サウナしないといけない男の話
巷では空前のサウナブームが到来している。数年前まではサウナを2分も我慢できず、水風呂の存在意義が分からなかったが、とあるサウナー先輩に入り方を教えてもらった所、「ああ人生で味わったことがない感覚・・・!」と感動し、以後はあの感覚をまた味わいたいと、自らの体を熱し、水風呂に石のごとく入ることが悦びにまでなっています。
そんな私がこの秋、いきつけの店のスタッフの誘いで、川サウナなるものを体験した。川サウナとは、川や湖の横にテント式のサウナを立てて、水風呂の代わりに横にある川に飛び込むというもの。これは、サウナの本場フィンランドの方式らしいのだが、これがまた気持ちいい。
初めて川サウナをした時の手記。
中に入れば100度近くに蒸され、灼熱の岩石に水をかければ、我々を熱波が襲う。10分間もの拷問とも言える時間を過ごした後、我々は横を流れる清流に飛び込んだ。熱された我々の体は、水の流れと一体となり、血液の流れとともに生を感じる。川を上がれば、私たちは生まれ変わったかのような清々しい気持ちに包まれた。そしてまたあの灼熱のテントに向かうのだった。(以上3回繰り返す)
ちなみに飛び込んだ川はこちら。源流の気持ちよさで、そのまま琵琶湖まで流れされそうになるくらいのワイルドさ。
川サウナに感動した私は、会社の社長に直談判し、テント式サウナを自ら借り、会社のメンバーとコワケーションした。
当日は、遺伝の雨男を発揮してしまい、生憎の雨模様。しかも、こちとらキャンプすら慣れない素人で、うまく建てられるのかと不安だったが、意外と普通にできた。
めちゃめちゃよかったが、季節はもう冬目の前。本場フィンランドでは雪の中でもやるようだが、流石にそれはと思っていた。のも束の間、テント式サウナをレンタルした業者から、「テントが焼けちゃっています・・・」と連絡が。修繕費はなかなかの高額。。。どうしようかと悩んでいたら、先方から、もう一回やってくれたらいいですよ。というご提案をいただく。冷静に考えたら、なかなか不思議な提案かもしれないが、これはきっと川サウナを広めなさいという、サウナ神の教えなのだと「1回と言わず、2回やります」と私は答えた。答えてしまった。
ということで、私はあと2回川サウナをやらないといけないのです。
1回は今週末に、琵琶湖でやることになっています。あともう一回やりたいのですが、ご興味ある方いらっしゃれば岡﨑までご連絡ください。
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