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絵を描いてない時でも絵が上手になれる気がする

タイトル通り、絵を描いてない時間があっても、絵は上手くなってるんじゃないかな?という話です。

絵の上達法というと、デッサンだったりクロッキーだったり模写だったりが一般的なものだと思います。手を動かして何百枚も描く。描いた枚数がそのまま画力に繋がる。これはその通りだと思います。けれど、ただ枚数を重ねるだけなのはちがうのかなというのが、ここ最近の私の気付きです。

絵でもなんでも、なにかを上達するためにはインプットとアウトプットの両方が必要です。絵を「描く」というのはアウトプットなので、それだけしてても一定のラインまでしか上手くなれません。もちろん、デッサンもクロッキーも模写も、被写体や参考作品を「見る」ということをしているので、半分インプットの時間になっていると思います。

ここで、絵を完全に描いていない時間、たとえば展覧会や映画を見に行く、旅行に行く、美味しい食べ物を食べる、さらには仕事や学校の行き帰りの電車の中でも、絵の上達に近づくことができると私は考えました。

学校や仕事で絵を描く時間が満足にとれないという人も多いと思います。けれど、絵を「描く」以外の時間を全て、絵のためのインプットの時間だと考えたらどうでしょうか。

私は活字中毒というか情報中毒なので、机に向かう時間以外の歯を磨くときやお風呂上がりの髪を乾かすときなどの日々のちょっとした空き時間に、pixivやyoutubeで「メイキング」「講座」と検索して先人の知恵を読みあさっています。

また、街に行き交う人たちのファッションで自分の好みに合うものをみつけたり、その人の服のシワ、立ち方歩き方を観察したり。ふと思い立った時に身の回りの風景や物を観察して光や影の色や形を観察したり。友達や同僚との会話の中で気づいたことや琴線に触れたものを心の中でそっとピン留めしといたり。

そうして見たもの触れたもの全てを自分の作品に落とし込むぞという思いで、私は今生きています。そう思うと、絵を描き作品を作ることは、私にとって趣味という枠を超えて、人生そのものなのかもしれません。

ちょっと話が逸れましたが、こうした日々の積み重ねが、いざ絵を描こうと机に向かったときに、何をどうやって描くかの支えになってくれると思うのです。

実際に私は、今でこそ学生最後の年に余りある時間を使って毎日のように絵を描いていますが、その前3年ほどは、しっかりした絵を描いたのは10数枚だったと思います。けれど、その3年間の中で見た触れたものが糧となって、3年前の絵と比べてとても成長を感じる絵が描けているように思います。

踊ってるポスカ

(三年前の絵)


みすいんぷ
またラフだけども…

(今の絵)

今の絵はまだラフ段階ですが、これだけでも見栄えのある絵になりそうだな〜という感じがしてます。

ものすごく努力をして、めちゃくちゃ画力ある人たちには到底およばないですが、ゆっくりでもいいから、絵を描いてない時は世界のちょっとしたことにも心震わせて、絵を描いてるときはそれをどうしたら人に伝えられるかを意識して、これからもお絵かき生活をしていきたいと思っています。


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