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24歳の反抗期

タイトルは、神聖かまってちゃんの『23歳の夏休み』と韻が踏みたくてつけました。
…文字数が同じだけかも。

親元を離れ、一人暮らしを始めてから1ヶ月ちょっとが経ちました。
料理も洗濯も掃除も、今ではすっかり慣れて普通に生活できています。我ながら素晴らしいと思う。引っ越す前日の夜に、生活が成り立つかどうか不安で不安で38度の知恵熱を出したというのに。わたしはやればできる子であった。
そしてやっと────生活に一息つけそうな隙間があるので、文章を書いているってわけです。文章は未だ書き慣れず、毎回どうやって書いてたっけ……と筆の進みは亀のよう。2行くらい書いてはメモアプリを閉じ、時折たまに文章が書き途中なことを思い出してまた2行書く。そうやって11月も終わろうとしてました。来月はnoteの通知が来る前に、書くのを目標にしようかな。

一人暮らしの話に戻ろう。
ここ1ヶ月は大変だったんだよ! 引っ越しと家事と仕事とベースの練習とskebの締切と遊びと遊びと遊びと。
そんなこんなで、忙しさ人生最高記録を更新しました。なんでこんな忙しいときに引っ越したんだよ、って過去の自分の首根っこを引っ掴んで文句を言いたいのですが、とにかく早く1人で暮らしてみたかったのだからしょうがない。許しましょう。

社会人2年目の秋。一人暮らしを始めるには変な時期です。
親と特別仲が悪いわけでもないし、28歳くらいまで実家暮らしでお金を貯めようかな〜とか去年は思ってました。
でも、今年の春ごろから、じわじわと居心地の悪さが心を蝕んでいき、完全にだめになっちゃう前に家を出なきゃと思い、今に至る。

両親。生まれてからずっと一緒に暮らしてきた父と母。
マイペースで空想が好きで、目を離したらすぐ迷子になってしまうわたしを、ふたりはよくここまで育ててくれました。親との思い出を振り返っても、嫌な記憶はほとんどありません。(わたしは辛い記憶を忘れる習性があるので、思い出せないだけかもしれませんが)
親と喧嘩したことも、たぶんない。小さい頃からわたしは“いい子”だったので、親の言うことはちゃんと聞くし、心の中で「む、」と思っても、怒鳴ったり、物に当たったことはしたことがないです。
でも、その「む、」が、二十歳を超えてからめちゃくちゃ心に浮かぶようになり、内心いらいらしながらも、親の気分を害したくなかったので、普通を装って会話を続けていました。
そうすると、もやもやしたものが自分の中に溜まっていきます。小さい頃は、親の言うことに疑問もストレスも感じなかったのになあと悲しくなりました。
そして気づいたのです。これが反抗期か、と。

ずいぶん遅かったねえ、反抗期。
もしかしたら、心の片隅にはずっと渦巻いていたのかもしれないけれど。
かくしてわたしは親元を離れ、一人暮らしをはじめたとさ。とても快適。ごめんね、お父さん、お母さん。
たまに会うくらいがちょうどいい年頃になってしまったよ。次は年明けに会おうね。母が作ってくれるおせちを食べて、こたつに入って、父がBlu-rayを買ってくれた『すずめの戸締まり』を、妹も一緒にみんなで見ようね。






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