落合陽一

メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで…

落合陽一

メディアアーティストで光や音や物性や計算機メディアの研究をしているような感覚的物書きで博士持ちのスナップ写真家です.多様性社会を目指す波動使いの准教授.noteは作家としての個人的な発信です.ご連絡はリンク先のお問い合わせまで. https://yoichiochiai.com

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  • 落合陽一の見ている風景と考えていること

    落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で月25回くらい更新しています)

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    魔法の世紀

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    デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂

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落合陽一が何者かわからないときに読むnote(無料配信)

落合陽一です.色々やっていると言われても,実は僕個人としては色々やってるつもりはなくて,何かで紹介されるとき毎回肩書きに「メディアアーティスト」と答えるように,…

落合陽一
4年前
2,558

詭弁飛行と浪漫飛行,よくある未来詐欺

浪漫飛行と詭弁飛行に注意することから広義の研究は始まる.狭義の研究は浪漫飛行と詭弁飛行で同業者の注意を惹きつけることもテクニックの一部であるように思われるが,あ…

落合陽一
2日前
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動画で振り返る ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant

入り口から展示の中を一発撮りするスタイルいい感じがしたのでこれ定例にしたい。

落合陽一
2日前
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3Dで振り返る ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant

というわけで三次元シリーズ. マガジン対象のアーカイブです.

落合陽一
2日前
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ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant : 布と糸のテンセグリティで支えられた茶室

日本の展示は2日だけなので是非見にきてください.移動茶室. 予約制です.

落合陽一
5日前
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新作:「流転する森羅万象:堂島における計算機自然の旅路 / Liquid Universe: A Journey through Dojima's Digital Nature」 (2…

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落合陽一
7日前
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xDiversityのデバイス作り. xMod. toioと合体するM5 stack

xDiversityの2023年といえばデバイス作りであり,田中あきちかさんの圧倒的ご尽力で完成したxModである.クロスモッドと読む.なんとtoioと合体するM5 stackだ.中にディス…

落合陽一
7日前
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“Craft x Tech Tohoku Project 2024 Exhibition”May 24-25

予約はしたから

落合陽一
7日前
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GW日記4日目:「布が割れた」

布が割れる日もあるさ.染み出すんだ.というわけで,悩んでいた問題が大体解決したのでその考え方など.

落合陽一
3週間前
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GW日記3日目:「アートサイエンステクノロジー・呼吸レベルで噛み合うにはそこで生活しなくてはならない.スタイルとオブジェク…

アートサイエンステクノロジー・呼吸レベルで噛み合うにはそこで生活しなくてはならない. 私にとって「映像と物質」,「デジタルネイチャー」,「質量への憧憬」,「猫・…

落合陽一
3週間前
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GW日記2日目:「残り2つのネタに悩んでいる」

思いつきがいいネタが通過していった後は2つのネタに悩まされる.よくある話は最後にとっておいた方のネタが思いつくと最初のネタも思いつく,考える順番が逆なのでいつま…

落合陽一
3週間前
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GW日記1日目:展覧会の準備,私は東京を歩いている.トラ彦は寝ている.

夏から秋にかけて展覧会が4つ控えているのでその準備を始めるゴールデンウィーク.コンセプトと作品を固めつつ,足りないアイデアを練るのに様々な場所で様々なものを見る…

落合陽一
3週間前
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私は春のベネチアを歩いている.(その1)

ビエンナーレがギルティ多毛作という話は前回書いた. その法廷に立つのも多毛作か? いやジャッジをするのは善良な市民のエンタメかと思いながらも批評性を考えるが,多…

落合陽一
3週間前
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4月、私はドバイを歩いている

ドバイの街が好きである.シャルジャの街も好きである.

落合陽一
3週間前
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4月末,別日本について考えていた

松岡正剛さんのところに何度か遊びにいっている. weeklyochiai にお越しいただいたのも,AIDAに行かせていただいたのも懐かしい. 楽さんとの掛け合いが良かった. 本…

落合陽一
3週間前
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江戸から旅に出た龍神を探して.私は佐倉を歩いている

桜舞う佐倉を歩く.絶好の季節だ. 佐倉の街の構造は実に面白い.神社を中心とした古い街だ. ご案内いただいた佐倉の皆様麻賀多神社の皆様に大変感謝.

落合陽一
4週間前
62
落合陽一が何者かわからないときに読むnote(無料配信)

落合陽一が何者かわからないときに読むnote(無料配信)

落合陽一です.色々やっていると言われても,実は僕個人としては色々やってるつもりはなくて,何かで紹介されるとき毎回肩書きに「メディアアーティスト」と答えるように,基本的には広義のメディアアートを愛する32歳で,全てはその派生で生まれてきたものであることはずっと変わっていません.

この記事は,目次的には個人(作家)としての落合陽一,大学教員としての落合陽一,会社経営者としての落合陽一,研究プロジェク

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詭弁飛行と浪漫飛行,よくある未来詐欺

詭弁飛行と浪漫飛行,よくある未来詐欺

浪漫飛行と詭弁飛行に注意することから広義の研究は始まる.狭義の研究は浪漫飛行と詭弁飛行で同業者の注意を惹きつけることもテクニックの一部であるように思われるが,あまり推奨されるテクニックではない.浪漫飛行とは浪漫で論理を飛躍させること,詭弁飛行とは詭弁で有用なように見せかけてこれまた論理を飛躍させることだ.飛躍という言葉より,地に足がつかないところに浮いている無理が空を飛んでる感が出したいのでこの言

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動画で振り返る ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant

動画で振り返る ヌベルニ庵 / Null-Beni-An / Nouvelle Néant

入り口から展示の中を一発撮りするスタイルいい感じがしたのでこれ定例にしたい。

新作:「流転する森羅万象:堂島における計算機自然の旅路 / Liquid Universe: A Journey through Dojima's Digital Nature」 (2024)

新作:「流転する森羅万象:堂島における計算機自然の旅路 / Liquid Universe: A Journey through Dojima's Digital Nature」 (2024)

堂島の作品がメディアに色々出ている.中にあるので一般公開はされていないが,近年の中ではかなりお気に入りの出来である.セイビ堂さんの1.25mmピッチのLEDが素晴らしい.あとは電気の缶詰のような作品である.流転する森羅万象 / Liquid Universe シリーズの堂島版作品として作り込んだものだ.

ステートメントも非公開なのでここに載せておこう.

動画は下から見れる.

xDiversityのデバイス作り. xMod. toioと合体するM5 stack

xDiversityのデバイス作り. xMod. toioと合体するM5 stack

xDiversityの2023年といえばデバイス作りであり,田中あきちかさんの圧倒的ご尽力で完成したxModである.クロスモッドと読む.なんとtoioと合体するM5 stackだ.中にディスプレイや振動スピーカーなど我々が視聴覚障害と向き合う中で使ってきた小さいデバイスとロボティクスと機械学習へReadyの環境を合体させたプロトタイピング用ハードウェアである.midi出力も出せる.

動くタンジブ

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GW日記4日目:「布が割れた」

GW日記4日目:「布が割れた」

布が割れる日もあるさ.染み出すんだ.というわけで,悩んでいた問題が大体解決したのでその考え方など.

GW日記3日目:「アートサイエンステクノロジー・呼吸レベルで噛み合うにはそこで生活しなくてはならない.スタイルとオブジェクト:デジタルネイチャーと質量への憧憬」

GW日記3日目:「アートサイエンステクノロジー・呼吸レベルで噛み合うにはそこで生活しなくてはならない.スタイルとオブジェクト:デジタルネイチャーと質量への憧憬」

アートサイエンステクノロジー・呼吸レベルで噛み合うにはそこで生活しなくてはならない.

私にとって「映像と物質」,「デジタルネイチャー」,「質量への憧憬」,「猫・キノコ・遊牧民」,「ヌル即是色色即是ヌル」のようなものスタイルである.デジタルネイチャーの展示も質量への憧憬の展示も2018ー2019だけど,大体スタイルは2-3年くらいおきに新しいものが他されている(作家は常に回顧展と新作を繰り返すよう

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GW日記2日目:「残り2つのネタに悩んでいる」

GW日記2日目:「残り2つのネタに悩んでいる」

思いつきがいいネタが通過していった後は2つのネタに悩まされる.よくある話は最後にとっておいた方のネタが思いつくと最初のネタも思いつく,考える順番が逆なのでいつまで経っても片方が思いつかないというやつである.これ,人生で何十回も経験しているんだけれども何が原因かわからないからいつもこれで時間の損をする.文章も企画も作品のアイデアもそう.

GW日記1日目:展覧会の準備,私は東京を歩いている.トラ彦は寝ている.

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夏から秋にかけて展覧会が4つ控えているのでその準備を始めるゴールデンウィーク.コンセプトと作品を固めつつ,足りないアイデアを練るのに様々な場所で様々なものを見る.

GWは昔から結構好きな季節なのだけど,毎年だいたいアトリエから出ずに作業をしていることが多い.

寿司も意外と重要なファクター(この写真はこの前有働さんと行ったお寿司

私は春のベネチアを歩いている.(その1)

私は春のベネチアを歩いている.(その1)

ビエンナーレがギルティ多毛作という話は前回書いた.

その法廷に立つのも多毛作か? いやジャッジをするのは善良な市民のエンタメかと思いながらも批評性を考えるが,多毛作は否定できないと思う.

4月、私はドバイを歩いている

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ドバイの街が好きである.シャルジャの街も好きである.

4月末,別日本について考えていた

4月末,別日本について考えていた

松岡正剛さんのところに何度か遊びにいっている.

weeklyochiai にお越しいただいたのも,AIDAに行かせていただいたのも懐かしい.

楽さんとの掛け合いが良かった.

本が出るらしい(私は書いてないのですがなんとなく)

江戸から旅に出た龍神を探して.私は佐倉を歩いている

江戸から旅に出た龍神を探して.私は佐倉を歩いている

桜舞う佐倉を歩く.絶好の季節だ.

佐倉の街の構造は実に面白い.神社を中心とした古い街だ.
ご案内いただいた佐倉の皆様麻賀多神社の皆様に大変感謝.