本野/物書き教員

恥の多い生涯を送ってきた小学校教員。小説を出すことが夢です。機能不全家族/恋愛/食/教…

本野/物書き教員

恥の多い生涯を送ってきた小学校教員。小説を出すことが夢です。機能不全家族/恋愛/食/教育/生きづらさ…幅広く綴ります。

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    このマガジンは「楽しく、続ける」を趣旨として発信してます。 まだnoteに慣れてない人は知り合いづくりと記事の共有を兼ねてぜひご参加してみてはいかがでしょう マガジン投稿ルール 記事の投稿は、無制限です 記事の投稿は、自由にしてください! タイトル等は、変更しないでください!

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教師のバトン

ある話を書きたいと思っている。 教師について。 良さも苦しさも等身大に、そして、多くの人と関わり、全力で子どもと向き合う事で成長していく姿を。 誰かの為に、自分自身を変えていこうと必死にもがく姿を。 教師という仕事を、ポジティブに描けたらと思う。 この仕事にはネガティブなイメージが付き纏いがちだ。「#教師のバトン」で検索すれば阿鼻叫喚のツイート。 事実、働き方改革とは逆行している部分はある。 しかし、人と人が繋がり、時には子どもの生きる指標ともなり得る魅力的な仕事だと思う。

    • 2024.05.25

      貴方にプロポーズされた日。 世界で一番愛する人に、 「これからもずっと一緒に居てください。 結婚しよう。」 と真っ直ぐな目で伝えられた日。 夢にまで見た言葉。 こんな幸せ、私に訪れると思わなかった。 仕事、家族、自分の心身のこと、…色々な壁にぶち当たって一人で俯いていた。 その壁を貴方は、いとも簡単に、ひょいと乗り越え、私の日常に入ってきてくれた。 貴方が隣に居るから、楽に息ができる。 これまで、誰と付き合っても「違うな」と思ってしまっていた私が、貴方にだけは「同じ景色を見

      • 幸せシエスタ

        「美味しいね。」 と言い合いながら、 お腹いっぱいカレーを食べて、 「食後のお昼寝タイムね。」 と2人でベッドに並んで横になる。 隣の貴方は早速、スースーと寝息を立てる。 いっぱい食べていっぱい寝れる。 その健やかさが尊くて、貴方の寝顔を、ただぼんやり見つめる。 陽光がさしこむ部屋。 清らかに吹き抜ける風。 パタパタとはためく真っ白なカーテン。 絶好のお昼寝日和。 『ビューティフル・マインド』という映画で、「愛とはどのようなものか。」 とナッシュ博士が妻に問いかけるシー

        • アラサー、不如意身体

          20代後半、身体が一筋縄じゃいかなくなった。 まず、どこかしこ痒い。 アトピーだらけ。 唇もカサカサ。皮を剥きすぎたせいか黒子みたいなシミが点々としている。 病院で処方してもらったステロイドに負けてしまう弱々しい肌。 地黒のメリットは、皮膚が強い事じゃないんですか??と文句を言いたくなる。 次に、お酒を飲むと足が痛くて眠れない。 こんなこと、大学生の時は有り得なかった。 飲む量を控えても痛くなる。 水をがぶ飲みするといいらしいが、もうお酒自体呑むのが嫌になって、飲み会にめ

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          君たちは呆れるほどよく似てる

          その昔、パチンコで数百万の借金をこさえた父。 それでも、誰も行かないようなオンボロの"パチンコ◎◎"に通っていた。 「儲かっているパチンコ×××に行けばいいのに。儲かっているパチンコ屋じゃないと当たりが出らんよ。」 と訴える母に、 (母も、「パチンコに行かないで」ではなく、「儲かっているパチンコ屋に行って」と頼んでいるのが面白い 。) 「俺はパチンコ◎◎の方が落ち着くから。」 の一点張り。 痛い目を見てでも、自分の居心地の良さを重視する人だった。他人の助言は聞かず何でも自分

          君たちは呆れるほどよく似てる

          へそ天リストリクト

          人との距離感がバグっている。 と自分でも分かっている。 傷つきたくないからと誰にでも壁を作ってしまう。 プライベートのことは極力話さないし、相手のことも自分からは聞かない。 飲み会や集まりにも顔を出さない。 職場でも、業務に関係のあることしか話さない。 反面、心を許した人(彼氏)に対しては童心に戻ったかのように甘えてしまう。 お互い身動きが取れないぐらいにべったり引っ付く。 「あのねあのね」と、平気で2時間、3時間、自分のことを喋ってる。 アラサー女が赤ちゃん言葉で付き

          へそ天リストリクト

          泥梨の花よ

          母からの突然の電話。 開口一番、 「弟の就職が決まったよ」 「やったーーーー!!!!!」 思わず大きな声が出てしまう私。 大学卒業してニートをすること3年目…ようやく春が訪れた…!嬉しい。本当に。 しかし、母は電話の向こうで泣きじゃくっている。嬉し泣きでは無さそう。 話を聞いてみると案の定、 「〇〇大学まで出てこんな年収の会社…」 「貧乏暮らしするのが可哀想」 「もっといい会社行けるのに勿体ない」 etc… 『今まで何社も受けてきて唯一、弟のことを認めてくれた会社じゃな

          しわいや

          題名は、私の一番好きな落語の演目。 ケチすぎる人の話。 「ケチと泥棒は金を払ってまで落語を聞かない。」ということで、落語にはケチと盗っ人の話が多いらしい。 でも私も吝嗇な女だと思う。 カレンダーには、お金を使わなかった日に印を付けている。 1円もお金を使わなかった日は何だか自分が誇らしい。ノーマネー記念日だ。 最高でも財布を開くのは週に2回までに留めたい。 基本電子マネーを使う。ポイントも貯まるし、支払いの手間もかからない。 何より、利用履歴が家計簿代わりになって、毎月何

          僕が透明な内に愛し終えて欲しいの

          久々にラジオでピンとくる曲に出会った。 題名はLaura day romanceの「透明」という曲の歌詞だ。 曲名である「透明」に相応しい、繊細な歌詞と透き通った声が、心にスっと入ってきて耳から離れなくなった。 こんな偶然の出会いがあるラジオを愛してやまない。 幼い頃から、母が車で流すラジオをぼんやり聞き流すのが好きだった。 「阿部礼治」シリーズは、密かに続きの展開を想像してワクワクしていたものだ。 また、RHYMESTERの「ババアノックしろよ」シリーズや「馬鹿リリック

          僕が透明な内に愛し終えて欲しいの

          悪口のさばるディスコミュニケーション

          「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を痛感した出来事が最近あった。 「こういう人とはディスコミュニケーションになってしまうんだなぁ。でも、自分にも当て嵌るところあるじゃん。治さなきゃ…!」と思えたのだ。 ①悪口でウケると思うな! "弄り"が面白いと思っていた時があった。(学生の頃) 人の持ち物や言動を茶化してみたり、ニュースをディスってみたり、道行く人の変なところを見つけては面白がってみたり…etc 「最低」の一言である。 でも当時は、「細かいところにまで気付き、ずばずば

          悪口のさばるディスコミュニケーション

          貴方には勝てない

          彼とお出かけをした帰り道。 最近の仕事の悩みを相談した。 「仕事のキャパについて悩んでる。専科で関わっている学年だけ手伝うのも不公平だなと思って、色々な学年の頼まれごとを引き受けるようにしている。でも、『これって私がする仕事?』って思うことや、おざなりに頼まれることが増えてきてモヤモヤする。」 彼から返ってきた答えは、 「それは不公平感を生みだすシステムが悪い。そもそも管理職は、他の学年も時数を調整するなどして差が出ないようにしないと駄目だと思う。まあ、教科担任制導入の過渡

          貴方には勝てない

          伝えるならば毒を制して

          伝え方って難しい。 特に、人に気持ちよくお願いすることができない。 「𓏸𓏸すべきなのは〜さんだと思うんですけど。」 「何で〜しないんですか?」 なんて刺々した強い言葉を使ってしまう。 断られたくない。 出来ない奴と思われたくない。 自分が間違っている訳じゃない。 なんていう、ちっぽけな沽券を守るために。 みっともないな、大人にもなって。 自分が傷つきたくないからって他人を責めている。 人を傷つけないような伝え方ができるように努力しないと。 「キャパオーバーなので、○○お願い

          伝えるならば毒を制して

          彼ともうすぐ一年。 こんな発達グレー宇宙人と付き合ってくれてありがとう…! の感謝のお手紙。

          彼ともうすぐ一年。 こんな発達グレー宇宙人と付き合ってくれてありがとう…! の感謝のお手紙。

          帰り道は信号の色が気になる

          この三連休、彼が私の住む町まで泊まりに来てくれた。 一緒にコメダ珈琲で好きな本を読んだり、モンハンの実況を見ながらご飯食べたり、夜に散歩しながらマイナーソングイントロクイズをしたり。 特別なことは何もしていないけれど、格別に楽しい。 彼と居る世界にピントを合わせれば、こんなにも幸福なんだって改めて思う。 この時間が日常になればいいのに。 という訳にもいかず、それぞれの家に帰る時間。 「また三日後ね。」 と言いながら彼がドアの前に立つ。 長い、長い。あと三日か。 そんな寂しさ

          帰り道は信号の色が気になる

          平日休みの日は少し遠出したい

          今日は珍しく平日休みの日だった。 平日にできることをしておかないと! 朝から張り切ってやるべきことを書き出す。 ・病院に行く ・銀行に行く …これだけじゃ味気ないな。 折角の平日休みだし、何か行きたいところ無かったかな? そうだ!いつもは行列で泣く泣く諦めるカレー屋さんに行きたい! ということで、やるべき事を午前中に済ませて車でカレー屋さんへ。 ちょっと遠いけれど、ラジオ2本分の距離と思えば楽しい。 お店に着くと、幸い並ばずに入ることができた。土日だったら開店前から行

          平日休みの日は少し遠出したい

          唯一無二のガラスの靴

          「人生で一番刺さった本」という帯の謳い文句が気になって手に取った、 『傲慢と善良』辻村深月 著 刺さった…刺さりすぎた……。 読んで感じたのは、彼との出会いって奇跡だなということ。 ネタバレになるため詳しい内容は伏せるが、この作品は婚活をメインテーマとしつつ登場人物の持つ”生きづらさ”を浮き彫りにしていく。 誰と会っても心が動かない。 贅沢言ってる訳じゃない。 ただ、"ピンとくる"人に出会いたいだけ。 この人の事好きになれたら幸せになれるだろうに。 そんな傲慢な気持ちにな

          唯一無二のガラスの靴