主人公補正OVA 19話中編

蓮加)どう〜、届きそう〜？

○○)あとちょっと〜！

僕は椅子の上に立ってエアコンの掃除をしている。

蓮加曰く、浮気した罰だそう。

だから僕浮気はしてな…いや、したのかもしれない。

蓮加)ちゃんと綺麗にしてよ〜？

○○)分かってるって〜！

蓮加に椅子を押さえてもらっているが、それでもぐらついているからかなり怖い。

蓮加)きゃっ、虫っ！

○○)ちょっと蓮加っ？！

ｶﾞﾀｯ!

蓮加が虫にビビったことにより、○○は足を踏み外してしまった。

ｺﾞﾝｯ!

○○)いった…ﾊﾞﾀﾝｯ｡

蓮加)え、○○？！

○○は気絶してしまった。


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○○)あれ、ここは…

見たことある場所だ。

??)あれれ、戻って来ちゃったの？笑

○○)この声、美彩さん！

美彩)久しぶり、○○くん。

○○)美彩さんがいるってことは…

美彩)うん、死にかけ笑

○○)またか…

美彩)ほら、見てみな？

雲のような白い煙の中に、蓮加の部屋で倒れている僕と心配してる蓮加が見える。

美彩)ま、今回は私が呼んだんだけどね笑

○○)え？

美彩)ちょっとだけ、イタズラしちゃった笑

○○)いや、そのイタズラで僕死にかけてるんですよ…

美彩)ごめんね笑

軽いな、蓮加みたい。

美彩)ちょっとあなたとお話したくてね。

○○)お話し？

美彩)うん。まずは、娘と付き合ってくれてありがとう。あの子の幸せそうな顔が見れて、私も本当に嬉しい。

○○)僕の方こそ、迷惑かけてばかりで…

美彩)いいのいいの、あの子、○○くんのこと大好きだから、ちょっとやそっとじゃ別れるつもりはないわよ笑

○○)良かった…

美彩)それと、彰と旦那に会ってくれて、ありがとね。

○○)いえいえ。

美彩)あなたがいたから、あの2人も反省して更生していってる。何もかも、あなたのおかげだわ。ほんと、なんとお礼を言ったらいいか…

○○)実は、僕、彰くんに感謝しているんです。

美彩)え？

○○)いじめられて、弱い人の気持ちがわかりました。何もできないんだなって思って、だからこそ、僕は弱い人を守りたいって、思うようになれました。弱さを知ったから、強くなれたんです。だから、ありがとうございます。

美彩)優しい、あなたはほんとに優しいのね…その優しさが、あなたを強くしてる。いつまで経っても、その優しさを忘れないで。

○○)はい。

美彩)じゃあ、そろそろ娘のところに行ってあげて？

○○)そうですね笑、ありがとうございました、またどこかで。

美彩)最後に、ﾁｭｯ!

○○)ふぇっ？！

美彩)ふふ、じゃあね。


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○○)はっ！

蓮加)○○！よがっだ〜😭

○○)もう、心配しすぎだよ笑

蓮加)だって、私のせいで死んじゃうかと思って…

○○)美彩さんがわざとやったんだって笑

蓮加)もう、お母さんのバカ…ってか、このキスマなに？

○○)え、あっ…

絶対美彩さんにつけられたやつだ…なんで身体に出てんだよ…

蓮加)まさか、お母さんにまで浮気したの？！

○○)違うんだ！これには深いわけが…

蓮加)ゆるさない！今日は寝かせないもんね！💕

○○)ちょ、蓮加〜〜〜〜！！！！

美彩)ふふ、いいわよ蓮加〜！そのまま孫の顔、見せちゃって〜！

次回、最終回！




To be continued……