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風起隴西〜五仙道の大祭酒と共に Part 1

日本での《風起隴西》の放送が終了を迎えた。感無量。
今回張暁晨が挑んだキャラクター
それは黄預(HuangYu)。

彼は五仙道という新興宗教の大祭酒(本来の五斗米道では上から3番目の地位だが教祖の意味合いで使われていた)で、教徒たちと共に30年、始祖が亡くなってのち潜伏しながら武器などを蓄え、機会を窺っていた。
その機会とは、魏と蜀の争いに乗じていずれは中原を五仙道が支配せん、という野望の口火を切ること。

張暁晨がこの役を演じると報じられたとき、まだその宗教名は"五斗米教"だった。
"五斗米教"とは、お米を五斗納めれば入信できたからだとか。教祖は劇中のせりふ通り張魯。
どんなカッコウをしているのかしらと待っていたら

こうだった
ん?
いえ
これはこれで正解なんだが
初めて私が見た暁晨の姿は

これ。
オレンジの法衣(?)はイラストと似ていて納得
但し長髪と髭面は残念だった
またこの路線(汚い系)かーーー

話を元に戻しましょう
2021年初春
春節を家族と二年ぶりに(前年の正月はコロナのため会えなかった)過ごした暁晨は
早々に象山(浙江省にある撮影所)入りし
自身の二作目となる主演映画を撮影した。
《夢魔霊蛇録》だ。

剣客の役らしいが
三月の象山の竹林、及び海岸、そして夜での撮影が多く
四月になってもスタッフたちは震えていた

暁晨は海辺や竹林や
宿舎から撮影所までの道程に見える稲田を毎日見せてくれていた
眠るのはたいてい朝の5時半だった
その撮影が終わりに向かう4月21日ーーー

出演者らがサングラスをつけねばならないほど夏日となったこの日
暁晨は撮影を抜け出して同じ象山撮影所で行われた開机式に臨んだ
事務所の社長であり尊敬し崇拝している陳坤殿下の主演作に暁晨もレギュラー出演することになったからだ

暁晨、白宇、陳坤殿下、愈灝明

明るい開机式に揃ったのは錚々たる演技派ばかり
そこに共に居られる幸せ

暁晨の隣は重鎮尹鋳勝氏。
更に右は王驍さん

実際に暁晨が撮影に入ったのは5月の頭から。
先ず臨んだのは、陳坤殿下との一騎討ちのシーンだ。

最高にイカすこのスチルは暁晨もお気に入りで、微博のカバーもこれで、自宅に額装してテレビの脇に飾ってあるほどだ。
絶妙にカットの数字が隠れている
すごい汗。
真夏日にこの衣装で渾身のアクションをこなしたからだ。
このスチルを見たとき、とてもドキドキした。
このスチルには暁晨の俳優として生きるのだという覚悟と
非常に集中して自分の持てる物全てを出そうという灵魂と
こんな素晴らしい場所で活躍できるようになったという感慨があるーーー

ちょうど《風起隴西》が本国で播出された今年の4月ごろ
私は暁晨が初めて出たオーディション番組の初めての古装劇に挑戦している場面を調べて書き上げていた
その大根ぶりたるや
目も当てられないほどだった

このあどけなさ(隣は馬天宇。奇しくも同じ馬伯庸の作品に出ることとなった)。

そこから三年のアイドル歌手時代、四年の報われない苦悩時代、陳坤殿下に出会ってからの報われぶりと成長ぶり、今まで努力を怠らず、自分を信じて磨いてきたもの全てを思う存分ぶつけ表現できる場を自ら呼び寄せた、彼の晴れ姿に感動するしかない。

撮影中交々

5月の開机から、なかなかの暑さが続いた。
演者は皆下に三枚、上に三枚の分厚い木綿地のような着物を纏っていたという
象山の気候は体験したことはないが
とにかく暑く
そこにドーランを顔に厚く塗り
つけ髭をつけ鬘を被る不快指数はいかばかりか

主役の陳坤殿下

暁晨はそこへ持ってきて更にローブを羽織り
監督が"必要だ"と言った耳までの無精髭のため、ただ一人自前のヒゲで臨んだ
そして更に長髪の鬘。
どれだけ暑かったか、見ているだけで汗疹になりそうだ

怪しさ満点

暁晨の率いる五仙道のアジトは蜀にあり、しかし魏と通じている。
その本拠地は洞窟内にある。
洞窟というと涼しそうだが、全くそうではなく、熱気がこもり焚き火を囲まなければならないなど、大変だったらしい。

昼も夜も洞窟生活
それは大体四日間くらいだった
最初この足場は何だろうと思ったが、本編を見たら本当に物見櫓だった

私が創設した張暁晨全球後援会日本支部の会員で『諜報員』として活躍して下さっている凄腕の悦姐姐さまが、スタッフのTikTokを見つけてきて下さった。

中国ドラマの撮影風景はめったに見られない
この場面は後がなくなった黄預が残党を率い、陽動作戦のため蜀の関所を攻める、という場面だ。
その他に悦姐姐さまは、スタッフの許可証や
台本など、様々なものを見つけて下さった。

台本

暁晨が紹介してくれたスタッフ弁当にあたる食事。たいへんにボリューミーでバランスも考慮されている。
「食べる」となれば「出す」問題に直面するが

これはスタッフが知恵を絞り作ってくれた冷房車。
猛暑の陽光の下で撮影するのがどんなに大変で不快さと闘わねばならないか…、暁晨曰く"大量の汗で尿になる暇はない"そうで、そうなれば熱中症が心配。
そんな大変な環境で撮られたものなのだ。

毎回スタッフがその日の伝達事項を工夫を凝らし鼓舞しながら書くホワイトボード。
暑いさ中の撮影、暁晨は《密雪氷城》というドリンクやアイスを扱うチェーン店をフードトラックごと用意し、スタッフ&キャストに振る舞った。
主役俳優じゃあるまいし、ましてや張暁晨なのに、こんなハデなことをするなんて、まれ。

みんな大祭酒に平伏せ!とばかり、好感度が上がったかしら。

クランク・アップ

クランク・アップは7月12日
108日間に及んだ撮影は
五仙道の長老たち、大祭酒黄預、主役陳坤殿下らが潜入の脱出に使用するグライダーの試乗をする場面で幕を閉じた。

陳坤殿下=陳恭
路陽監督と
夕焼けと共に撮られたお気に入りのスナップ
暁晨と言えば扇子。箱の上に並びリラックスしている姿

陳坤殿下と並んで佇む思い出のショット

いつも殿下は明るく茶目っ気たっぷり。

定档

中国では検閲があり、それを通過すると晴れて配信できる。
《風起隴西》は早くも秋には許可が下りた。

第一予告編。
しかしここでの黄預は、もうあのオレンジのローブではなく、第一海報で見た、髪を上げて結い、焦茶の着物のすがた。
そして何より、ーーーラストのカットに私は驚いた。

陳坤殿下と一騎討ち。
しかも、最後の呻き声はーーー、、、
紛れもない暁晨の声だった。
黄預は陳恭の友人ではない?
黄預は陳恭のーーー敵になるーーー。

開播

いよいよ放映開始となった今年の4月27日。
秋に定档だったことを考えると、やはりこのように突然決まる。
決まったとなったら翌日から一気に放出されるのが中国ドラマだ。

ここでも例の決闘シーンのカット。
陳坤殿下が刺した剣を引き抜いたのは、やはり暁晨から…?
ハッキリとはわからないが、覚悟はしなければならない。

いよいよ前日となりまた更に予告編が出された
これが"最終予告編"だ

主題歌(ED)全て視聴したのち見てみると胸熱。
本ちゃんのオープニングには人形が現れ、本人の顔などがない仕様だった。

"制作の裏側"。今回の作品は、時代考証から非常に倹しい風情が強調されたセットとなった。

このように、凡ゆる映像から張暁晨を見つけ、具に保存してゆく。
わくわくする作業でもあるが、彼の場合はゲストやスポットで参加するものも多く、こうして予告などにいることは実は滅多にない。
陳坤殿下が出演する作品だからこそ、たくさん出張らせてもらえるのだ。
陳坤殿下とご一緒する作品にストレスや心配はない。安心して待つことができる。

粧照。ポスター撮りを兼ねた衣装合わせ。キャラクターに合った造形を確認すると共に、宣伝用の撮影も行う。
海報(ポスター)。これがあることで、レギュラーかどうかが決まる。
群像海報。主だったキャストで構成される。
黄預の部分
配信プラットフォームである愛奇芸の特別記事用海報。
いかに多彩でそれぞれ独特な畑出身者であるかを紹介。暁晨は勿論"『好男儿』入賞により芸能界デビュー"である
所属事務所東申未来が製作した開播海報。
これが上がるといよいよである
暁晨による開播報告
本日いよいよ登場、のさい上がる上線海報

五仙道大祭酒、黄預見参

暁晨が求人を
"各種待遇に自信あり
いざ、我らと共に未来を創ろう"
ーーーそう、黄預は五仙道のリーダーなのだ。
五仙道は、張魯の残党で
渾沌、窮奇、檮杌(とうこつ)、饕餮(とうてつ)、燭龍を上仙と崇めている。前の四頭は中国時代劇にはお馴染みの四頭。
30年間、教祖張魯が死んだ後散在していた教徒たちを、祭酒となってから十数年導き(ここ重要wまさか50代のオジ様じゃないでしょ⁉︎設定は幾つなの?)力を蓄え、近年魏、蜀両国から"何とかしなければならない脅威"とまで言われるようにしたのは黄預だった。

この潜伏先に魏がわの命令で協力要請するために訪れたのが
陳坤殿下扮する主人公の陳恭だ

威風堂々たる姿で大勢の教徒たちに崇められながら使者を迎える黄預。
組織をここまでにした自信と、陳恭にその威容を見せて驚く様子が見たくてたまらないといった様子の笑顔。

陳恭は糜冲と名乗るが、途中で本物の糜冲を殺し、なりすましている。陳恭の本当の魏での身分は主簿。手には封款してある詔。

長老の1人がたしかに使者である証を受け取り、黄預に渡す。

予め持っていた割符を袖口から出し、使者が持って来たものと合わせるこの動き!
何と鮮やかなことか、見惚れてしまう。

ここでようやく真の使者だと認められる

オリジナルではここで黄預の名前と所属のテロップが出るが
なぜ日本版は"大"の字を端折ったのだろうか
字幕の字数を少しでも無くす工夫なのであろうか

ここで糜冲は黄預に魏の皇帝からの詔を伝える
魏の軍の一翼として平南将軍、漢中先鋒使を命じられたのだ。
私は三国志は門外漢なので黄預の思惑はいまいち分からないが
魏に阿り蜀を倒し呉を倒しやがてその魏をも…っていう壮大すぎる野望を抱いていたのかしらん
張暁晨が演じるかぎり
そー事は上手く運ぶわけない
かなしい。

"ご苦労であった"
錫杖(なぜか鶏モチーフ🐔)を振り上げるこのカリスマ!ってかんじのオーラ
ここから歓迎パーティー🥳
大祭酒の"五仙に生贄を捧げる"という一声でセレモニーが始まる
生贄にされるのは一体どっちだか…

キリリとしたお顔がすてきな陳坤殿下

中国時代劇ではお約束の舞を堪能する場面
その中心で舞うのが聖女と呼ばれる象徴的な女性
実は彼女は

陳恭の妻、翟悦。夫婦で蜀の間諜をやっているという二人だったのだ。

二年ぶりに逢う二人ーーー実は新婚ホヤホヤで二人はそれぞれの現場へと別れた。
陳恭は魏がわの情報を探るために
そして翟悦は陳恭が去った後自分も何かさせてくれ、と白宇演じる従兄に頼み、同国内なら危険はなかろうとこの五仙道に二年前から潜伏し、黄預らの動向を従兄に伝えていたのだった
つまり夫より悦は黄預といた年月の方が長かったのだ。
この二人が黄預にとって不倶戴天の敵となる。

目配せをしている二人に気付かぬ黄預ーーー

その夜
上機嫌でヨッパラッたまま浴室に現れる黄預
悦はヤな予感がしたのだろうか
"いつもより早く"湯浴みを終えていた

眼はトロンとし脚は蹈鞴を踏み
ハナの下を伸ばしたかんぺきな泥酔演技
二人のやりとりから
大祭酒は聖女とけっこんするつもりだ、ということがわかる
二年の間に寵愛を受けるまでに食い込んだ悦の手腕の高さが窺える

よいではないか、をよくありません、と嗜める
教義をかさに何とか逃げ回ってきたのか
夫が近くにいるとなればいつも以上に嫌悪が勝る
握った手を剥がされる大祭酒笑

断られたのにまだ上機嫌な黄預
何かにつけビシッとしていた尹嵩兄さまとのこの違い
さすがです🧡🧡🧡

位を魏の朝廷から授かったのに遺憾だと言われ
瞬間酔いが覚める

黄預の思惑を探るためのうまいかまかけ
英雄だと思えばこそ愛しいのに情けない、と言われ喜ぶ

心配するでない
魏の配下になるは一時凌ぎの作戦
いずれは三国を平らげてくれるわ
という壮大なゆめ

それを聞いて顔が固まる聖女
彼女は蜀命なんだから当然
本当に黄預に心酔しているなら、ここでバラ色の顔になるだろうに
分かっていない黄預

どう処せばいいか理解しているが
天からの贈り物ではなく敵からの潜伏者

"婚儀までは私に触れないで。神聖な聖女なんだから"
と釘をさされ
無邪気な顔で頷く
狼藉などしない
いかに黄預が悦を大切にしているか伝わってくる
そして
こんな素晴らしい女性を娶れることに感謝し喜んでいる
胸が痛むわ…。

蜀の諜報機関を"司聞曹"というが
現在そこに属する諜報員が"燭龍"というコードネームを名乗り逐一報告を
早速陳恭の義従兄から情報を引き出し報告
陳恭の妙案で今は司馬糜冲は陳恭、主簿陳恭は糜冲となり既に陳恭にハメられて蜀軍に殺された

ここでも示される日常会話
黄預は聖女に対して最高の待遇を取っている。

秦沢は聖女の前では燭龍の名を出さない
ヒミツの話だと勘づいた悦は
気を利かせて退出する…と見せかけて様子を窺うのがセオリー
このようにして
蜀の事情は燭龍により筒抜け
五仙道の事情は悦により蜀に筒抜けという
お互い筒抜け状態

蜀の間諜が魏に潜伏しそこから五仙道に潜伏するというややこしさ
五仙道は蜀を中心に活動しているが実は魏と通じているというややこしさ

ナヌッ⁉︎
というイカすアクション
蜀の間諜が魏からの使者を装い魏がわに通じている我らを探り蜀に報せていると⁉︎
ハア???

ならば近々掃討作戦が展開されるかも
皆を守ることを最優先する良きリーダー
ちょっと待った

糜冲がモノホンの糜冲かどうか探らねばならぬーーー
という黄預の指示を聞いた悦

夫の身が危ない!

暁晨が上げてくれた洞窟セットの景色だわ

厳戒態勢を敷いている黄預を訝る陳恭(今は糜冲)

静かな芝居
黄預たちも芝居をしている
大袈裟な所作はしない
密偵かもしれない糜冲
本当に信用できるか試さなくてはならない

情報の早さに一瞬驚愕する陳恭
しかしおくびにもそれを見せない

秦長老が観察している
黄預はその演技を褒めるかのように笑う
"知らなかったのか?"
暁晨のこういう芝居が好きだ

動揺が過ぎ去らないうちにたたみかける
"魏から使者が来る。顔見知りのはずだ、会えて嬉しかろう"
魏から本当に使者が来たとしても
自分は今は陳主簿ではない
さあどうする?

慌ててぼろを出すか
それとも本当に糜司馬なのか
これが黄預の作戦だったのだがーーー

さすがの陳坤殿下
窺う黄預、秦沢らの前では悟らせない

さあ困った
使者が来れば一発で糜司馬でないとバレる
ここは任務を放棄して我が身を優先させるか…

しかし逃げられない厳戒態勢

愛用の剣の手入れをしている黄預
これの出番はあるやなしや

腹下しの計はこういう時の常套だが
そうはさせない
秦沢長老は見張りながらも腑に落ちない様子

そりゃそうだ
陳坤殿下なんだから
そんじょそこらの小者とはオーラから違う
だいたい陳坤殿下が尻尾など出すわけがないのだ
完璧でいらっしゃる
ミスなどあり得ない

"そりゃ彼は司馬なんだから"
……こういうところが黄預の危うさというか
司馬だからね、なんて

黄預の設定は、残忍で疑い深いなんてアンデルセン童話のあくまみたいだけど
どーしても善人みたいに見えてしまう

見張りをやめてみたり
いろいろ試して逃げるかどうか
逃げるようなら仕留めるまで
逃げなければ?
信じるのーーー

今日来ると言っていた使者は教団の長老が成りすます
もし仕掛けがばれればカッコ悪い
騙す方も命がけ。

"用心深い"黄預ーーー

まだその薄い胸には野望がめらめら燃えている

鎌かけ失敗

陳恭(糜冲)は宴会会場にやって来た
逃げる方が危ないということを悦が知らせたからだった
ならばどうする
緊張の場面。

逃げ出さずここへ来た
度胸があるのか
それとも本物ゆえのことか

誰ですか
知らないの?
陳恭は悦に念を送る
"何の魂胆が?"
"魂胆があるのよ、心して"
ワナだと教えてるんだもんなアー

どういうことかな?

そっちこそ誰ですか

双方の問答のあいだくるくると面白そうに表情を変える黄預
糜冲がどう切り抜けるか愉しんでいるようだ

そしてこの飲みかた!
いつもの如く独特の指のフォームで煽る
色気も凄い

さあどうやって本物かどうかを証明する?

すると陳恭はとつぜん謎の言葉をたたみかける
陳恭が咄嗟に用意した合言葉だが、この一節は曹操の"短歌行"からの引用。

月明星稀 烏鵲南飛
繞樹三匝 何枝可依
山不厭高 海不厭深
周公吐哺 天下歸心

この合言葉が言えなかったことで使者らの形勢と挙動が鈍る
そう来たか
話を聞きながら"マズイ、鎌かけとバレるか"
とぎくっとする黄預

するとこんどは
"なら陳恭の体にあるという忍冬(唐草模様)の入れ墨を見せてみろ"

あら
また殿下を剥くの?
《鳳凰の飛翔》でも
殿下が本当にぴーしゃの息子かどうか着物を剥いて調べるくだりがある
屈辱に歯軋りする殿下の演技がわざとらしくて素敵だった

こちらの殿下も絶佳でございましょう?

そりゃもちろん
全世界の皆様のため
もろ肌脱いでいただかなくては
黄預が怒られる

斯くしてそのからだにはーーー

おおー、逞しい殿下のお体!✨✨✨
役に込める気合いはさすがです!
知っているはずの妻である悦がハッと息を詰める様子が
入れ墨を焼き鏝で消してまで
ここに潜入したのだ
間諜魂に震える
その気合いが黄預に伝わったのか

歴戦の間諜の勲章
疵だらけのその体だったからこそ火傷の痕も紛れ目立たなかった
黄預が詫びかけたそのときーーー、

陳恭が仕掛けた。
ただし"五仙道が陥れようとした"ではなく
"其方が蜀の手先だ"として
即座にこのままお茶を濁すわけには行かなくなり
厳しい表情の黄預
陳恭の思惑に沿わざるを得ない
ということはーーー

五仙道の長老だ
気概はあってもプロの諜報員に敵うわけがない
それでも
バレるわけにはいかないので捨て身で襲いかかり瞬殺
殿下ですから
"悟らせるな"
という無言のジェスチャーをその電眼で送信する

しかし長老その二は怖気づき

黄預に縋る
辛いが心を鬼にせねばならない

刹那引っ掴んで一撃
このアクションはもう張暁晨のお家芸
組織のために犠牲にしなければならない貴重な同志
悪態を吐きながらも心で詫びる
死に損ないではなく"名誉の殉死"ーーー

"疑って悪かった"ーーー
陳恭ひとりに何という犠牲
しかしまだこれは序章に過ぎなかった
この陳恭によって五仙道は滅ぼされる
"疑い深い"黄預が信じたことによってーーー

おまけ

陳坤殿下のお体は晒して
わが張暁晨の体を晒さないわけにはゆくまい
だってここは張暁晨のファンが書いたブログ
ということでーーー

脱いでいただきましょう

え?逆光?
すみません

え?前が見えない?
申し訳ありません
じゃーーー

だいぶ前のですが
こんな感じです
暁晨は16年間体重が変わっていません
身長182㎝体重70㎏
撮影の直後は痩せており
オフで戻すために食べまくります


今日も麺明日も麺明後日は北京で評判のハンバーガー、そして明明後日はパエリアという具合に
食べまくっていないと痩せてゆくばかりという超羨ましい体質

❤️❤️❤️❤️
読んで下さりありがとうございました
Part 2に続きます。




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