拾ってくれませんか？　十三話

眞衣)○○〜。

○○)どうしたの、眞衣さん。

眞衣)明日さ、お買い物行かない？

○○)うん、行きたい！

眞衣)じゃあお昼くらいから行こっか。

○○)久しぶりだね、2人でお買い物。

眞衣)確かに、あの時以来だね〜。

○○)楽しみだなぁ…

眞衣)明日は遠慮しないで欲しいものあったら言ってね？

○○)うん！

眞衣)よし、じゃあ寝ちゃいな？

○○)おやすみ！

眞衣)おやすみ〜。

○○は寝室へと入っていった。

眞衣)明日は色々買わないといけないから〜…

眞衣は一人で買い物リストを書いていた。


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眞衣)よし、着いたよ！

○○)久しぶりだね、ここ。

眞衣)大きいからなんだかんだここが楽なんだよね〜笑

二人がやってきたのは、前にきた大型のショッピングモール。

眞衣)よし、行こっか！あ、そうだ。

○○)え？

眞衣)中で迷子になると困るから、手繋ご？

○○)う、うん…///

眞衣)ｷﾞｭｯ!よし、これでおっけい！じゃあ行こ〜！

陽気に手を振り回す眞衣と、照れて赤くなっている○○だった。

ーーーーー

眞衣)今日はね、○○にもっとカッコ良くなってもらおうと思います！

○○)え？

眞衣)○○ってさ、かっこいいでしょ？

○○)そ、そうなの？

眞衣)うん、カッコいい！だからこそ、もっとカッコ良くなって欲しいの！

○○)えぇ…///

眞衣)具体的には、美肌になったりとか〜、髪もこだわりたいよね〜。

○○)眞衣さんがそれで喜んでくれるならいいけど…。

眞衣)じゃあまずはこっちだね！

眞衣は握っている○○の手を引いてあちこち移動する。

??)え、あれって…○○？なんで、なんでここに…？あの人は誰…？

??)おーい、和？どうした？

和)う、ううん！なんでもないよお父さん！…○○…。

その少女は○○たちをずっと見ていた。

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眞衣)ふぅ〜いっぱい買っちゃった笑

○○)疲れた〜…

眞衣)ごめんね、付き合ってもらっちゃって。

○○)ううん、眞衣さんが僕のために色々やってくれて嬉しかったから大丈夫！

眞衣)当然だよ、○○のためだもん！

○○)えへへ…あっ！すいません、これ落としましたよ？

○○は高校生が落としたものを拾い上げた。

??)え、あ、ほんとだ。ありがとね！

??)もう〜何してんの！早く行くよ〜？

??)ごめん蓮加〜！じゃあまたね！

○○)うん！

??)……あの子がこの物語の主人公、か。ふふっ、面白そうだ。

??)何してんのはやくして〜！

??)今行くよ〜！…頑張れよ、僕の将来の……。

眞衣)○○〜？どこいったんだろ？

○○)ごめん眞衣さん！

眞衣)あ、いた！どこ行ってたの？

○○)ちょっと落とし物届けに行ってた！

眞衣)偉いね〜。

○○)それでね、その落とした人がね、なんか不思議な感じだった。

眞衣)どういうこと？

○○)なんか、見覚えはないんだけど、なんとなくまた会えそうだな〜って思ったの！

眞衣)なにそれ笑また会えるといいね！

○○)うん！

眞衣)よ〜し、じゃあ今日は帰ろっか！

○○)うん、また行こうね！

2人は再び手を繋いで歩きだした。




To be continued……