主人公補正OVA 2話後編

さくら)なるほどね、大変だったね。逆にこれくらいの怪我で済んだのが奇跡だよ。

遥香)先輩が守ってくれたからかな。

さくら)ちょっと羨ましいなぁ〜笑

遥香)もぅ…///

○○)おまたせ！

さくら)あ、ありがとうございます！ちょっと冷たいよ？

遥香)ひゃっ！

さくら)かっきーの治療は私がやっておくので、先輩は戻っても大丈夫ですよ？

○○)いや、遥香ちゃん歩きにくいだろうから僕が連れて行くから残るよ。

さくら)わかりました笑…よかったね？ﾎﾞｿｯ

遥香)う、うん…///

ーーーーー

さくら)はい、これで大丈夫。家帰ったらちゃんと冷やすんだよ？

遥香)うん、ありがとさくちゃん。

さくら)いいえ〜。じゃあ先輩、あとはお願いします。

○○)まかせて！はい、乗って？

遥香)失礼します…。

○○)よいしょ。じゃあありがとね、さくらちゃん！

さくら)は〜い！かっきーお大事に〜！

○○)どう？ちょっとは楽になった？

遥香)はい！

○○)よかった。さくらちゃんのおかげだね！

遥香)はい…

○○)ん、遥香ちゃん？

遥香)すぅ…すぅ…

○○)寝ちゃった笑、起こさないようにしないと。

○○は慎重に遥香を運んで、図書室まで戻ってきた。

○○)よいしょっと。これでよし！

○○は遥香を座らせ、自分のブレザーをかけてあげた。

○○)さ、残ったの終わらせるか！

ーーーーー

遥香)んん…あれ、寝ちゃってた…。これ、先輩のだ…ふふっ。

遥香は○○のブレザーを抱きしめた。

遥香)ありがとうございます、先輩。あれ？

遥香が顔を上げると、目の前で○○が寝ていた。

○○)すぅ…すぅ…

遥香)先輩も寝ちゃってる笑…よし。

遥香は○○の元へ歩いて行く。

遥香)だいぶ楽になったかも…岩本先輩、ごめんなさい。ﾁｭｯ…

遥香は○○の頰にキスをした。

遥香)えへへ…油断してる先輩が悪いんですよ？あ、そうだ…

ﾊﾟｼｬｯ!📸

遥香)ふふっ。

遥香は○○の寝顔を、自分がキスした頬が見えるように撮った。

○○)ん…

遥香)あ、やばっ！

○○)あれ…遥香ちゃん、起きてたの？

遥香)は、はい！あ、これありがとうございました！

遥香は○○にブレザーを返した。

○○)どういたしまして。それより、足大丈夫？

遥香)はい！結構楽になりました！

○○)よかった。じゃあもう暗いし帰ろうか？

遥香)はい！ｷﾞｭｯ!

○○)え？

遥香は○○の腕に抱きついた。

遥香)まだ、少し痛いのでこうしてもいいですか？

○○)そういうことか笑うん、大丈夫だよ。

遥香)えへへ、やったぁ…。(本当は大丈夫だけど、今だけは先輩の彼女だもん！)

そう言って嬉しそうに歩き出す遥香が持っているスマホの画面は、さっき撮っていた写真が映っていた。





To be continued……