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ミニチュア風に【撮る】ということ
スマホの高性能・高画質化、その携帯性・速射性・速報性によって、記録・発信することにおいては、もはや敵なし状態のスマホ。、追い打ちをかけるようにハードの高性能化によって高度な画像処理が、PCを介さずともスマホ内で完結できるようになり、誰でも簡単に多種多様な表現ができるようになった今日、暗所や超望遠といった特殊な場面以外では、もはやカメラはスマホに太刀打ちできなくなりました。カメラをお使いの方であれば、撮影に行く先々でカメラよりスマホが多い現実を実感なされていることと思います。
アウトプットが全てという時代、撮影という行為自体にこだわるのは、もはや時代遅れなのかもしれません。撮ったあとでソフトウエア上でいかようにも処理すればいい。撮る時にクソ面倒くさい思いをするなんてナンセンス。もう数年経てば、画像データを作成するためにカメラを使う必要性は皆無となり、カメラで撮りたいという人以外はカメラを持たない時代が来るでしょう。ただ、撮るという行為自体を楽しみたいという人がいなくなることはなく、スマホに比べれば随分と不自由なカメラという機械を持って、撮影することそのものを楽しむ人が絶滅することはないでしょう。
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ミニチュア風に撮る(魅せる)というのは、案外難しいもので
俯瞰やあおりなどで写界に奥行き感を有する
被写界深度が浅い
ピント位置は概ね写界の中心付近
ピントは線上に合う
人が模型として認識できるオブジェクトが存在する
被写体は人が模型として存在しうる大きさを有する
35mm (50mm)、80mm (120mm)という画角で表現できる構図
※35mm換算で()内はクロップ
などの条件を必要とします。
誰も被写体として目を向けることがない交差点や中古車販売店であっても、いかにミニチュア風に魅せるかという一点においては、極上の景色や美しい花々、漆黒の空に輝く星々に負けない被写体にすることができるミニチュア風撮影。
本来、星景タイムラプス撮りの私が天候に恵まれずに撮影機会が激減したために、以前からやってみたかったミニチュア風撮影に挑戦し、夜の撮影とは違う意味で撮ることの楽しさを実感し始めています。
明日10/9と明後日10/10は塩川町で3年ぶりにバルーンフェスティバルが行われます。皆さんとは違った視点でバルーンフェスティバルを撮影してみたいと思っています。
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