AsaAsa

ひとは停年後をどう生きる?退職で社会に居場所が無くなったのを機に、お義母さんを引取り、…

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ひとは停年後をどう生きる?退職で社会に居場所が無くなったのを機に、お義母さんを引取り、馴染みの無い関西に越してきた。すべてがリセットされたお義母さん、かのじょ、わたしの3人それぞれの居場所探しが始まりました。優しい”間”を持つ人たちが多い関西をとても気に入っています。

最近の記事

量が、かさむばかり ― 短文が書けない

迷惑かけるのに、そうなってしまう・・。 そんなこと、あなたにもあります?書きますよろよろ。 1.きっと何かある わたしも、他者の長文を読むのは辛いから、どんなに長文が迷惑行為なのかは”分かってる”。 なのに、わたしは短文が書けない。 分かってる頭と、短く書くという手が、ぜんぜん反対側にある。 お互い、連絡も取り合わない。ずっと別居中です。 俳句や川柳を読むのは好きです。 ええ、すべてを書かない姿は、そりゃ美しいもの。 もちろん、短く書けないわけじゃないです。

    • 見渡す限りのパイナップル畑でポツン

      他者のうまい記事を読んではよくへこんできた。 いつまでも隣の柿眺めてても仕方無い。 そのうち、また気を取り直しせっせと励んできたのです。 が、今回はさすがに辛いほろほろ。 1.見渡す限り一面のパイナップル畑だ ある方が、「また読みたい記事」を集めていた。 1つ読む。ああ、、うまい。正直に心を展開している。 別なものを読む。うん、これも申し分無し。素敵だ。 で、もう1つ読む。。。うん、いいねっ。 5つほど読んだところで、わたしに異変が起こった。 わたしが奈落

      • たとへば君・・・ たとへば君・・・

        衝動的な性、ずっと生きないといけない生。 いつも男と女は、この矛盾した両者を携えて出会うのだけれど、運命をまっとうするには1つの前提がいる。 このお話は、美しくもあるけれど、とてもありふれてもいるのですほろほろ。 1.あなたの物語 21歳のあなたは、1歳年下の彼にこう歌った。 「たとへば君 がさっと落葉すくふように  私をさらって行ってはくれぬか」 お互いが学生で、歌会で出会った。 あなたには他に思いびとがいて悩んでいた。 彼は、あなたの向こうに感じる

        • 「期待をしない」というトレーニング

          お義母さんを引き取って、思います。 これは、「期待をしない」というトレーニングだなって。 期待しない分だけ、この世のリアルをより見ることができる。 そうやって、じぶんの行く末を覚悟して行く・・ほろほろと。 1.お義母さんがようやく退院した 入院の頻度が加速している。 91歳のお義母さんを故郷から剥がして、見も知らぬ関西に引き取ったのははたして正解だったんかい? かのじょも、きっと揺れていると思う。 「今回は、きつかったー」とお義母さんがいう。 いえいえ、あな

        量が、かさむばかり ― 短文が書けない

          つい時間を管理したがる自分がいる

          あなたは、停年したらすっごく暇になるって思ってるでしょ? ぜんぜん、違うんです。 1日が、1か月があっという間に過ぎる。暇も無い程に猛スピードで。 だから、たいせつな記憶も零れ落ちて行く。 コロナ禍の頃のはなしですほろほろ。。長いです。 1.長い影法師が伸びて 朝から光化学スモッグ警報が出て、高温注意報が発令された日でした。 陽が沈み始めたので、夕方、ふたりでピザのチラシを配りに行った。かのじょのお仕事でした。 コロナでピザ屋の店長は大忙し。 左手がずっしり

          つい時間を管理したがる自分がいる

          彼と、彼女の届ける話法

          独りよがりの文章って好かれない。 いや、読みたくとも、書き手が手を差し伸べていないので読めない。 だから、文書作法では、タイトルに異常にこだわれ、誰に向けて書いているのかを具体的にイメージせよと言う。 もともと、文字とは他者が読むためのもの。 そして、伝わってと願わない限り、伝わらないもの。 でも、この単純な事実は意外と無視されます。 きっと、「手を差し伸べる」という感覚がピンと来ないのでしょう。 ネットでは、文章はより話法を気にし出すでしょう。 何を書くか(

          彼と、彼女の届ける話法

          継続してずっと書くということについて

          ずーっと続ければ、蓄積が効果をもたらす。だから、継続は力なりと言う。 でも、継続するかは、根性や意思の問題なの? かなり、疑問だ。 続く人にとっては、たまたま続いてしまったというようにも思える。 その人にとっての根本的な”飢え”がたまたま幸いしただけのことかもしれない。 どうなんだろう? 1.お勉強 母は、いつも小さなわたしに「バカ」「バカ」と言ってた。ひどい母親です。 彼女自身は、「わたしは勉強はだめだったけど、運動はできた」と威張ってた。 むちゃくちゃだ

          継続してずっと書くということについて

          あなたがもう一度読みたいと思う話

          何を好むかは人それぞれですから、わたしがどんな話が好きかはあなたの参考にはならない。 でも、わたしたちが「また読みたい」と思う話には、ある共通項があると思うのです。 もうすぐ1年になります。noteには素晴らしい記事が多い。 で、1年間経ってみて「また読みたい」という記事を言えといわれたら、2つになる。 1つは、後谷戸さんの『CAさんがさっきから』。 これは素晴らし過ぎた。 noteにエントリーしたばかりの頃で、こんな逸材がごろごろしてるのかと腰抜かした。 もち

          あなたがもう一度読みたいと思う話

          うちの息子はかわいい、だけで終わらせちゃったら

          先の正月、関西まで来てくれた息子に聞いたことがありました。SNSやブログってやるの? かれは、放送作家をしている。 うちの息子、かわいくないです。 「僕はああいうのは、しない。」 それだけ。 父親がずっとハマっているのを知っているのに、ケンもほろほろ。 アマチュアが傷をなめ合ってるように見えるのでしょう。 確かに、ただの気休め、慰み、みたいな所がある。 でもねぇ、じぶんを表現してみたいし、居場所も欲しいなぁ・・・。 にんげんの基本的な欲求のような気がするんだ

          うちの息子はかわいい、だけで終わらせちゃったら

          91に成ったら

          真夜中の1時、寝室のドアが開けられ、たたき起こされた。 かのじょの寝ている部屋の電気が煌々とついている。 わたしは、なにが起きたのか分からない。 かのじょが、大きな声で電話に話しながらわたしの方に来る。 「彼はここにいるわ。ここにいるのっ。」 かのじょがわたしの枕元まで来た。 入院中のお義母さんが娘に必死の電話を掛けて来たのでした。91歳です。 九州から、甥っ子に連れられた次男のYがここに来ているという。 そして、その二人をわたしが案内していると。 で、病室

          91に成ったら

          美しい人が呼びとめて、「花をきってさしあげましょう」と

          夢を見ました。 兄嫁と夫が、入院している夫の弟を見舞いました。 ベッドで弟は息を絶える。 と、兄嫁は、弟の顔に自分の顔を接近させ、つむられた瞼の上に自分の鼻をぐっと押し当てたのです。 ああ、、さようなら。 ふたりは、義理の仲ではありましたが、精神的には惹かれ合っていた。 ずっとプラトニックに近い、疎遠な関係ではありましたが、しかし、自分の身のように相手をずっと思っていたのです。 兄は、もちろん、薄々それは感づいてはいた。 兄弟は、小さい頃から犬猿の仲でした。

          美しい人が呼びとめて、「花をきってさしあげましょう」と

          ほろほろの起源

          ああ、わたしってそういうことなのね、というだけの話なのですほろほろ。 1.わたしが日本人である証拠 理屈っぽいオトコなので、そんなじぶん自身にイライラしてきた。 左脳の理屈ばかりでは、文もつまらない。 右脳の感じる力が無いと、じぶんのこころを現わせないっ。 「ほろほろ」。 これをなるべく記事の冒頭に使いたいのは、じぶんに対する「感性蘇ろ!」呪文だった。 優谷美和さんがオノマトペ処方展へ行ってきましたという。 記事を読んで、はじめてじぶんが何をしていたのかを知っ

          ほろほろの起源

          つれづれのふたりにほろり

          昨日は早朝から病院に。出血激しいお義母さんを連れて。 患者でごった返していた割に、検査室の前はひんやりと静かでした。 ほとんど人はいません。 すこし待っててくださいね。 腰掛けてCT検査を待った。 そこに、ヨロヨロした老夫人と老紳士が寄って来てとなりにぽとりと座った。 夫婦だと思う。供に90歳は超えていた。 いつも見るような風景とは違うのです。 なんだかんだと夫の方が妻に話している。 しかも、よく響く声なのでわたしの耳にも入る。 妻も応答している。 夫は

          つれづれのふたりにほろり

          #なんのはなしですか、が流行りそうなワケ

          ある方、訴えた。 「世の中役にたつ話ばっかり蔓延してます。もっと意味のない話が増えても良いのではないか。」 実は、わたしもそう思ってる。 生きるに役立つ(であろう)話ばかり書いてるわたしが。 人を騙しちゃいけませんね、と詐欺師が言ってるような気もしますがほろほろ。 1.引っ越してちょっと変身 去年、退職して横浜あたりから関西に来た。 ここいらへんの人は、関西弁のみ。 濃厚な出汁のそば屋は、なし。 スーパーのレジ打ちのおばさんは、ゆっくり急ぐ。 いや、不満で

          #なんのはなしですか、が流行りそうなワケ

          森の小さなレストランのこと

          今日は、とても短く。 いつもグルメ系のショート(YouTube)で背景にかわいい曲が流れてくる。 優しい曲だなぁ~、誰の何という歌なんだろうかってずっと思ってた。 で、たまたま。 手嶌葵「森の小さなレストラン」を紹介してた方がいて、試しに聞いてみた。 あれっ、知ってる!あれじゃん! ドングリを辿っても着きません♪ってはじまる。 手嶌さんの声にぴったりの曲。 聴く絵本みたいで、硬い男も、ぐにゃりほろほろん。 心地良くて、心洗われて行く・・。 で、歌詞なんだけ

          森の小さなレストランのこと

          受容、とかいう。あるがままに、とかいう。

          そうだそうだ、その通りだっ! という、有り難き言葉ってぜんぜん身に付かないっ。 ぜんぜんどうでもいいようなことしか覚えていないよろよろ。 1.わたしが絶対に考えつけなかったこと 「あなたの中に本当の弱さを見つけて、それに負けてしまいなさい。  そこに、あなたの才能を生かす道があります。」 ええ”-、、。 そんなこと考えたこともなかった! なぜなら、それはわたしの「絶対してはいけない」リストの筆頭に書かれていたから。 いたんですよ、こう全力で言ったお方が。

          受容、とかいう。あるがままに、とかいう。