御手洗 育/暮らしのエッセイスト

研究室で働く非常勤秘書。定年退職のゴールは来春までお預けに。思うまま生きるマダムな生活…

御手洗 育/暮らしのエッセイスト

研究室で働く非常勤秘書。定年退職のゴールは来春までお預けに。思うまま生きるマダムな生活にあこがれつつ、今日も汗をかいて、感謝して。スキルと言えるのは、逃げたいところに自分から入っていく図太さくらい。 交流分析でNP高めなお母さん体質。相手の心を受けとめる産業カウンセラー。

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ペンのやさしいちから、信じていたい。

暮らしのエッセイスト・御手洗 育です。 大学の研究室で秘書業務をしています。 気づけばそれも20年めになり、定年のゴールも見えてきました。 子育ての悩みや仕事のあれこれ、人生にはいろんなことがありますが、ふり返ればどれも成長の種。 それを土にまけば、不思議と元気の出るエッセイになります。 5年前に産業カウンセラーの資格を取得しました。 書くことはカタルシス。 そんなエッセイの醍醐味を知ってほしくて、数年前までカルチャー教室の講師もしていました。 エッセイは読んでくださ

    • パパを頼ることもある

      子育てはワンオペだったせいか、何かにつけて子どもと夫の間の連絡係になる。 知りたいことは直接聞けばいいじゃん?と、夫のLINEデビュー(割と最近)を機に、家族のグループLINEを作った。 しかし、娘書く→私こたえる、息子書く→私こたえる、私書く→誰かスタンプ、たまに娘⇔息子、家族LINEはリアル家族そのものだ。 そんな夫のところに、娘からLINEが来たという。 それも、金曜にきたLINEを見逃していたらしい。 (何やってんのよ) その後の2、3往復くらいの内容について

      • 推敲の仕上げに手書き

        エッセイ修業をしていたころ、下書きはパソコンですることが多かった。 何と言っても、切り貼りが簡単にできるのが便利だからだ。 おしまいのころには、スマホでメモしたり、ポメラで下書きしたものを、パソコンに送り、文章の流れを確認した。 ポメラというのはKING JIM社のもので、書くことに特化したガジェットだ。スマホより画面が大きく、何より気が散らないのがいい。 文字数が予定の1200字を越えたら、ポメラの仕事は終わりにする。 推敲するには大きな画面の方が見やすいので、パソ

        • 5月の風がとおる

          実家に来ている。 義母とお昼ご飯を食べた後、ひとりクルマを走らせて来たのだ。 これぞ5月🌱という爽やかな日だ。 毎日閉め切ったままのサッシを開けると、家の中にスーッと風が通り抜けていく。 ゴールデンウィーク以来のことで、家の隅々までが喜んでいるようで、ホッとする。 お仏壇の水を替え、庭にあるシキミの枝を切り、自分のおやつに持ってきたクッキーを高坏に供える。 ロウソクをつけ、線香を立て、チーン。 最近の子どもたちのことなどを報告すると、父も母も、そうかそうかと笑っ

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        マガジン

        • カンレキエッセイなんやかんや
          12本
        • 『虎に翼』え?女は無能力者だって!?
          6本
        • 連続ドラマ「ブギウギ」で熱く
          5本
        • 『らんまん』雑草という名の草はない
          10本
        • 『舞いあがれ』に見るキャリア形成
          9本

        記事

          日本中の何万人が泣いたことだろう。 寅ちゃんと優三さんに号泣したあとで、草彅くんに脱力した人、いっぱいいるだろうなぁ。 避けて通れない悲しいお話だけれど、感動するっていい。経験していないことを、あたかも自分のことのように感じられるドラマだ。

          日本中の何万人が泣いたことだろう。 寅ちゃんと優三さんに号泣したあとで、草彅くんに脱力した人、いっぱいいるだろうなぁ。 避けて通れない悲しいお話だけれど、感動するっていい。経験していないことを、あたかも自分のことのように感じられるドラマだ。

          胸キュンでいこう!

          先日、見るともなしに見ていたNHKの「うたコン」。 中村雅俊さんの歌に、ちょっと何と言いますか、不意にキュンときてしまって😅 それは最初の曲が「恋人も濡れる街角」だったこともあるけれど、素敵に年を重ねていらっしゃるなと。 熱烈なファンだったわけではないのに「中村さんって、素敵」と思わせる。 多くの人に向けて歌うプロだから当然かもしれないけれど、日々の何がそうさせているのだろう。 まあ、奥様が五十嵐淳子さんだからというのは大きいかもしれないけど😆 そんなことを思ったあ

          トートバッグ

          いつからだろう。 会社やお店のノベルティグッズに、トートバッグが使われるようになった。 研究会やイベントでも、受付で資料一式を入れた帆布のトートを受け取る。 不織布のこともあるけれど、紙袋でも封筒でもなく、帆布のトートだと嬉しくなる。 ところが喜んでいるうちに、家がトートバッグだらけになっていた。 カルチャー教室用だったり、職場に持ってくお弁当用だったり、いろいろ使い分けている。 バッチを付けたり、ワッペンを貼り付けて使っているものもある。 (会社のロゴ隠してごめ

          信用されるには

          人から信用されるには、信用を失うことをしないだけ、だなと思った。 不誠実なことをしたり自分の利益になることだけ優先していたら、ちゃんとやってることさえ疑いの目で見られてしまう。 どこ行っちゃったの。 先週キャンセルした仕事を、昨日教授と一緒にするはずだったって、「御手洗さん、何か聞いてる?」と言われても、知らないとしか言えなくて。 私も月曜に必ず回答しますってのがあったんだけど。 裁量労働ならどこでどう仕事してもいいけど、一応出勤しない? しないなら何かアクション

          癒されていないこと、を癒す

          月曜は夫の出勤が早い。 送り出したあと庭の雑草が気になり、ちょちょっと抜く。 この家の工事が始まったころ、更地に巨大な石があるのに気づいた。 義父がどこからか調達した沓脱石だった。 さらに、庭石もひとつふたつ…。 自分たちが建てようとしている家に不釣り合いな石。 夫に泣いて訴えたけれど、「仕方ない」で済まされたんだっけ。 道路に面した生垣のチャボヒバも、義父母の趣味で植えられ、長年剪定をお願いしていた(頼んでないけど、早朝から来てくれて)。 ハウジングメーカーのちょ

          癒されていないこと、を癒す

          やまでら寄席

          noteでフォローさせていただいている、柳家さん生師匠がお近くに来られる!と知り、行ってきました。 やまでら寄席。 師匠のnoteで知り、どこどこ?と調べてみると、会場は同級生の実家だったー!😆 そのお寺で、年に一度「やまでら寄席」が開かれることは知っていたけれど、タイミングが合わなかったり忘れていたり。 今日は、さん生師匠の高座も「やまでら寄席」も初めて! わくわくじわじわ、面白かった〜! 最初の一席は、お稲荷さんのご利益のお話。 稲荷に詣ったお向かいの店が繁盛

          とてもいいお天気に、スマホ

          休日の今日は、最低限の家事と、夫の庭仕事の片付けをして、シナチクの様子を見て、つけたままのテレビから流れてきた「みんなの体操」をやってみたりもして。 そして、とりあえず、スマホを手にする。 ちょっと何かをして、また、スマホを持つ。 私のやることは、スマホじゃなくてパソコンに向かうことなんだけど、まっリサーチってことで(言い訳)😅 いつもモヤモヤしていることを、ずばっと書いてくださる荒川和久さんの記事を読む。 本当にそのとおり!だ。 もう少子化も人口減も止められない

          とてもいいお天気に、スマホ

          おじいさんにはならない

          出勤する夫を送り出しながら(昭和妻の響き)、 感性は年を取らないようにいないと、みたいな話になった。 以前、私も知る著名な方がなかなかおモテになると聞いて、見かけによらないものね〜と言っていたのだった。 (その話も、詳細が知りたい下世話な私💧) そういった男女の恋愛ではなく、何かに恋をするというか、ワクワクしている人は新鮮だ。 それは仕事や暮らしに生かされることもあると思う。 「よーし私も、おばあさんだとか言ってる場合じゃないね」 と、朝の雄叫びをしたところで、夫が

          さつまいもの苗を植える

          昨日の天気予報が午後から雨だったので、さつまいもの苗を植えた。 偉そうに言っているけれど、本当に植えただけ😆 夫には、皇室並みのお手植えだと言われる。 畑を耕し、畝を作り、植える溝をつけるところまでは夫の仕事。 それを「マルチしないの?」「ちょっと畝が低くない?」などと指摘しながら、苗を植えるのは私。 夫は前日にも義母宅に行き、畑を耕し、母を連れて苗を買いに行き、それを植えられるよう、畑のそばに水の入ったバケツを置いて帰って来たという。 義母は退院後まだ、畑に出る体力

          「あんかけスパでも行くか」と夫が言っていたので、家にあるものでテキトー名古屋飯に。 赤いウインナーがないけれど、ヨコイのミラカンの真似をして、何より久しぶりヨコイのソースが美味しい! 盛り付けが適当すぎなの反省です。

          「あんかけスパでも行くか」と夫が言っていたので、家にあるものでテキトー名古屋飯に。 赤いウインナーがないけれど、ヨコイのミラカンの真似をして、何より久しぶりヨコイのソースが美味しい! 盛り付けが適当すぎなの反省です。

          日野商人に学ぶ「三方よし」

          滋賀県に行くことが増えてから、近江商人に学ぼうとあちこちの資料館などに行っている。 売り手よし、買い手よし、世間よし。 三方よしは、今の時代にも通じる大切なことだ。 伊藤忠をはじめ、西武鉄道や寝具の西川など、近江商人がルーツの会社は多い。 また関東や静岡などにある造り酒屋も、近江商人の手によるものが数多くあるという。 このGWに、近江日野商人館に行ってきた。 商人の山中兵右衛門家の本宅を生かした資料館で、国の登録有形文化財である。 詳しいことは、近江日野商人館にお

          日野商人に学ぶ「三方よし」

          人がいいにも程がある(ラーメンの具編)

          GW明けの仕事は始末書から始まり、 これ誰がやるの? それ私の仕事ですか? 誰に聞けばわかりますか? みたいなことが続いている。 そんなとき、たけのこ掘りに行こうという話が出た。 というか部内のH先生が、行きたいだけの話なんだけれど。 「もう遅いですよ」 という私の意見など聞く耳持たず、助手のF子さんが行こうかなと言うので、仕事終わりの私も「見に」行くことにした。 そこからは、あぁ…、もう。 結果として私は、1mちかくある筍を持ち帰ることになった。 もはやそれは筍

          人がいいにも程がある(ラーメンの具編)