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俳句

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2020年立春よりの『ローカル七十二候マラソン』に参加中。自分の投稿分をまとめています。2021年の節分までが自分でも楽しみです^^
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記事一覧

『指染まり こっそり食べたの バレる桑の実』第二十五候 螳螂生

仲夏 6/5 〜 6/9 この週末は里山へ田植え体験へ行きました。 道端の桑の実がたわわで、ついつ…

『実を結ぶ 山椒の木に 黒揚羽』第二十四候 麦秋至

初夏 5/31 〜 6/4 少し前・・・十六候の頃に、ほの照れていた山椒の雌花が実を結んでいました…

『「サンキュー」と ブルーインパルス 上弦の月』 第二十三候 紅花栄

初夏 5/26 〜 5/30 5月29日の昼、 東京上空に、ブルーインパルスが飛びました。 航路は、…

『瑠璃色に 輝く心 翠雨の宝石』第二十二候 蚕起食桑

初夏 5/20 〜 5/25 小満生まれの次女のことを詠みました。 この日、葉に残った朝露を見つけて…

『伸びてゆけ! おのおのの姿 そのままに』第二十一候 竹笋生

初夏 5/15 〜 5/19 さまざまな姿で勢いよく伸びてゆく緑たち。 そのままの姿で、それぞれの…

『初スイカ クローバーの冠 髪に朝顔』 第二十候 蚯蚓出

初夏 5/10 〜 5/14 古くよりの『目に青葉 山ほととぎす 初鰹』 の句に習って、 この頃の…

『咲いてすぐ 散りゆく想い 春の山茶花』第十四候  鴻雁北

晩春 4/9 〜 4/13 山茶花は冬の季語、だけど我が庭の春に咲くのは春山茶花。 まだ最後の花をつけているので、 第八候で詠んだ山茶花で読んだ句を、春の山茶花で読みなおしました^ ^

『登校日 慌てて探す 夏の制服』  第二十候 初夏 蚯蚓出

初夏 5/10 〜 5/14 久しぶりの登校日にちょっと嬉しそうな長女。 急に「夏の制服で行くから!…

『緑萌ゆ 命萌ゆる呼気に むせる喜び』  第十九候 蛙始鳴

初夏 5/5 〜 5/9 街は静かです。 そこかしこの萌え出ずる緑の芽吹きから、雨が上がるたび、…

『希望とは 薄雲の中に 光る半月』第十八候 牡丹華

晩春 4/30 〜 5/4 日が落ちてすぐの空、全面を覆う薄雲。 何も見えないだろうと思いつつ仰…

『今やらん 明日明日と延ばしつつ』 第十七候 霜止出苗

晩春 4/25 〜 4/29 気がつくと全てを先延ばしにしている自分がいる。 (裏俳句→ 先延ばし …

『角出した 山椒の雌花 ほの照れて』 第十六候 葭始生

晩春 4/19 〜 4/24 小さな虫の頭のような山椒の花。 小さな小さな角が生えてて、可愛らしい…

『知らぬ間に 街路樹の緑 出揃いて』 第十五候 虹始見

晩春 4/14 〜 4/18 外出規制を良いことに、心もじぃっと引きこもっていたけれど、 自転車で…

『名月に 拍手喝采 青もみじ』 第十三候  玄鳥至

晩春 4/4 〜 4/8 買い物帰りの夕方、登ったばかりの満月にご挨拶。 月明かりを受け、芽生えたばかりの小さな青い紅葉が、 ひらひらと一斉に手を振っている。 名月への賛美か、生まれたことの喜びか。 紅葉の赤ちゃんたちの可愛らしい拍手喝采が聞こえてくるようでした^ ^