二重作 拓也

格闘技ドクター/スポーツ安全指導推進機構代表/ほぼ日の學校講師/『Words Of P…

二重作 拓也

格闘技ドクター/スポーツ安全指導推進機構代表/ほぼ日の學校講師/『Words Of Prince』アメリカアマゾンsoul部門1位 最新刊『可能性にアクセスするパフォーマンス医学』。

マガジン

  • 紫本主義

    弱いからこそ強くなれる。拙書『強さの磨き方』を公開。

  • パフォーマンス医学

    可能性にアクセスするパフォーマンス医学

  • プリンス!プリンス!プリンス!

    ミネアポリスが生んだ現代のモーツアルト、プリンス。

  • SNSと・・・

    テクノロジーと人間、終わりなき旅。

  • 北九州 Kitakyushu

    我が故郷、北九州。その魅力と可能性を探していきたい。

最近の記事

格闘技医学検定 記述問題 解答例 

格闘技医学検定には、選択問題と記述問題があります。ここではご参考として記述問題の回答の一部を公開しています。 キックトレーナー LIGHT HOUSE GYM 篠原広耀さん指導者としての立場から考えると、安全性を確保するために、まずお客様の情報を知ることが大切だと思います。  既往歴だったり、今日の体調、精神状態など。それを元にレッスンを構成していく。体調が万全ではない方には追い込み過ぎず、様子を見ながら負荷を上げていく。体調が良い方でもレッスン中に調子が悪くなる可能性も

    • 2格闘技医学検定について

      格闘技医学検定とは・・・  格闘技・武道を指導、実践する上で知っておくべき医学知識、人体の構造や機能、リスクや予防法などを正しく学ぶための検定です。  命や健康に関わることは、「知らなかった」「間違って認識してた」「今後、気をつけます」ではすみません。検定(テスト)の真剣さの中で知識の定着をはかります。 公式テキストはありますか? 格闘技医学第2版を公式のテキストとしています。問題は主にテキストの中から出題されます。 テストの方法、費用は? オンラインが基本とな

      • 1「格闘技医学検定」のお知らせ

        格闘技、そして武道競技。 もともと命の奪い合いであった本来の格闘技術にルールや約束事を設け、環境や条件を整備して安全性を確保し、スポーツ化した身体文化です。 我が国は、柔道、柔術、少林寺拳法、空手、フルコンタクトカラテ、キックボクシング(源流はムエタイ)、シュートボクシングなどの発祥の地であり、格闘技大国、武道大国としても知られています。 強さを求める人々に、さまざまな選択肢があり、それぞれの強さを追求できる。世界で活躍するファイターたちを多数輩出している。 そういっ

        • 糸井さんと羽生さん⑩ ~終わりと始まり~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day10。 (僕がメディアやインタビューなどを通じて知り得る範囲の)羽生結弦という人に、僕個人として感じている疑問(興味ともいえる)。 それを、あえて失礼を承知で言葉にするならば、 「なぜこの人はこうなのか?」 になる。 オリンピックで金メダル。それがゴールでもいいはずだ。 オリンピックで2つの金メダル。それもゴールでいいはずだ。 プロとしても及第点をやれば、多くの賛同と納得を得られるだろう。 手堅くやれば、手

        格闘技医学検定 記述問題 解答例 

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        記事

          糸井さんと羽生さん⑨ ~表現と時代~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day9。 すぐには伝わらなくても、 人の価値観って、そうやって、 変わっていくものでもあって。(羽生さん) 本人からすると妥協だったかもしれないものが、 一番、人の心を動かしたりもするし。(糸井さん) このあたりの話、僕は大好きだ。 僕の場合は規模も範囲も小さなものだけど、それでも「何かを表現する難しさ」には日々向き合わざるを得ない。そしていつも壁の前でジタバタしている。 でも、おふたりのようなトップランナーでも、そ

          糸井さんと羽生さん⑨ ~表現と時代~

          本気の魂は老いることはない

          田原総一朗さんの卒寿(90歳)のお祝い、そして新刊全身ジャーナリストの発刊記念パーティーに出席してきました。 お声かけいただいたときは、びっくりしました。 正直、「僕が行ってもいいのだろうか?」 と思ったわけですが、でも、気にかけていただけたことが、とっても嬉しくて。パブリックな場に出る時の「Tシャツにスーツ」で会場である早稲田のリーガロイヤルホテルに向かいました。 受付をすませパスをいただき、中に入ると・・・・・ もう完全に朝まで生テレビ・リアル拡大版状態。 「

          本気の魂は老いることはない

          糸井さんと羽生さん⑧ ~残るよさ/消えちゃうよさ~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day8。 「現代人が1日で受け取る情報量は、江戸時代の1年分、平安時代の1生分」 とも言われる未曽有の情報洪水社会。 「そんなことを書いてどうするの?」 敬意も、品位、矜持も見当たらない「煽り」「ゴシップ」「偏向」が拡散されてしまう。 ネガティヴな情報ほどキャッチしやすい脳の特性も相まって、信じる人が多ければ、ウソもホントになる危うい時代。 伝えたいメッセージも情報の洪水に飲み込まれてしまう。 そんな中、テーマは

          糸井さんと羽生さん⑧ ~残るよさ/消えちゃうよさ~

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F③ ~物語と人対人~

          Dr.F 山口選手は小学生の頃から30代に至るまでずーっとチャレンジを続けてきて、「強くなりたい」というモチベーションがなくならないのはどうしてですか? どうしてそんなに強くなりたいんでしょう? 山口 僕が「強くなりたい」と思う理由をひと言で言うと、男に生まれたからやと思うんですよね。ただ、なぜ挑戦を続けているのかという理由は、簡単に言うと「中毒」なんですけど(笑)。  僕は漫画が好きで、『ドラゴンボール』だったり『ONE PIECE』だったりといろんな作品を読んでるんで

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F③ ~物語と人対人~

          糸井さんと羽生さん⑦ ~環境と創造~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day7。 フィギュアスケートの過酷さに続いて、 練習環境の話題となる。 フィギュアスケートって、練習しようにもまず、 「氷がないとはじまらない」というのは、 なかなかたいへんなことですよね。(糸井さん) あー、これもまた、言われてみればそうなんだけど、ほとんど意識したことなかったなぁ。糸井さんの言葉はいつも、見えていないけど大切なところに光を当ててくれる。 想像の翼を広げ、氷山の水面下までやさしく理解してくれる大人の存

          糸井さんと羽生さん⑦ ~環境と創造~

          糸井さんと羽生さん⑥ ~進化の時~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day6。 アスリートも、ミュージシャンも、俳優も、パフォーマーも、 表現の場はあくまでも「本番」である。 だから「練習における本音」が公に語られることは案外少ない。 練習に全てがあるのだから、練習に関しては完全非公開のプレイヤーも少なくないし、中にはメディア用の受け応えをしているケースもある。 何かで「勝っていく」とは、シェア、発信、共有、拡散とは逆のベクトルを聖域としてもつということかもしれない。だから「プレイヤーが

          糸井さんと羽生さん⑥ ~進化の時~

          糸井さんと羽生さん⑤ ~羽生結弦という芸術~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day5。 仙台のアクティヴな少年ファン、科学の言葉を駆使するアスリート、被災地を背負うヒーロー、応援を力に変えるエキスパート、感謝を体現するジャンパー、MOTHER2の優良プレイヤー・・・。 唯一無二の多面体・羽生結弦さんに、やさしく光を当てる糸井さん。 技術点じゃなくて芸術点のことでいうと、 羽生さんは自分の表現について、 どんなふうに考えていますか。(糸井さん) スッと差し出された問いから 今度は「芸術家・羽生結弦

          糸井さんと羽生さん⑤ ~羽生結弦という芸術~

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F② ~10代のマインド~

          Dr.F 山口選手は、練習面においてもいろんな試行錯誤を積み重ねながら、フルコンタクト空手の歴史に名を残し、そこで満足せず今度は空手界を背負って、グローブを着けて新たなフィールドで勝負している。これは、なかなかできることじゃないですよ。 ──本当にそうですね。 Dr.F 「空手王者」という実績はそれとして、「そこから学んだものを生かして次の舞台でも見せるぞ」ということを現在進行形でやっているのは素晴らしいことです。  山口選手もそうだし、石井慧選手もそう。那須川天心

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F② ~10代のマインド~

          糸井さんと羽生さん④ ~名刀と妖刀~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day4。 「羽生結弦物語」っていうのが仮にあったとしたら、 少年のころはミラーニューロンの強さで 憧れているものに近づいていって 技術がどんどん磨かれていきますよね。 そのなかで、人格はどうなっていくんですか。 きわめて自然な流れから、テーマは「人格」に辿り着く。 これはもう心と心の対話だろう。 糸井さんの包容力、羽生選手の真摯さ、ほぼ日さんというポジティヴな場があってのこと、というのはもはや大前提として。 おふたり

          糸井さんと羽生さん④ ~名刀と妖刀~

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F① ~練習量~

          ──待望の顔合わせでの対談が実現となって、非常に楽しみです。 Dr.F 山口選手、お忙しい中本当にありがとうございます。私も本当に今日が待ち遠しかったです。 山口 こちらこそありがとうございます。僕もどんなお話が伺えるか、楽しみにしていました。よろしくお願いします。 ──そもそもお二人の親交が始まったのは、いつ頃だったのでしょうか? Dr.F 初めて会ったのは確か2009年頃だったと思います。格闘技医学をテーマにしたイベントを各地で行っている中で、「格闘技の関西まつり

          最強の侵略者2代目・山口翔大選手×Dr.F① ~練習量~

          紫本2―7 孤独のメッセージ

           ここまで、今までマイナスと捉えられがちであったネガティヴな感情やストレスについて考えてきました。それらもじつは私たちの前進につながるものだったことがわかると思います。では、「孤独」はどうでしょうか? 人はもともと群れたがる生き物です。 大勢集まれば、必ず派閥が生じますし、学校などでも、いつも行動を共にするグループが自然発生します。 「世界はひとつ」「人類は皆兄弟」と人類愛を説く高僧や聖職者の方々も、無差別に機関銃を乱射する過激な人たちと一緒に生活しているわけではありま

          紫本2―7 孤独のメッセージ

          糸井さんと羽生さん③ ~ジャンプと重力~

          ほぼ日さんでの糸井重里さんと羽生結弦選手の対談、Day3。 拝読して僕の脳裏に浮かんだのは「ある男の言葉」だった。 その男は、平和を希求し、戦乱の世を終わらせた。 もし彼がいなければ、歌舞伎も、相撲も、落語も、今の形にはなっていなかっただろう。 その男は、湿地帯だった東京を開拓した。 もし彼がいなければ、半蔵門線も、東京ドームも無かったし、日比谷は入り江のまま、羽田は海の中だっただろう。 その男とは徳川家康公。 「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」 背負

          糸井さんと羽生さん③ ~ジャンプと重力~