マガジン

  • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜

    私はCUTT(カット)というミュージシャン(47歳)です。 とあるきっかけから2024年度より慶應義塾大学に入学し、心新たに音楽活動と勉学に励んでいくことになりました。 このマガジンでは大学生活で感じたことを日々綴っています。 また受験を決意した時から合格までのあれこれは別マガジン「46才の音楽家が慶應受験を決意し、3ヶ月の勉強の末受かった話 」をぜひ読んでみてください!

  • 46才の音楽家が慶應受験を決意し、3ヶ月の勉強の末受かった話

    私はCUTT(カット)というミュージシャンです。  とあるきっかけから2024年度より慶應義塾大学に入学し、心新たに音楽活動と勉学に励んでいくことになりました。  私がなぜ大学を受験することになり、どのように勉強したのか、熟年受験のドタバタなどをこのシリーズでは書いております。  ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。 (以下第一回目冒頭より抜粋) きっかけ : 世界史にはまる。  娘が大学を受験する歳になり、何か手伝える事がないかと何気なく世界史の資料集を手に取ったのが、2023の11月上旬でした。  ほー!面白いなあと思って読み進めていくと、気が付けば夜になり、朝になっていました。時間を忘れ一日中読み漁っていました。  それから何かに取り憑かれたように、世界史に関する本を読んだりサイトを見たりする日が続きました。久々に新しい世界に没頭する感覚がありました。

最近の記事

47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 27「空想果実:情報を食べる」

 前回の続きから、最近お気に入りのグミの話です。 (「大学と関係ないじゃん!」 という気もするけど、授業中のお腹鳴り対策に取り入れようとしているというところで、関係あることにしましょう!)  それは僕が個人的に好きな製菓会社のひとつ、Kanroの 空想果実  というグミです。  グミキャンディと言えば、例えば果汁グミに代表される様にフルーツ味だったり、コーラグミのように清涼飲料水味だったりするのが一般的ですが、この「空想果実」は現実には存在しない、架空のフルーツ味を

    • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 26「おなかがぐるりん」

       大学に通う様になって、毎日の消費カロリーは明らかに増えたと思う。倍増ではきかないくらいだし、入学前に設定したアップルウォッチの日々の運動目標は、午前中に早々とクリアしてしまう。これまでがどれだけ激甘設定だったんだという気もしますけど。  自然に朝型になってきたし、日々のストレッチ運動にも効果を感じ始めていて、健康面では良いことづくめだと思う。ちょっと前に書いたバナナのおかげで、お腹の調子も良いです。良すぎるくらいかもしれません。  健康なんだけど、その証明としてか何なの

      • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 25「そのTシャツ、いいね!」

         大学内では色んな種類のバンドTシャツを目にする。  とりわけ多いのがNIRVANAのTシャツで、1日に4,5回は見かける(もっとかもしれない)。NIRVANAは僕にとってかなり特別なバンドなので、見かけるたびに嬉しくなってしまう。例え彼らがカート・コバーンのファンではなく、ましてクリス・ノヴォセリックなんて一体だれ?という感じであっても。  何せカートが他界してもう30年も経ってしまった。ファッションアイコンになるには十分な時間だし、誰しもが了解しているようにバンドTシャ

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 24「ドイツ語も自分なりに勉強してみよう!」

           前回の記事で、  なんて偉そうに宣ってしまった私ですが、そのメソッドを現在勉強しているドイツ語には全然適用していないなぁと気付いたので、少し反省。  何せ授業でしっかりと教えてもらえるので、自己流に学習しようという気持ちが湧かなかったのですが、授業内容も段々難しくなってきて、いよいよ自習も必要になってきました。  というわけで、今回は僕が英語に対してしたように、ドイツ語も手段として活用して、どれくらい成果が上がるか実験してみたいと思います。  さて、ドイツ語を用いて

        47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 27「空想果実:情報を食べる」

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 26「おなかがぐるりん」

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 25「そのTシャツ、いいね!」

        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 24「ドイツ語も自分なりに勉強してみよう!」

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        • 47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜
          23本
        • 46才の音楽家が慶應受験を決意し、3ヶ月の勉強の末受かった話
          18本

        記事

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 23「どうやって英語を勉強しましたか?」

           何回か前にも英語の授業のことを書いたけど 「どうやって英語を勉強してきましたか?」 というのは割とよく訊かれる質問である。  僕の場合留学したり、仕事で長く英語を使っていたりとか、特にこれと言った話題がないので、いつも答えに困ってしまう。  ただ、偉そうにいうわけじゃないんだけど、強く感じるのは英語学習そのものを目的とせず、なんらかの情報を得る手段として有効に活用すれば、自ずと英語力は伸びていくという事です。  僕の場合はそれが洋楽の歌詞や海外アーティストのインタビュ

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 23「どうやって英語を勉強しましたか?」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 22「バナナバナナバナナ!」

           若い頃は食事や健康にほとんど興味がなかったが、30才を超えたあたりから色々な必要もあって、様々な健康法に手を出しはじめた。  糖質制限やファスティング、その他オーソモレキュラー的なものまでその時々に凝ったのだけど、僕は割とそういうものに「ほどほどに」ではなく「思いっきり」取り組んでしまう性向があって、そうするとやはり、ねえ、長続きしない。それでもいくつかは断続的に継続しているので、よく言えばそれぞれのメリットや利点を認めながら、必要に応じて活用してるともいえる昨今である。

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 22「バナナバナナバナナ!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 21「やっちまったぁ!」

           いつかはこういう日が来るとは思っていました…。  晴れの日もあれば、雨の日もある。  対面授業の日もあれば、オンデマンド授業の日もある。  課題がある日もあれば、課題のない日もある。  課題が難しい日もあれば、簡単な日もある。  課題が、課題が…  …  課題提出し忘れたぁっ!!! やっちまったな! という感じです。  課題は基本的にLMSというシステムを通してオンラインで提出します。LMSは各クラスごとに固有のページがあるので、そこにファイルなりなんなりを期日までに

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 21「やっちまったぁ!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 20「英語モードでHi!」

           大学に入学してからというもの、おかげさまで英語に関してはこれまでの人生で最も高い水準の教育を受けています。毎回がちょっとした海外旅行のようで本当に楽しい。先生も授業の内容も、そして生徒の皆さんも最高である。(僕の成績の方は最高とはいかないと思いますが)  90分の授業の間、だんだんと自分の脳が日本語モードから英語のそれにチューニングされていくのがわかる。バイリンガルの人はこの切り替えが一瞬で出来るんだろうなーと思う。すごい。僕の場合は切り替えが終わった後でもかなり不完全な

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 20「英語モードでHi!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 19「アンケート! 結果発表〜!」

           今後のnote活動について先日ご協力をお願いしましたアンケート、おかげさまで沢山の方にご回答いただきました!  というわけで読みたいジャンル、みなさんから頂いたベスト5を発表したいと思います。  第五位! shameデビュー前後の話 得票率45.5%をマークしたのは私が始めて結成したバンド、shameデビュー前後のお話です。その頃から知ってくださってる方もいらっしゃいますし、hideさんに関わらせて頂くきっかけが始まった時期でもあります。そこまで自分の言葉で書き残した事

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 19「アンケート! 結果発表〜!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜18 「アンケート!」

           おかげさまでnoteのこのシリーズも三日坊主になることなく続いていて、今日は学内で挨拶がてら 「読んでますよ! 昨日の面白かったですよ!」 と声をかけてもらった。ありがたいし、やる気もでるというものである。牛乳(前回の記事参照)の売り上げにも少しは貢献できるかもしれない。  しかし! おかげさまで無事に1ヶ月が経過し、通学が日常化していく中で、大学生活の話だけでは今後更新が少なくなってしまいそうではある。  なので! この数ヶ月で僕のことを初めて知ってくださったみな

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜18 「アンケート!」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜17 「魔法にかけられて」

           大学に通い始めましたとお話しすると、よく  「いいなー! 学食とか懐かしいなあー!」 と言われる。確かに学食というのは何か魔法めいた響きを持っていて 「駅弁」や「立ち食い」もそうだけど、なんらかの特別な環境における食事というのは、我々の心の深くに訴えかけるものがあるようです。  しかし残念ながら入学以降、学食でまともに食事をしたことがない。というのもお昼時はいつも混んでいるからである。一人席はいっぱいだし、たとえ4人掛けテーブルの1席が空いていたとしても、そこに  

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜17 「魔法にかけられて」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜16 「調子に乗りやすく、忘れやすい」

           4/8の授業開始からちょうど1ヶ月が経ちました。ゴールデンウィークが明けてこれまで(というのは30年ほど前ですが)だったら「学校か…」と憂鬱な気分になっていたものですが、47才の一年生である私は最早  「通学通学嬉しいな!」 と(スキップこそしませんが)心を躍らせながら、今まさに大学に向かっているところです。  1ヶ月の間に、大学生生活にも少しずつ慣れてきました。僕は我ながら割と順応性が高い(調子に乗りやすいともいう)方だと思っているので、誰かと他の大学の話になったり

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜16 「調子に乗りやすく、忘れやすい」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜15 「ジゴロその後&〇〇君」

           というわけで前回謎の引きをしてしまった、僕がとある科目の履修登録を取り消すかどうかという(先生や読者にとってはめちゃくちゃどっちでもいい)葛藤の結果は、いざ臨んだ、最後になるかもしれない授業を受けながら  ここらで踏ん切りをつけようと決意して、登録取り消しのボタンを押そうとしたのですが、その瞬間楽しかった思い出が色々とよぎって…  …というほど芝居がかることもなく、しかし悩んだ挙句、今の関係をずるずると続けていく事に、 じゃなくて、腹を決めてびしっと授業を受け続けていく

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜15 「ジゴロその後&〇〇君」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜14 「ジゴロの履修取消」

           このシリーズの最初の方で 「りしゅうとうろく…(パアァァァ)」 と胸を躍らせ、しかし抽選に落ちまくり、どっこい二次申請で素晴らしい時間割を組むことができ、よかったよかったと4月も終わろうとする頃…  履修取消申請というやつが可能になります。  履修は申請して、授業もきちんと受けてるんだけど、何らかの理由でそれを取り消したい場合は(決められた範囲で)申請すれば取り消しが認められるという制度です。  わざわざ申請しなくても、勝手に行かない事にして、その単位を落としち

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜14 「ジゴロの履修取消」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜13 「開校記念日」

           この年齢になって突然大学に通い始めておいて、いったいどの口が言っているんだという気もしますが、そもそも僕は少年の頃、学校というものが好きではなかった。  毎日同じ時間に同じ場所に行って、同じような事をするというのがどうにも性に合わなかった。勉強そのものは嫌いではなかったけど、興味を持てないものにはとことん興味が持てなかった(トートロジー!)ので、成績もあまり良くなかったと記憶している。  と少し格好をつけて書きましたが、本当は単純に朝起きるのが苦手だっただけのように思い

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜13 「開校記念日」

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜12 「英会話とナイーブさ」

           子供の頃から英語は得意な方だったので、良く周りから 「この子英語できるねん! ちょっと喋ってみてよ!」  などと言われた。  似たような経験がある人も多いと思うが、これはかなりの無茶振りで、言語というのは伝達したい情報や感情があって初めて有用になるものであり、かなり使いこなしているはずの日本語だってたとえば 「この子日本語できるねん! ちょっと喋ってみてよ!」  と藪から棒に言われれば、なんだろう、例えば 「あ、ああ、本日は晴天なり」  みたいな不毛な事しか喋

          47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜12 「英会話とナイーブさ」