こやまもえ

理想のカフェをひらくための日々をメモ感覚で書きつづり、実現に向けてモチベーションを高め…

こやまもえ

理想のカフェをひらくための日々をメモ感覚で書きつづり、実現に向けてモチベーションを高めるためのnoteです。といいつつ25歳のただの日記です。わたしが人生に苦しんだり楽しんだりしている様が見れます。【都内パン屋で修行中】

マガジン

  • こやまのショートショート

    文章くらい好きに書きたいので、物語を始めました。わたしが書いてるだけで、わたしとは全く関係のない登場人物たちの物語です。

  • 一次発酵中

    通勤時間30分を利用してつぶやくマガジン。一次発酵中なので、まだ未完成の言葉たち。更新がない日は、お休みか寝坊です。

  • 日常茶パン事

    パン修行の日々を気まぐれでつづる。

  • じぶんごと

    わたしが経験したこと、今も戦っていることの記録。自分のための記録ですが、同じような境遇で頑張っている誰かのためにもなれば嬉しいです。

最近の記事

何も無い

「ここには何も無い。はやく東京に行きたい。」 一緒に帰る道中に、彼はそう言った。 大きな空、青い山、おだやかな川、部活帰りの日焼けした肌の君。 わたしにとっては全部がここにあった。ここにしかなかった。 上京して3年。異常なほどの満員電車にも、無心で乗れるようになってきた。反対に、彼は地元で結婚して子供もいるそうだ。 君を失ってから、わたしは何かを求めて東京に来た。今日も満員電車に乗って目をつぶる。あの帰り道の風景とにおいと君の声を、鮮明に思い出す。

    • 流浪の月

      朝早く目が覚めてしまったので早朝から映画を見た。それがもう、あまりに気持ちの落ちる映画だった。気持ちが落ちるほど、考えさせられる描写の多い、いい映画だった。 感じたこと、考えたことがあまりに多すぎるのだけど。たくさんありすぎてうまく言葉にできないから、その中で一つだけ「教育の怖さ」みたいなものに焦点を当てる。 文は、教育熱心な母親に育てられる。ある日、文は母親が庭の木を「育ちが悪いわね」と引っこ抜いているところを目撃。「お母さんは木を出来損ないだと処分したけど、僕の事も出

      • 異常な日常

        今日は遅番だったので、気合いを入れて家を出た。満員電車に乗るからだ。9時出勤の遅番は、通勤ラッシュと重なるので、とても苦手。 ちょっと早めに家を出て、まちの友達の出店にお邪魔する。「いってきます」っていいな、と元気をもらいつつ、またしぶしぶ満員電車に乗る. 人混みの中を無心で歩いている時、ふと我に帰ると、あまりの異常さに驚く。まっすぐ歩くことすらままならない人の多さと、それに無心でいられるようになってきている自分に、怖くなる。 いつか、都内の水族館で見たアザラシを思い出

        • 母の日

          GWに帰省した時に、花を贈った。 小言を言われることを恐れずに、母の日にプレゼントを渡せるようになったのは、社会人になってからだ。 小学生の頃は、お小遣いを貯めて傘を買っても、1週間で無くされた挙句「元はお母さんのお金だ」と言われたりした。「そんなものを買うより、もっと家の手伝いをしたらどうだ」とも。 ところが、社会人になってからは、プレゼントを贈っても、ただ嬉しそうにありがとうと言われるだけで、何も小言を言われることはなくなった。 母も一人の人間だとわたしが気づいた

        マガジン

        • こやまのショートショート
          1本
        • 一次発酵中
          11本
        • 日常茶パン事
          2本
        • じぶんごと
          12本

        記事

          おかやまと暮らす

          という超個人的な活動を、年始から細々と、勝手にやっています。 東京での暮らしに、大好きな「おかやま」を取り入れる、ただそれだけです。なんでこの活動をやろうと思ったのか、やっと言葉にしようと思えたので、メモ。 帰れなくなる焦り 去年、わたしはひたすらに焦っていました。「岡山にはやく帰らなきゃ」と。 生まれ育った故郷である「岡山」が大好き。だからこそ、帰れる居場所が無くなるのが怖いのかもしれません。正直、実家がとっても心地の良い空間かと言われると、1週間もいれば居心地が悪

          おかやまと暮らす

          おじさんが無理すぎる。

          圧倒的な技術があるわけでもなく、仕事のスピードが早いわけでもないおじさんに、「もう少しこうした方がいい」と口出しされるだけでなく、わたしの作業に手を出してきてキレそうになってしまった。 こういうところが、本当にわたしの悪いところである。今回はキレてはないのでセーフとする。(怒りのオーラを醸し出してはいたので気まずそうにされてしまった) なぜ作業に手を出したのか、詳細を聞いたら、すでにわたしが対応済みだったので、さらに腹が立ってしまったのだ。 (詳細が専門的になってしまう

          おじさんが無理すぎる。

          〇〇でいい

          って言葉がとても苦手。わたしが大切にしている価値観や楽しんでいることに対して、「〇〇でいい」と言われてしまって、グサり。。 例えば、「カレーがいい」と「カレーでいい」なら、前者の方が圧倒的によいと思うのだけど、なぜ後者の言葉を使ってしまうのだろう。 カレー、もしくはカレーを作る人を見下しているからかな。妥協してやってる的な。それなら、とても切ない。 って書いてて思ったけど、こんなことを気にするなんて、きっと疲れている。 お風呂をためて、入浴剤を入れて、ゆっくり浸かろう

          熱を出した

          一昨日くらいからのどが痛いなと思っていたら、実家のある岡山に到着してすぐ寒気が。久しぶりに熱を出した。 山の上でパンを焼く会を企画していたのだけど、延期にさせてもらうことに。悔しいけど、まあゆっくりできる良い機会だということにする。そして、参加する予定だった友達たちに連絡をしたら、みんな優しくて、なんか癒された。本当にわたしはまわりの人たちに恵まれている。ありがたや。。 でも正直、岡山に帰ってきてからで、よかったなとほっとした。 東京で熱を出したり体調を崩したりすると、

          偽善者

          昨日。自転車で仕事に向かっている途中、カラスがハトを襲っていた。 ハトはもう瀕死で、ジタバタと逃げるけれど、もう飛ぶ体力は残っていないようで。 信号待ちに遭遇して、信号が変わるまでにカラスを追い払ってみたけれど、またすぐにハトのもとに戻ってしまう。 信号が変わって、わたしはその二羽を横目に、仕事へと向かった。 途中。果たしてどうするのが正解だったのか、ぐるぐると考え続けていた。 わたしだって鶏肉を食べるし、牛肉や豚肉も食べる。けれど、カラスに対して強い嫌悪感を覚えた

          現代社会の生きづらさ

          を描いた映画作品を立て続けに見たので、おすすめのもの紹介させてください。ややネタバレ注意。 市子 市子で印象深かったのは、市子に想いを寄せる高校生時代の同級生「北」との会話。 「お前を守れるのは俺だけや」といいつつも、市子を「悪魔」と罵ったり。市子に理想の女像を押し付けている印象。 が、そんな理想像とは裏腹に、生きぬくために、自分に好意を寄せる北すらも利用する市子。 正直、「ありがとう、市子」とすら思ってしまった。女らしさを、わたしはいつからか、社会から押し付けられ

          現代社会の生きづらさ

          浮気しないためのライフハック

          お酒を飲みすぎて記憶がなくなったことが2.3回あるわたし。彼氏のことが大好きなのに、記憶をなくしてとんでもないことにならないように、やっていること。

          有料
          1,000

          浮気しないためのライフハック

          もったいない

          経歴を聞かれて、「大学中退してパン職人になりました」と言うと、「もったいない」と言われることがある。 順調に行けば卒業できるところを、長い間、悩んで苦しんで。それでもパン職人という仕事に希望を見出して選択した過去を、想像できもせず、「もったいない」の一言で済ませてしまう。お前の感性の方が「もったいない」よ。

          もったいない

          人生の縮図

          昨日、7:00-17:00で仕事をして、スーパーで買い出しをして帰った。 そのあと、彼にランニングを誘われて。めっちゃ疲れてるけど、気候が気持ち良くて、頑張って行くことにした。 ら、開始5分で小さな段差につまずいてこけた。普通に結構疲れてた。 わたしの人生の縮図のようだ。いつも、調子に乗ってちょっと無理をして、結果こけている。 まあ、こけっぱなしではなく、泣く泣く立ち上がるのですが。。本当はこけたくない。 てか書いてて思ったけど、「こける」って方言か!転ぶ、って意味

          東京で自然と暮らす

          自然と暮らすことが好き。好きというより、わたしが生きていくための絶対条件のようなもの。 東京に住んでいると、日常で自然と暮らすことが難しかったりする。観葉植物のオリーブちゃんと一緒に暮らしているけど、こう、もっと壮大な、でっかい、圧倒される自然を感じたくなるのだ。 ので一昨日、我慢できず、猿島に行ってきた。 横須賀から船で10分で行ける無人島。前に、自然を求めていた時に、調べて知っていた。自然への抜かりないリサーチ。岡山や阿賀町に住んでいたときは、なかった習慣。 こう

          東京で自然と暮らす

          脳死

          今朝、こんなツイートを見た わたし、めっちゃ使っちゃってた。死ぬほど恥ずかしい。 この前「Twitterは脳死で呟いてるので、、(ツイートに深い意味はないです、と伝えたかった)」とメッセージのやりとりをしたのを思い出して、普通に死にそう。午前中、恥ずかしくて仕事に身が入らなかった。 わたしが無意識に使っていたことで、傷つけた人がいたらどうしよう。悲しい。恥ずかしい。 遣う言葉は、その人を現すと思う。わたしは、こんなに恥ずかしい言葉遣いを25歳になるまでしていたような人

          「東京ってすげえ」

          と、東京に来て3年経った今でも思い続けている。東京タワーを見に行っても、人混みを見ても。 東京にパンを学びに来ると決めて、1番怖かったのは、今まで大切にしていたものを大切にできなくなることだった。なんでだろう、なんか、そんな気配が、東京にはあったのだ。自分の価値観が、塗り替えられてしまうような、そんな気がしていた。 家族、大切な人、暮らしを楽しむこと、自然と暮らすこと。 3年経った今も、変わらず大切なものは大切で嬉しい。 苦手なことも変わらず苦手なままで、本当に嬉しい

          「東京ってすげえ」