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「重い青」の解説のような

これも夢パターン。
もううつらうつらも、呑気にしていられません笑
すぐ書き起こせるようにノートをそばにおいて寝ています。

重い青の水ではなく、
青の重い水の中、
というのがこだわりかもしれません。

その透明度のすすまないなか、
同じように沈み込んでいるものたちを感じ、
誰もがそれにけして拒絶を感じていない。
どちらかといえば安らぎというのか、
逃げ込める膜の中を想像してしまう場所でした。

そんな映像を詩にしました。

青の重い水の中
光は届くものだろうか
わずかに溶けたものが
手の指の間をかすめていくだけかもしれない

ここにいったい何体の
少女が 女が 沈み込んでいる
手の届く先
誰かいるのか

水の手触りはしない
冷たさが這い回るだけ
呼吸の苦しさは感じられない
体の中のほうがよほどつよく低温だ

上は見えない
こころは浮かばない
火はいっこうに放たれず
ここは濁る一歩手前の青と黒を行き来している

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