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ドラマ日記

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日々、視聴している連続ドラマの感想を集めています。
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記事一覧

新ドラマ『どうか私より不幸でいて下さい』&『シュガードッグライフ』

吉谷彩子さんと浅川梨奈さんがW主演する『どうか私より不幸でいて下さい(#私より不幸で)』が、7月9日からスタート。さいマサ(エブリスタ)&竹野筍・ましき(comico)さんの小説&漫画原作で、脚本は『夫婦が壊れるとき』の鹿目けい子さん。 幸せな生活を送る結婚1年目の専業主婦・名取景子(吉谷さん)が、「姉から夫を奪い、親友を奪い、不幸のどん底に落ちていく姉を支えるフリをして一番近くで見ていたい」という妹・相原志保(浅川さん)の歪んだ欲望の毒牙にかかっていく、壮絶マウントバトル

ドラマ日記『燕は戻ってこない』(第7話)&『さっちゃん、僕は。』(初回)

お金も夢もない、29歳の大石理紀=リキ(石橋静河さん)。自らの遺伝子を継ぐ子を望む草桶基(稲垣吾郎さん)。その妻で不妊治療を諦めた悠子(内田有紀さん)。それぞれの欲望が「代理出産」を通じて交差する、ノンストップ・エンターテイメント『燕は戻ってこない』の第7話。 代理出産の「プロジェクト」は破綻しつつあった。リキの妊娠が判明したとたん、悠子が家を出て行ってしまい、基は不安と孤独に苛まれる。悠子を愛していたからこそ代理出産を望んだはずが、今やその悠子を失おうとしている。 今な

新ドラマ『焼いてるふたり』&『青春ミュージカルコメディ oddboys』

黒羽麻璃央さんと松村沙友理さんがW主演する『焼いてるふたり~交際0日 結婚から恋をはじめよう~』が、7月4日からスタート。ハナツカシオリさんの漫画原作で、脚本は『しょうもない僕らの恋愛論』のいとう菜のはさん。 千尋を喜ばせたいBBQ青年・福山健太(黒羽さん)と食べるの好きクールなアラサー女子・山口千尋(松村さん)。交際0日で始まった2人の結婚生活は、東京と浜松に離れての週末婚。恋に不器用な2人がゆっくり育てていく、グルメ×ラブのステップアップラブストーリー。 岡宮来夢さん

ドラマ日記『アンメット』(第9話)

“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公・川内ミヤビ(杉咲花さん)が、変わり者の脳外科医・三瓶友治(若葉竜也さん)と出会い、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』の第9話。 過去に三瓶友治と綾野楓(岡山天音さん)と西島麻衣(生田絵梨花さん)と4人で食事をしたことを思い出した川内ミヤビは、麻衣が三瓶との婚約について何か知っているのではないかと考える。 いきなり脱線話。『踊る大捜査線』では「本店(警視庁

ドラマ日記『光る君へ』(第23話)&『アンチヒーロー』(第9話)

平安時代、京に生まれたまひろ→紫式部(吉高由里子さん)。数歳年上の藤原道長(柄本佑さん)とは、少女の頃に知り合い、惹かれ合うも、身分差に阻まれ。別の男性と結婚するも死別。娘を育てながら、「源氏物語」を書き始める大河ドラマ『光る君へ』の第23話「雪の舞うころ」。 朱(浩歌さん)は三国(安井順平さん)を殺していないと、日本語で主張する周明(松下洸平さん)に驚くまひろと為時(岸谷五朗さん)。周明が連れてきた下人が、光雅(玉置孝匡さん)に朱が殺したと言えと脅されていたと証言する。

旧友たちの選択と家裁「突貫」設立…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第11週「女子と小人は養い難し?」。 「女子と小人は養い難し」とは「女性と徳のない人間とは、近づけると図に乗るし、遠ざければ怨むので、扱いにくいものである」の意味(goo辞書から引用)。 花岡悟(岩田剛典さん)の餓死が、寅子だけでなく社会に衝撃を与えていた月曜日。

2025年度後期朝ドラが『ばけばけ』に決まった件

現在放送中の朝ドラは伊藤沙莉さん主演の『虎に翼』。次の2024年後期朝ドラは、橋本環奈さん主演の『おむすび』。次の次2025年前期朝ドラは、今田美桜さん主演の『あんぱん』。そしてこの度、2025年後期朝ドラが『ばけばけ』に決まりました。3作品続けて、ひらがな4文字タイトルです。 主人公(ヒロイン)のモデルとなるのは、『怪談』などで知られるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツ。松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、後にハーンと国際結婚した人物。ただし、ドラマでは人物

ドラマ日記『花咲舞が黙ってない』(第9話)

メガバンク東京第一銀行を舞台に、銀行の古い体質や不条理に黙ってられない花咲舞(今田美桜さん)が、毎回支店や本部で巻き起こる事件や不祥事を、スッキリズバッと見事に解決していく痛快銀行エンターテイメント『花咲舞が黙ってない』の第9話。 東京第一銀行の大口取引先である東東デンキの粉飾決算がスクープされて、花咲舞と相馬健(山本耕史さん)は、虎ノ門支店に臨店。そこで東東デンキの関係者から、銀行が新聞報道より先に粉飾の事実を把握していながら、隠蔽をしていたと聞かされる。 東東デンキの

見逃せない!2024年夏ドラマ「脚本家」5人

「映画は監督のもの、ドラマは脚本家のもの、舞台は俳優のもの」などといいます。新ドラマ情報が解禁されると、どうしても豪華出演者に目が向きがちですが、脚本家で作品を選ぶと、ハズレが少ないものです。 というわけで、2024年夏ドラマから、信頼度の高い脚本家5人を挙げてみます。まずは、小池栄子さんと仲野太賀さんのW主演『新宿野戦病院』の脚本を担当する宮藤官九郎さん(クドカン)。 『池袋ウエストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』、『タイガー&ドラゴン』、朝ドラ『あまちゃん』、大

新ドラマ『嗤う淑女』&『スカイキャッスル』

内田理央さんが主演する『嗤う淑女』が、7月27日からスタート。中山七里さんの小説が原作で、脚本は 『リコカツ』『転職の魔王様』の泉澤陽子さんと、『スカム』『ホームルーム』の継田淳さん。 中学時代、ある殺人にまつわる過去を従妹の野々宮恭子と共有した蒲生美智留(内田さん)。17年後、美智留は恭子の勤める会社を乗っ取り、コンサルタント業を開始。名誉、金、承認欲求、届かぬ愛、人々の欲望を残酷に操る美智留が、次々と人を地獄へと陥れていく震撼のサイコ・サスペンス。 松下奈緒さんが主演

『約束 ~16年目の真実』(第9話)&朝ドラ『虎に翼』小ネタ

かつて連続殺人事件により、全てを奪われた女性刑事・桐生葵(中村アンさん)が、故郷に戻り“過去の真相”に迫る時、再び“事件の歯車”が動き出す心理サスペンス『約束 ~16年目の真実』の第9話。 葵は、自首してきた連続殺人犯・井出(森優作さん)の店を捜索。そこには、井出の犯行を裏付ける証拠が揃っていた。取調べにおいても、井出はすべての犯行を認める。 葵は井出の取調べを行い、自分への執着の理由を尋ねるが、井出は突如クイズを出して、葵や香坂(横山裕さん)らを翻弄する。 プロファイリ

SPドラマ『スイッチ』が傑作だった件

連ドラは毎クールほぼ全て初回を見ていますが、SPドラマは見逃しがちです。そんな作品の一つが、2020年に放送された『スイッチ』。主演は『不適切にもほどがある!』の記憶も新しい阿部サダヲさんですが、事実上は松たか子さんとのW主演。現在配信中のTVerで、やっと見ることができました。 カンヌ国際映画祭で『怪物』が脚本賞を受賞した、日本を代表する脚本家・坂元裕二さんによるオリジナル。坂元さんと松さんは『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』、坂元さんと阿部さんは『anone』で

ドラマ日記『ブルーモーメント』(第7話)

甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かう主人公・晴原柑九朗(山下智久さん)らSDM本部(特別災害対策本部)メンバーが奮闘する物語『ブルーモーメント』の第7話。 「私が奪った、あなたのかけがえのない人の命を―」。 突然、上野香澄(平岩紙さん)から告げられた晴原。戸惑う雲田彩(出口夏希さん)。上野は5年前の関東南部豪雨の時、園部灯(本田翼さん)と一緒にいたこと、そして灯の指示通りに行動した人たちは、皆助かってい

新ドラマ『夫の家庭を壊すまで』&『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』

松本まりかさんが主演し、竹財輝之助さん、野波麻帆さん、野村康太さんが共演する『夫の家庭を壊すまで(#カテコワ)』が7月8日からスタート。赤石真菜さんの漫画原作で、脚本は『私のおじさん〜WATAOJI〜』の岸本鮎佳さんと、『トランジットガールズ』の加藤綾子さん。 夫・如月勇大(竹財さん)に15年も裏切られていたみのり(松本さん)。夫と不倫女・三宅理子(野波さん)への復讐を決意し、理子の息子・渉(野村さん)を利用することに。その中でみのりは、自身の出生の秘密と不倫に隠された大き