退屈の壊し方

退屈な世界を無理やり楽しむためのWEBマガジン。編集者、ライター、脚本家のユニットで運…

退屈の壊し方

退屈な世界を無理やり楽しむためのWEBマガジン。編集者、ライター、脚本家のユニットで運営。 オトナが真剣に遊びについて考え、持ち前の行動力と経済力(?)で実行していきます。 毎月第一、第三金曜日(+不定期)に公開。 編集した書籍は累計170万部超えなのに、フォロワー数が伸びない。

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※全文無料 両親とすら喋れないアラサー男が、家族のルーツを調べてみた

北山:俺の「ファミリーヒストリー入門」の記事に感銘を受けて、ルーツ調査に挑戦する人を紹介するよ。 四ツ谷:どうも。 北山:お前か。家族とか興味ないと思ってたよ。弟とさえ数年口をきいてなかったんでしょ? 四ツ谷:そうなんだよ。うちの家族って、本当に親戚関係に関心がないみたいで。祖父の葬式にも、ぜんぜん親戚が来なかったんだ。問題児だったんじゃないかってくらい。叔父がいたってことも、叔父が死んで初めて知った。本当に謎のベールに包まれている。 北山:なかなかだな。昔は「血縁」

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    • ついに先祖の地・隠岐島に向けて出港!【ファミリーヒストリー入門】

      ~前回までのあらすじ~ いい歳(27歳)して両親と会話をしない四ツ谷氏は、家族の絆を取り戻すため、否、永遠と思われる思春期を終わらせるため、知られざる先祖を探す旅に出るのであった。遠隔地からの調査に限界を感じ始めた我々は、ついにルーツの地・隠岐島へ出航を決めた。 案内人:北山 北山:もう行こう! 隠岐に! 調査は足からだ! 四ツ谷:まあ、GWもあるしねえ。 北山:ということで、隠岐ゆきのフェリーに乗っています。東京からは本当に遠い。まずは米子空港に行って、境港を経由して

      • なんと、台湾でまだ見ぬ先祖の足跡を発見!【ファミリーヒストリー入門】

        ~前回までのあらすじ~ いい歳(27歳)して家族と会話をしない四ツ谷氏は、家族の絆を取り戻すため、否、永遠と思われる思春期を終わらせるため、知られざる先祖を探す旅に出るのであった。 前回の記事で、四ツ谷家の先祖たちが戸籍作成時に隠岐島にはおらず、一家をあげて台湾にいたことが明らかとなったが……。 案内人:北山 北山:四ツ谷、君の先祖はいったい台湾で何をしていたんだーー? 四ツ谷:いや、本当に分からないんだ……。 北山:ふむ。では、きちんと足場を固めるところから始めよう。

        • 先祖が愛する故郷を離れざるを得なかったワケとは??【ファミリーヒストリー入門】

          ~前回までのあらすじ~ いい歳(27歳)して家族と会話をしない四ツ谷氏は、家族の絆を取り戻すため、否、永遠と思われる思春期を終わらせるため、知られざる先祖を探す旅に出るのであった。前回、四ツ谷家の除籍に「無家」という記載を見つけた。果たして、「無家」の意味することとは……? 案内人:北山 四ツ谷:「無家」ってことは、家がなかったってこと? 俺の先祖、浮浪者だったの? 北山:……。 四ツ谷:おい、気になるだろ。 北山:いや、違うよ(笑) 「無家」というのは、戸籍に登録さ

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        • 歴史研究者とゆっくり学ぶファミリーヒストリー入門
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          30歳独身男性、「孤独の妖怪さんぽ」 ft.心の中の井之頭五郎

          境港は妖怪で溢れている。なにを隠そう、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者・水木しげる御大の出生地なのだから。今年30歳を迎える私も、妖怪を見ると浮かれてしまう。なにを隠そう、私も少年だった時代があるのだからーー。 これは、気まぐれに訪れた境港の地で、大の大人がはしゃいでいるだけの記録。 ふう、ようやく境港に着いた。と、商談までだいぶ時間もあるし、ちょっとここらの妖怪を冷やかすとするか。 おや、早速なかなかアクロバティックなヤツが現れた。 いそがし うーん…コイツは、見るからに忙し

          30歳独身男性、「孤独の妖怪さんぽ」 ft.心の中の井之頭五郎

          先祖は根無し草のホームレス⁉︎ 家系図を辿って発覚した衝撃の真実【ファミリーヒストリー入門】

          ~前回までのあらすじ~ いい歳(27歳)して家族と会話をしない四ツ谷氏は、家族の絆を取り戻すため、否、永遠と思われる思春期を終わらせるため、知られざる先祖を探す旅に出るのであった。 案内人:北山 四ツ谷:「前回までのあらすじ」が気に食わないけど、まあいいか。 この前は除籍謄本を取り寄せて簡単な家系図を作ったわけだけど、次はなにをする必要があるんだ? 北山:このシリーズにおいて、君は俺には逆らえないぜ……。 次にやることは、言ってしまえば「勉強」だね。 四ツ谷:随分と簡単

          先祖は根無し草のホームレス⁉︎ 家系図を辿って発覚した衝撃の真実【ファミリーヒストリー入門】

          「デデデデ」も観たし、高円寺でクリープハイプを聴きながら浅野いにおについて語ろうと思う

          北山:カルチャーに敏感な俺たちがいま観るべき映画は、「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(デデデデ)だ! みんなで観ようぜ。 四ツ谷:良いよ。浅野いにおは読んだことないし。 北山:あ、でもアラサー独身男が3人並んで観るのは恥ずかしいから、離れて座ろうな。 高端:勝手な奴だ……。 ~鑑賞中~ 北山:どうだった? 高端:面白かったよ。キャラクターも魅力的だし、飽きることはなかった。ただ、プログレ音楽を聴いてる気分だったね。キャッチーな部分もあるけど、物語

          「デデデデ」も観たし、高円寺でクリープハイプを聴きながら浅野いにおについて語ろうと思う

          noteの記事すら書けないやつに、いったい何ができるというんだ!?

          【前回のあらすじ】 記事を一切書かないことで、北山・四ツ谷からキツイ叱責を受けた高端。 新たに締め切りを設定し直し再チャレンジする運びとなったが、果たしてその結末は……? ▼▼▼高端が書くことになっていたおススメ本の記事▼▼▼ 早速、高端の最新稿を見てみよう。 こちらだ(※下記引用部)。 残念。分量はなかなかだが、今回も完成させることはできなかった(あーあ)。 すでに締め切りを破ることが常態化してしまっているので、重ねて破ることにも抵抗がなくなっている。 だから、

          noteの記事すら書けないやつに、いったい何ができるというんだ!?

          君はなぜ、文章を書くことができないのか 熱血ライター教室

          WEBマガジン「退屈の壊し方」に大問題が起きている。 メンバーの一人である高端が、記事を完成させることができないのだ。 ん? 高端名義の記事を読んだよ と思った人がいるかもしれない。 正直に言うと、この記事はネタこそ高端が用意したが、文章を書いたのはほぼ北山と四ツ谷だったのだ。 これは、由々しき問題なのである。 「退屈の壊し方」は、北山・四谷・高端の3人が順繰りに記事を執筆するルールで運営している。 当初は高端にも順番を回していたのだが、とにかく記事を完成させることが

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          夢中になれて教養が身につく! 現代人のためのファミリーヒストリー入門

          突然ですが、皆さんに質問です。ご両親の名前はご存知ですか? 恐らく、ほとんどの人が「はい」と答えるでしょう。それでは、その前の世代、あるいは、その前の前の世代ではどうでしょう。 自分のひいおじいさんや、ひいおばあさんの名前を知っているという人は、案外少ないかもしれません。 きっと、彼らがどのような仕事についていて、どのように生きてきたのかを知る人は、もっと少ないことでしょう。 こんにちは。ライターの北山です。 僕は大学院で歴史学、とくに日本近世史、村落史と呼ばれる分野を

          夢中になれて教養が身につく! 現代人のためのファミリーヒストリー入門

          一橋院卒のライターと慶應卒の編集者の人生を狂わせた本3選

          「人生を変えた本」という記事をよく目にする。 語っているのは、だいたいミュージシャンや小説家だろうか。憧れの芸術家の「人生を変えた」本なんて、ちょっと興味が湧いてしまうではないか。 さて、俺たちである。 我々アラサー2人は、他人を腐すのが大好物だ。 いわば、ひねくれ者(いつまでこの態度なのか)。 俺たちはお互いに思っている。 「コイツ、どんな人生を過ごしたらこういう仕上がりになるんだよ……」 せっかくだから、「こういう仕上がり」の「製造元確認」をしてみようじゃないか。

          一橋院卒のライターと慶應卒の編集者の人生を狂わせた本3選

          「ルポ〇〇の世界」は「退屈の壊し方」に改名します

          ふと気が付いた。 最近、全然「ルポ」を書いていない。 「ルポ〇〇の世界」というアカウントであるにも関わらずだ。 そも、当アカウントは「ルポタワマン」という記事を書くために作ったものであった。ところが、タワマン住人をひとり取材したところで、我々の興味関心は完全に違うところに向かってしまっていた。 気が付けば、当アカウントは独身のアラサー3人組が、いかに面白く、知的で、無駄であることをクールに楽しむかを競い合うアカウントになり果てていた。 「ゆとり世代」である我々は、上手く

          「ルポ〇〇の世界」は「退屈の壊し方」に改名します

          【衝撃】発禁になった100年前のセックスハウツー本を読んでみた【トンデモ本】

          突然ですが、セックスの知識ってどこで身に付けましたか? 自分がうまくできているかわからない。誰かに正しいやり方をこっそり教えてほしい。 そんな悩みはいつの時代にもあったようです。 というわけで、今回は100年前のセックスハウツー本をご紹介したいと思います。 極論、セックス自体は100年前から何にも変わっていません。 昭和初期の本にもきっと学ぶことがあるはず。みんなで読んで素敵な性生活を送りましょう! 昭和2年に刊行された『性愛技巧と初夜の誘導』(南海書院)。 「風俗壊乱」

          【衝撃】発禁になった100年前のセックスハウツー本を読んでみた【トンデモ本】

          いざ、喫煙者たちの夢の国へ。【たばこと塩の博物館】

          四ツ谷:俺さ、たばこ農家になりたいんだ。やっぱり自分で育てたものを楽しみたいよね。スローライフだよ、君たち。 高端:まあ、俺たちはイチゴの栽培には成功してるからな。 北山:それじゃあ今日はたばこについてじっくり学ぶ日にするかね。 四ツ谷:いざ、喫煙者たちの夢の国へ! 四ツ谷:さて「たばこと塩の博物館」に着きました。とりあえず喫煙所に行こう。噂によるとJTの持つ換気技術の粋を集めた、それはそれは素晴らしい喫煙所らしいんだ。 高端:期待感が高まるね。 北山:誰もいない

          いざ、喫煙者たちの夢の国へ。【たばこと塩の博物館】

          【全文無料】プロのライターと編集者が、一銭にもならないnoteを続けるワケ

          こんにちは。 ライターの北山です。 皆さまからすれば、いつの間にか蠕動していた、風呂場のカビ菌のような当アカウントですが、もちろん始まりにはきっかけとなった出来事があります。 フォロワーも1000人が見えてきた(感謝!)ことですので、ここで一度はじまりのお話をしてみようと思います。 なぜいまそんな話をするのかというと、メンバーたちが「アカウントに物語があった方がよくない?」と言ってきたからです。 我がメンバーながら、良いことを言います。私たちの正体を明かしたうえで、「何か

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          noteなんて辞めろ! 自分の手で土を耕すのだ!

          【前回のあらすじ】 「俺たちがビシッとしないのは、自分の手で土を耕したことがないからだ」そんな結論にたどり着いたアラサー3人組は、東京から3時間かけて、北山家が放置している京都の畑にむかうのだった。 ~畑へむかう道中~ 四ツ谷:気合いがみなぎってるよ。いまなら、何ヘクタールでも開墾できる気がする。大地に立ち向かうって、こんなに気持ち良いことなんだね。 北山:落ち着け。まだ畑にも着いてない。あと数分かかる。 高端:へー、意外にきっちり手入れされてるんだね。これは楽な仕

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