「食事」の解説のような
川柳で、
「トマトとケチャップの繋ぎ目はどこ」
というのを詠んだあと、
もうすこしおいかけてみたくなって書いた詩です。
ただ、子供の成長、
子供という他者のあっさりとした違い、
その違いを分かりあって、許し合って、生きてきた時間の不思議。
私はあまり食事を用意しませんが、
時々つくるカレーだけは、
わが家の味だと思ってもらっているようです。
人参はすりおろしたり、
キノコは細切れにしたり。
じつは嫌いなものだって、
君達の身体に入れていってるんだぞ、母は。
そう思いながら、鍋をかき混ぜます。
私の中ではとってもやさしい詩になったかなと思います。
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