月刊ゾンビッチ 第一号

虹:それではゾンビ月刊誌のスタートということで、まず第1号では、第1部では我々がいままでみてきた数少ないゾンビ映画の音楽についての対談シリーズの第1回、第2部ではゾンビ映画の脚本を。

 お送りするのは音楽家のBuffalomckeeとカレー野獣館の虹釜です。ふたりともゾンビ映画初心者ですが、ゾンビ映画が気になりすぎて、2014年にある音楽バーで架空のゾンビ映画のサントラを44枚展示するという小さな展覧会をやりました。

 で第1号の第1部なんですが、この連続冊子のタイトルがまだ決まってなかったですが、どうしましょうか? ・・・・・

まっきー:こんにちは、バッファローマッキーです。この対談の前にいままで観たゾンビ映画を思い出してリストアップしていったら、人より観てる方だと思うけど語るほどには足りてないなと実感しました。しかしそれでもということでゾンビに達者な方もわれわれと同じ初心者のみなさまもおつき合いください。それでこの冊子のタイトルですね。いままで作ったゾンビ映画のサントラから何か取って付けますか?いい加減なのがいいですね。「ゾンビ3」みたいな。

虹:バッファローマッキーも自分もゾンビ映画まだまだ初心者ですよね。ゾンビ図鑑つくってる伊東さんの本とか読むと壮絶ですよね。でもゾンビ映画なんてぜんぜん好きじゃなかったのに観続けてるとこのジャンルというより、この設定自体が愛にあふれる人間へのギフトだったと思わざるを得ないです・・・・・そんなわけで二人ではゾンビ映画の架空アルバム展もやったんですが・・・・・我々には同志がいないですね・・・・・

で連続冊子のタイトルはいいかげんなのがいいですね。いい加減なのの代表は、・・・・・・オブ・ザ・デッド

とつけばなんでもありになって、それが地雷に・・・・となってからもずいぶん時間がたちますが・・

ま:ある映画のジェケット裏側に「オブザデッドシリーズの最高傑作」だかなんだか書いてあって、そんなシリーズないやろと棚に返したこともあります。リヴィングデッドよりオブザデッドのほうがわかりやすいということで・・レインボーオブザデッドなんてどうです?死の虹!だめだと思うんでディアゴスティーニオブザデッド。長いですね。オブザデッドは何にでも合う。でもそうやってゾンビっていう設定とオブザデッドで相撲とってばっかで死んだジャンルになったような印象ですが・・何か思いつきますか?

虹:カレー野獣館でまだ出してないお話に、さまざまな架空の料理本のタイトルを千以上出てくるってのがあって、もうそれで燃えつきてもうなにも出てきません・・・・・完全にいまの自分は燃えカスです。消しカスくんみたいです。いや消しカスくんはまだ元気ですね。消しカスくんが載ってるコロコロコミックですが、いまそれに「ゾゾゾゾンビーくん」という少年向けゾンビ漫画が連載されてます。いちおう最初の扉には「不死身モンスターホラーギャグ」ってあります。でもゾンビってモンスターじゃないよね? でタイトルですが、おもいつかないなあ・・

ま:さっきからスキヴィアスでやった展示のタイトル思い出そうとしてて・・「ストリッパーサイコビッチ」「死霊のうたた寝」つくりましたね。あ、一部タイトル見つかりました。最初に付けたタイトルですね。これはひどい・・

「23.You're entering Town Silent ザ・サイレント」 「24.PSYCHIC OF THE DEAD サイキック オブ ザ デッド」

 「25.SINSEKAI OF THE DEAD ゾンビ片腕切断」「26.Shadowplay Host シャドウプレイ ホスト」「27.TUXCOSA ZOMBIE UP BUSTLE ハッスルゾンビ」「28.Smegmanbow Quick  Coming ニュージャージー ラビット & ピッグ」「29.ALIEN VS ZOMBIE - No mercy of the dead  ゾンビエイリアン「 30.Speed Queen Of The Dead ストリッパー サイコビッチ」「31.CHILLICON OF THE DEAD Part2 チリコンオブザデッド」「32.Stranger Of The Dead ストレンジャー オブ ザ デッド」「33.MILK BATHTUB NO BLOOD 背徳の乳風呂Z」「 34.The Evil Snooze 死霊のうたた寝」「 35.Zombie Smegma ゾンビの膣垢」「 36.Thrash Application 水中ゾンビ遊泳」「37.Zombie Elephant ゾンビエレファント」「38.Walking ON Dead Steps ゾンビ歩き」「39.Violin of the Dead ゾンビバイオリン」「40.Zombie Lyrics ゾンビの詩」「41.Brief History Of The Dead 終わりの街のあいつ」「42.Zombie Mandela ゾンビマンデラ」「43.EX HUMAN BLUES はじめ人間ゾンビーノ」「44.Zomby Animal 1989 ゾンビ動物王国」。

「ゾゾゾゾンビーくん」は読んでないけど絵は知ってますよ。ゾンビは死霊なのか問題はあると思うのですが、伊東さんの本かで最初はモンスター映画のドラキュラの操り人形だったって読んだ記憶があります。消しカスみたいな感じはよくわかりますよ。ここで説明しておくとコロコロって一人暮らしの家にある掃除用のあれではなくてコミックですが、去年一回買ったけど子供にカード買わせるための漫画が多くて閉口しました。

虹4:某音楽バーでやった我々のゾンビ展で展示したタイトル44枚のうち、23番から44番ですね。けっこうあほですね。我々もあのころは何かに追いつめられるようにやってましたね。ちょうど会場だったところのマスターがリアルにゾンビっぽくて愛らしくその方のZ行動もよかったですね。

You're entering Town Silent ザ・サイレント・・・ってまじめなのもありますが、

  「SINSEKAI OF THE DEAD ゾンビ片腕切断」・・・これはやくざ映画とゾンビものの融合で、いつかこの冊子・・・というか月刊・・・・というかムックでも第何号になるかわかりませんが、やりましょう。

「Shadowplay Host シャドウプレイ ホスト」・・・これはゾンビホストものの新ジャンル・・?

ちょうど『龍が如く』の最新タイトルも出るようですし、ゾンビキャバ嬢とゾンビホスト映画の二本立て企画もやりましょう。

 あと・・・TUXCOSA ZOMBIE UP BUSTLE ハッスルゾンビ・・・・このゾンビでハッスルって感じがいいですね・・・・・

ゾンハッスゥーーー!!!!!!!

ッていうのが過剰なオーケストラヒットとともに連打されるゾンビハウスやゾンビディスコで流したいですね。シャウエッセンとかゴルジェとかみんなやってますけどゾンハッスゥーーでしょう。でこうしてゾンビ展示をふりかえるのは、2号ということで、今回まずタイトルです。

 いちおうNWW(コアな音楽ファン相手はもういやなので・・・NWWとはとある音楽ユニット名です)とゾンビ映画双方に敬意を表して、ナース・ウィズ・ゾンビとか・・・

われわれの大好きなゾンビになりたてのビッチたちあいてにラップし続ける中年ラッパー ダブルDの出てくる『ストリッパーゾンビランド』にちなんで・・・・

 『月刊 ゾンビッチ』とか・・・

バッファローマッキーさん他には・・?

いちおう月刊でなくても月刊てつけるとゆう・・

ま:そうですね。いまはもうケシカス同然だけどあのころは目をキラキラさせてね・・マスターどうですかっ!?はいZ!!!てな具合に合い言葉はゾンビで一致団結しましたね。見えない敵も可視化されたように感じ。「MILK BATHTUB NO BLOOD」は洒落たイタリアンエロスのシリーズに入ってそうですね。黄金の七人 背徳の乳風呂Zとか。今後動物がゾンビになっていく世界が描かれて行くはずだと思うので「Zombie Elephant ゾンビエレファント」も観てみたいですね。やさしいダンボがお耳を噛まれてぇ~~ふんだらだったぁ~。Brief History Of The Dead 終わりの街のあいつの顔も観てみたいです。顔で俳優を選ぶ作品ではないかと。『龍が如く』やるにはキャバクラ実地研修行かないとってことみたいですが、キャバクラ行ったことないですねぇ。ホストは中学校一緒だったやつがホストみたいになっててびっくりしました。とか言ってるいま・・嫌がらせを受けていて・・・ちょっとやりづらいですが・・・ソウルドラキュラみたいなフランスのパープリンな女がダンシンするゾンビハッスル。元気じゃないかと。でナースウィズゾンビはいいのではないでしょうか。月刊ゾンビッチ、月刊ずんビッチ、月刊ビッチゾーンとかもいいですね。否、いいZ!!!

虹:・・・コロコロコミックについては・・・まさにバッファローマッキー(以下、マッキー)の言う通りなんですけど、コロコロにもいいところもあって、それは最初はやりものでついたタイトルも、そのはやりがとうに終わろうともなかなか連載きらないってとこなんです。なので『ベッカムくん』は長く続いたんですよ。でもベッカムくん、ペンギンなんですけどね。それと見逃せないのは、いま2015年最新号でもいまだ穴久保幸作のポケモンマンガではピッピが主人公なんですよ。それで相変わらずおもしろいんです。というか一定の55%おもしろいのをキープしてるんですよ。これは穴久保幸作先生もすごいんですけど、とりあえずいったん愛されたキャラは大事にし続けるというコロコロ編集部の方針なんですよ、文芸誌や映画誌にはできないことで・・って当たり前ですが、そういうわけでわれわれも毎回ダブルD(某ゾンビ映画に出てくるメインでもなんでもないキャラ)のことは大事にしていきたいですね・・・コロコロのゾンビコミックは絵が魅力的ではないんですけど、これだけ身体部位欠損しまくる漫画はいままで少年誌ではなかったと思います。ギャグ漫画ですけどジョージ秋山先生のより身体ちぎれまくり、今回は宇宙にちぎれた顔だけが旅をし、脳みそとりだしてそこに他の星の貴重なものをつめて地球に帰ってくるって話でした・・・・とそれはともかく

 ・・・ 『月刊ビッチゾーン』てすごいですね・・すごいけどこれだとコア出版とかからのキャバ嬢攻略みたいになってるから、『月刊ゾンビッチ』で、増刊でビッチゾーンでしょうか・・・

『月刊ゾンビッチ』というからには、第1号でゾンビ映画に出てくる全ビッチ解剖!!!!!

みたいなことやりたいですが・・もうすこし調査必要ということで。で、『月刊ゾンビッチ』第1号は、第1部はゾンビ映画の音楽対談、第2部はあほなゾンビ映画の脚本を公開!ということでいきます。で第1部ですが、それは現在大阪在住のマッキーさんがこないだ東京に来たときに、某女性音楽家の家をゾンビ対談の会場としておかりしてやったものですね。以下それを・・・・

ま:ポケモンのはこっちが小学生から始まってまだやってんだってそれは嬉しかったですね。そういういいとこもあります。部数売ってくにはカードとタイアップするのも仕方なしなんでしょう。いまのポケモン知らないけど、ピッピとか初代のが造形がかわいいなと感じます。去年ぼーっとTVつけたら夏休みのスペシャルがやってて、強力な力を持つポケモンが惑星間旅行をさせてましたよ。イリュージョンなのかも。それで、ポケモンてこんなレベルまで進めてしまったんだなぁと思ったのですが、コロコロのマンガはずっとピッピのままっていうのはいいですね。夕方、任天堂がスポンサーの番組でポケモンマスターを決める戦いがあって、それがミュウツーにれいとう光線とはかい光線を覚えさせて、れいとう光線で1ターン動けなくさせて、強力な破壊光線をあびせて、はかい光線で1ターン動けなくなるのをちゃらにするっていうので、その番組みんな観てるから、それかられいとう光線とはかい光線のセットが流行りましてねぇ。そんな最狂決戦ばっかおもしろくないからその番組はあるときからレベル30以上のポケモンは使えないとか制限ができたんですよ。そのときの可愛いモンスター同士のやり取りがよかったですねえ。そんな惑星をどうこうみたいなのをモンスター?にされたらねぇ、サトシだか小学生に任せておけないですよ。大人ならいいのかというと、それは違うというのが答えなのでしょうけど。ゾゾゾゾンビーくんのその話いいですね。読みますよ。で、『月刊ゾンビッチ』でいきますか。いま手元に「ゾンビチアガール」ってのもあるけど、まだ観れてないんですよね。全ビッチとなるとすごい数な気がしますね・・とほうもなきビッチ・・ビッチイズム・・・それで惑星一個できるのでは?ポケモンのイリュージョンと。

この間って2月にウッドさん(ウッドマン、現:うっど慢まんに衝撃の改名を)のやってるQ-O-Iってギャラリーで絵の展示をさせてもらって、そのついでで寄らせてもらって、某音楽家・・さんと虹釜さんと三人で対談やったんですよね。ではそれをお読みいただきますか。

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