乗り越える上で使える。

伊藤大海選手(北海道日本ハムファイターズ)

Q1: モーションロープはどのタイミングで使っていますか?
A1: アップに入る前のアーリーワークで使う。

Q2: どのような目的でモーションロープを使っていますか?
A2: ある程度重さがあるので、小手先では扱えない。全身を使えるので、ウォームアップになる。

~解説~
2名とも、本格的な練習前に実施しています。
野球の投球動作も打撃動作も、体の回転や肩甲骨を大きく動かすなど日常生活とは異なる部位を動かす必要があります。モーションロープは重みとしなりを用いて、その部分を特に肩甲骨周りや脇腹周りを強制的に動かすことができていると思います。
また、伊藤選手はホテル内、大田選手はグランドや遠征先など、どこでも使用できるのもモーションロープの特徴です。

モーションロープをどのように使う??

大田泰示選手(横浜DeNAベイスターズ)

Q3: 実際によく行うメニューにはどのようなものがありますか?
A3: 1.肩回りの刺激、肩甲骨の動き
      2.円を描く動き
      3.持ちながら、足を上げて股関節に刺激
      4.バッティングに似た動作を入れて、重心の位置を確認
      5.脇腹の動き(夏場の疲労がたまりやすい時期に、特に良い刺激)


Q4: バッティング以外のスローイングなどの野球動作にも効果的ですか?
A4: 肩甲骨の動きが出るトレーニングすることで投げたときに肩が軽く感じる。肩回りが固まると良くないが、モーションロープだと重さがありながら肩甲骨が動くのでそういった意味でも使用する。

※効果や感じ方には差があります

伊藤大海選手(北海道日本ハムファイターズ)

Q3: おすすめのメニューを教えてください。
A3: よくやるのは、ゴルフスイングです。腰にも効きます。

Q4: 具体的にどんな効果があるか、もう少し詳しく教えてください。
A4: 色んな動きをすると、キャッチボールまでの時間が短くなる。いつも30回程度するチューブも10回で済む。簡易的なので、色々な使い方ができる。

※効果や感じ方には差があります

~解説~
2名とも共通しているのは回旋動作になります。
回旋動作をしながら、可動域向上や細かい筋肉への刺激を入れているのだと予想されます。そして、その効果としてキャッチボールまでの時間短縮や肩が軽くなるなどの効果を共通して答えてくれています。
プロ選手は多くの時間をかけてウォーミングアップしている方が多いですが、それがモーションロープだとストレッチとともに、筋肉への刺激も適度に大きいため、早く体が動くようになり、アップ時間が短縮される効果につながっているのだと思います。アマチュア選手は可動域が狭い選手も多いですし、なにより練習時間が限られているので、モーションロープを使って、効率的なウォーミングアップをしてほしいと思います。

また、大田選手がコメントしてもらっていた重心の位置を確認するというのは、モーションロープのスイング中に遠心力がきくため、身体がぶれないように意識していると思います。しなりが大きいモーションロープだからこそ、感じるトレーニング効果だと思います。これ以外にもランジトレーニングをミズノでは提案しています。ぜひ、やってみてください。

モーションロープの良さは??

大田泰示選手(横浜DeNAベイスターズ)

Q5: 2.5kg(MOTION ROPE LIGHT)は投手の方に使ってもらっていますが、大田選手はなぜ4kg(MOTION ROPE)が良いのでしょうか?
A5: 投手は肩肘が繊細なので、低刺激が良いと思う。野手は4kgくらいで脇腹などの刺激を入れたいし、重いからこそ重心の位置もわかりやすい。

※効果や感じ方には差があります

Q6: 試合中にモーションロープを使うときはありますか?
A6: 代打に行く準備に使う。ウォーミングアップをやり直すには時間がかかるが、モーションロープは手軽に使えるので脇腹に刺激を入れるなどに使います!

~解説~
野手やトレーニング目的があれば、4キロをおすすめしています。
おそらく、野手は約900gのバットをいつも振っているので、2.5kgだと物足りないと感じるのだと思います。投手の方は、特にシーズン中、肩肘と腕への疲労が大きいので、2.5kgをメインで使ってコンディション維持をしていると思います。
また、大田選手は途中出場もある中で、試合中も使っていただいております。途中出場が多い選手はベンチに座っている時間も長く、ウォーミングアップに中々時間が取れないと思いますが、モーションロープに素早くウォーミングアップができるので、おすすめです。

伊藤大海選手(北海道日本ハムファイターズ)

Q5: 他にも様々なトレーニングの経験があると思いますが、それと比較したモーションロープの良さは何でしょうか?
A5: もうちょっと長い器具もありましたが、モーションロープのような重さはない。

~解説~
多くのトレーニングアイテムを試した伊藤選手ですが、その中でもこのような良さを感じてくれています。肩甲骨周りの可動域や筋力アップに課題を感じている選手は是非使ってみてほしいです。実は、中継ぎの選手、例えば宮西選手なども使ってくれています。また、伊藤選手はこのような腰回りのトレーニングも編み出してくれました。トレーナーさんと話して作られたそうです。このように、色々なメニューの幅がありますので、トレーナーさんと話して自分に合ったメニューを行い、スキルアップしてください。


今回の記事は以上となります。実際に使用されているプロ野球選手の声も参考にしながら、モーションロープを使用したトレーニングに励みましょう!

モーションロープについての効果の秘訣はコチラの記事をご覧ください。


インタビュー動画(大田泰示選手)

インタビュー動画(伊藤大海選手)



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