Osamu Shiromoto

心理学・脳科学が大好きな音楽講師です。 大人が上達するための脳と心の使い方 音楽と…

Osamu Shiromoto

心理学・脳科学が大好きな音楽講師です。 大人が上達するための脳と心の使い方 音楽と心の関係など勉強してきたことをアウトプットしています。

最近の記事

がむしゃらに練習しているのに上達しないのはなぜ?

1. 練習時間を考え直してみよう ◯◯の練習を1時間 ◯◯を30分 と練習に時間を費やすことで上達すると思っていませんか? もしそうなら、少し考え方を変えることで 練習の質があがります! 逆に、そのままだと ・上達の進度が遅くなる ・技能が停滞する ・技能が後退する 可能性が高くなります。 これは、僕が体験した悲しい経験でもあり これまで、たくさんの生徒さんを指導してきて 実感したことです。 時間を区切る練習がダメなの? という訳ではありません。 むしろ、集

    • Bass Lessonのお知らせ

      音楽講師歴15年、100名を超える生徒さんを指導していく過程で、脳科学、心理学を学び、さらに自分の「才能」「得意」「好きなこと」を見つけ「自己理解」することが重要と気付き、書籍で勉強しながらワークショップ、ライフコーチングのコースを受講。 マインドフルネススペシャリスト/メンタルカウンセラーの資格も取得し そこで蓄えた知識と脳科学や心理学を取り入れてレッスンをしています。 「読む力」「聴く力」「伝える力」を身につける、基礎能力向上を重視したレッスンを行なっています。

      • プロフィール

        城本 治 ベーシスト/音楽講師/詩人 音楽をして、詩を書いて、考えて、本を読んで、学んで 少しずつ変わる世界の見え方に感動して 1日が終わる そんな毎日です♪ 兵庫県神戸市出身 中学三年の夏 じゃんけんに負けベース人生をスタートさせる 高校卒業後 音楽の道に進むため音楽専門学校に入学 その後、更に自分の世界を広げるため現役スタジオミュージシャンの元で深く音楽を学ぶ 東京で行われたミュージックコンテストで最優秀賞 ミュージックスクールでのコンテストでベストプレイ

        • 努力できないのは心が弱いからじゃない

          「努力できる人間」 と 「努力できない人間」 そして 努力できる人間は 「努力する才能に恵まれている」 と 言われてたりします 誰もが一度は 「努力できる人間になりたい」 と願ったことがあるんじゃないでしょうか? しかし僕は そもそも 努力する才能なんて存在しないんじゃ? と思っています そして 努力していない人間も存在しない と思っています 「◯◯以上やったら努力」 「◯◯以下はダメ」 これは勝手に作りあげられた 基準でしかありません

        がむしゃらに練習しているのに上達しないのはなぜ?

          可能と知れば広がる世界

          目に見える物は 自分の脳が再現しているという仮説があります 目の前にリンゴがあったとして、 そのリンゴの姿形を、見たまま脳が認識しているのではなく 脳の中にある 四角やら丸やら いろいろなパターンをごちゃ混ぜにして脳がりんごの姿形を作りだしている という事は 僕が今見ているものと 隣の人が見ているものは まったく同じにはならないのかもしれない そして同じだと立証する方法もないのです 人間が見ているもの、聞いていること これが すべて自分が作りだしたものだとしたら

          可能と知れば広がる世界

          脳は変わるのが嫌い

          脳は変わる事を嫌います 変わるということは意志的に努力し惰性を打ち破り新しい回路を作るということ 今まで命を守ってきた、生き長らえるために作られた回路を崩すというのは脳にとっては、緊急事態なんですね 「え!?今までこれで生きてきたんだから、この回路が一番大切なんでしょ?ダメだよ!死んじゃうよ!死んじゃうよ!」 と必死に抵抗します だから 最初の習慣づけが一番疲れます そして繰り返すことで新しい回路ができます(約12週間必要だと言われています) さらに反復する事で

          脳は変わるのが嫌い

          才能がないからこそ、見えたもの

          タイトルにある通り 僕には才能がありません いろいろな方 とくに生徒さんには 「そんなことないでしょう!?」 「才能なかったらプロになれないでしょう!?」 「才能がある人はそういうんですよ」 など言われますが 謙遜とかではなくて 本当なんです!!! でも 後ろ向きに考えているわけじゃなくて、むしろ良かったと思います どこかで 「俺 才能あるかも」 って思ってたら (そう思っていた時期もありましたが) 今の僕はなかったと思います 自分は全然ダメな

          才能がないからこそ、見えたもの

          スケールを覚えたらアドリブできる?

          「スケールを覚えたらアドリブできるようになりますか?」という疑問について よく生徒さんに「スケールを覚えたらアドリブできるようになりますか?」と質問を受ける事がありますが 筋肉をムキムキに鍛えたら野球が上手くなりますか? 逆に筋肉を鍛えずに、技術や理論ばかり学んでいれば、野球が上手になるでしょうか? 知識と技能の関係についての師匠からの教え 師匠からの教えで、その時はわからず、時が経って理解した話しがあって 「使える使えないで勉強したらダメだ ロックを学ぶ事で

          スケールを覚えたらアドリブできる?

          「上級者の共通点」自分との違いを理解しないと一生中級者

          まえがき 上級者と中級者には「技能」以外の 目に見えにくい差があり、その一つが 取り組んでいる分野に対しての記憶機能の差 です。 初級者から中級者になるのは 比較的、どんな取り組み方でも達成しやすい 初心者のうちに どのように能力を構築するか それが、先の「伸び」に関わるのは、間違いないのですが 楽器であれば 継続していれば、ある程度指も動き、弾ける曲も増え初心者を脱することができます。 ここでは、その初心者ではない状態を「中級者」 としています。 ここか

          「上級者の共通点」自分との違いを理解しないと一生中級者

          ベースの運指の基礎練習について

          こんにちは! ベース講師のシロモトです。 今回は初心者の方に毎日のルーティーンにしてもらいたい練習についてです。 (中級者の人にとっても重要だと思います) 指をスムーズに動かすスキルは、ジャンルや奏法を問わず必ず関わってきます。 その土台となる部分をしっかりマスターすることで、 ・綺麗な音 ・安定したリズム ・音に芯がでる ・指が疲れない ・音の強弱のコントロール ・速いフレーズに対応できる敏捷性 ・美しい指運びになり玄人っぽい など幅広い表現が楽にできるようにな

          ベースの運指の基礎練習について

          リズム感の体得に大切な「聴く」→「認識」→「動かす」

          久しぶりにダンサーの 七類誠一郎さんの著書、黒人リズム感の秘密を読んでいて思うことがあったので記事にします。 七類誠一郎さんはマイケルジャクソンさんのPVで踊っている方です。 その本の中の 絶対ビートの項で リズムの体得には 音楽のビート→大脳の知覚→身体の動きという 図式が大前提になければならない。音楽のビートを聴くことが第一に行わなければならない と書いてあります。 音楽のビートを無視して身体を動かし続けても 体操にしかならず、リズムを感じることはできない(黒

          リズム感の体得に大切な「聴く」→「認識」→「動かす」

          たくさん練習しないと上手くならない?

          答えはNoです 明確には、たくさん練習する=上手くなる ではないからです 10分でも5分でも上手くなります。 ここで注意が必要なのが 10分でも上手くなる=10分の練習をたくさん 積み上げていけば上手くなるよ ではないです。 それでは上手くならないです。 じゃあどういうことか めちゃくちゃシンプルです 10分練習して上手くなったか、上手くなっていないか 10分の練習で上達したか、していないかに気づけているかどうか それだけです 10分の練習で上手くなっ

          たくさん練習しないと上手くならない?

          初心者向け!左手の自由度を上げる運指練習

          ベースを弾けるようになりたい!と練習をはじめて最初の壁となる指を動かす能力、運指 •指が速く動かない! •なめらかに動かない! •綺麗な音がでない! •音が途切れる と悩んでいる人も多いと思います。 運指の基礎能力は演奏の表現の幅を広げてくれる重要なスキルです。 練習方法が間違っていると効率の悪い運指の癖が身についてしまいます。 練習は積み重ねが必要ですが大事なのは 正しい反復です。 たくさん反復練習しても非効率な運指が上達してしまったら意味がないですよね。 初

          初心者向け!左手の自由度を上げる運指練習

          Let it Be / Solo bass

          let it be solo bass ver ソロベースをこれからやってみたい方にオススメです。 弾きやすく楽しめるようにアレンジしています。 YouTubeに譜面を貼ってありますが 見やすいPDFは下からどうぞ!

          Let it Be / Solo bass

          対位法を習得したい!⑤第一部・第一篇 運声法(9〜11)

          やっと第一部の運声法の基礎の最後まできました。 数ページなのに、全然進まないです! でも基礎を落とすと先がわからなくなりそうなので、できるだけ理解できるように頑張ります! 運声法⑨トリトヌス トリトヌス(Tritonus) はじめて聞きましたけど、三全音(全音が3つ分)と書いてあったのでトライトーンの語源なのかな? ⑥の禁音程の項で増4度は使えないよ!と説明があったのですが、ここでは増4度を外側に持つ音群でもダメだよと、外側てなんやねん? となったのですが、順次上行

          対位法を習得したい!⑤第一部・第一篇 運声法(9〜11)

          対位法を習得したい!④第一部・第一篇 運声法(5〜8)

          厳格対位法の運声法の続きです! まずは復習①拍子はなしで、全音符を使って10音〜16音にまとめる ②ダイアトニックの7音を使う ③スタート音はド・レ・ソ・ファの4音から選び終始音は主音に順次進行で。 ④音域は1オクターブで例外で10度はOK! クライマックスは全体の3分2あたりで最高音 を使うのが理想(終始音で最高音はNG) 運声法⑤使用される音程 ・長・短の2度。要するにスケール内の音を順次進行で使うのが基本。 ・3度も使えるけど2度より少なめに使ってね ・

          対位法を習得したい!④第一部・第一篇 運声法(5〜8)