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Favorite Music (Now&Then) 【1】イーグルス

こんにちは

 アメリカン・ミュージック・ヒストリー(20世紀ガイドブック)は、その名のとおり100年以上にわたるアメリカ大衆音楽史を、時系列、体系的に案内していく少々学究的な企画ですが、それとは別に(と言っても音楽中心ですが)その時々で「ちょっと気になった音楽」や「久しぶりにグッと来た音楽」等を【Favorite Music (Now&Then)】というタイトル企画で気軽に紹介していきたいと思います。

 アメリカン・ミュージック・ヒストリー(20世紀ガイドブック)を公開し始めたばかりなのに、フォローしていただいている方を混乱させてしまうかも知れませんが、以前「GOOD MUSIC BAR」をやっていた時からフェイスブックで「マイ フェイヴァリット ミュージック」であれば、ジャンルは問わず、何でも紹介していたのでnote上でも踏襲していきたいと考えてスタートしました。

 と、言うわけで第1回目は「イーグルス」なんですが・・・今更なんだと言わずにお付き合いください。

 私達ウェスト・コースト・サウンド全盛時世代、そして私自身にとってもイーグルスは格別に思い入れが強く、書きだしたら止まらないんですが、今回はつい最近リリースされた「ライヴ・フロム・ザ・フォーラム2018」です。

 簡単におさらいですが、イーグルスは1971年ご存じ「Take It Easy」でデビュー(私が洋楽にのめり込み始めた中学2~3年頃)、グレン・フライ、ドン・ヘンリー、バーニー・レドン、ランディ・マイズナーによりカントリー・ロック、ウェストコースト・ロックを全世界的に広め、70年代西海岸3大ロックバンドと言われた「ドゥービー・ブラザース」「スティーリー・ダン」と共に一世を風靡したバンドですね。

 アメリカだけでアルバム総売上枚数が1億枚を超えているのは、エルヴィス・プレスリー、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ガース・ブルックスとイーグルスの5組だけだし、ベストアルバムの「グレイテスト・ヒッツ1971-1975」は、3、800万枚以上売れ、アメリカ歴代で最も売れたアルバムとなりました(マイケル・ジャクソンのスリラーより多く、アメリカの家庭には、まさに一家に一枚はあるアルバムですね)。

 あーやっぱり長くなった・・・話を戻します。

 2016年二人だけになったオリジナルメンバーのグレン・フライが早逝し、残ったドン・ヘンリーが解散を宣言したんですが、2017年息子の「ディーコン・フライ」とカントリー界のみならず、エリック・クラプトン主催の「クロスロード・ギター・フェスティバル」にも出場していて、ギターの名手でもある「ヴィンス・ギル」が加入して新生イーグルスとして活動し始めました。

 まあ、こうなってくると率直に言って否定的な声も聞こえてきそうですが(そういう私も、今回だけは CD2枚組+DVDで高いし、買うのを少し躊躇したのですが)

 結論・・・やっぱ買って良かった。

 買う前は、グレン・フライの穴は、息子のディーコンだけでは無理なことは容易に想像できたので、ヴィンス・ギルを入れるのは流石の選択だなとは感じてはいたものの、全盛時のイーグルスファンとしては、あまり大きな期待はしてはいけないと思っていたんですが、予想を裏切る(もちろん良い意味で)ライヴで思わずグッと来てしまいました。是非見て(どうせ買うならDVD付)ください・・ちょっと高いけど!


今回紹介のアルバム👇

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 👆 2007年28年ぶりに出した2枚組アルバム。ドン・ヘンリーに押され気味だったグレン・フライが久々に元気なアルバム。二人のバランスが良いです。

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Greatest Hits 1971-1975 アメリカ人はみんな歌える10曲 👆

やっぱりカントリー・ロックだったころの初期の3枚が、好きです 👇

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👆 ヴィンス・ギルは、このアルバムを含めグラミー賞を20回もとっているアメリカでは超大物、これは4枚組43曲すべてオリジナルで、ボニー・レイット、シェリル・クロウ、エミルー・ハリス、アリソン・クラウス、リアン・ライムス、トリーシャ・イヤーウッド、デル・マッカリーそしてダイアナ・クラールまでとゲストも幅広い。

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カントリー、ロック、ポップス、ブルーグラスまで歌え、ギターも上手いし、曲も作れる、かなり凄い人です。






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