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「綿毛」の解説のような

はい、これは詩学舎での宿題の「水玉」のお題のつもりで書きました。
野原に広がる白い球体のかわいい水玉。
それが瞼に過ればいいな、と思っています。

私は錆びていく

あなたが好き
あなたが好き

私は三角を失った積み木

あなたが好き
あなたが好き

可愛こぶってフリルを巻いて
怖くなって破り捨てた

白い雲と空に溢れる金糸の雨
あなたの目と私の色彩

野原は広かった
点々と増える白い玉を二人は軽々と飛び越えていった

「綿毛」

可愛子ぶりたいけれど、
そんな恰好では思い切り走れないので破り捨ててしまう自分が好きです。
三角しかない積み木でも。
錆付いた身体でも。
私はその春を越えていく。
という詩です。

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