見出し画像

そこの私、頑張ったら減点ですよ

なぜ私は復職をするのか、それは自分の生活のためだ。

絶対に忘れてはならないことなので、声を大にしてここに記録しておきたい。


復職を前に、カウンセラーさんと話をした。
今の気持ちを素直に話して、正直戻りたくないし、戻ってしまったらまたちゃんとしないとと自分の本音を見過ごしてしまわないか、頑張らないと約束した自分を信用できないという不安も話した。

まず、そもそももうすぐ復職だと身構えてしまっている時点でアクセルを踏んじゃってますねと言われた。
仕事のことを考えすぎている。確かに。

「仕事に照準を合わせて心と体を整えることに集中して、もしかして仕事復帰に向けて頑張ってませんか?減点です。」


自分、頑張っていたらしい。
恐るべし無意識頑張人。


確かに、復職面談を終えてから色んなイメージトレーニングをしたり「頑張りすぎないようにするために」みたいなことばかりをずーっと考え続けて、その度に浮かんできた不安に対してどう向き合うか、みたいなことにめっちゃ真剣になっていた。

我ながら、違う違う、そうじゃ、そうじゃない、である。


もう一度言うが、私が復職をする理由は自分の生活のためだ。
つまり、仕事のために自身の生活のギアを調整してしまっていては本末転倒なのである。

会社に行って、無事に家に帰ってくるだけでお金がもらえる。だから復職をする。
あくまでも行って帰ってくればいい。


デスクに座って、多分大した仕事もなくて退屈な時間を過ごすことになるだろうけど、まぁなんとなく夕方まで息をしていればいい。

頑張ったら減点。
頑張らずに過ごせたら加点。
それで及第点を目指す。


家に帰ってぐったりしてしまったら、翌日はもっと楽をする。
4ヶ月間姿を消していた社員に、社内の人間は何も期待していない。応える期待はないので安心しなさい。

「休職明け」と刻まれた印籠を、これでもかと突き出しながら、もう名刺にも書いてやりたいくらいだ。


「なんのために会社に行っているのかわからない」「誰の役にも立っていない」だの言い始めているだろう数週間後の私、見ていますか?
あなたは誰の役にも立ちに行っていません。
会社に行って、ただ帰ってきなさい。


こんなに頑張らないことを頭に刻む生活を送ってきたのに、全然身に付いていなくて我ながらびっくりしているけど、多分歩き方と一緒で一度染み込んだ生き方はなかなか矯正出来ないだろうと思う。

その度に、しっかり何度も諭してあげたい。

復職日は来週の金曜日。
まずは1日だけ、行って帰ってくるやつをやる。ちょー簡単。
カウントダウンはせず、あら、気付いたらもう明日ジャ〜ン!と言えるように、残りの一週間のんびりゆったり気楽に過ごしたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?