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『好男儿』の余波に包まれて

イケメンオーディション番組『加油!好男儿』は伝説になるほどの様々な話題をふりまき、全国三甲(上位3位)以外の選手も脱落入賞関係なしに全国的な人気者となった。8位に甘んじた暁晨も、番組が終わらないうちに映画のオファーを受け、夢か現か分からないうちに初めての撮影を終えた。

初の出演作『追愛総動員』
知らなかったときは何の写真だろうかと思ったものだ
これから何が始まるのか、わくわくどきどきしていたに違いない
ナンパするシーンのオフショット。可愛いのなんの

『好男儿』が一段落した9月13日、暁晨は馬天宇と北京の遊園地に。
天宇が一足早く、暁晨の誕生日を一緒に祝いたくて誘ったのだった。
完全なプライベートかといえばそうではなく、カメラマンが随行していたところを見ると何かの企画だったのだろう

この写真は、二人の“馴れ初め"を説明するさい必ずと言っていいほど使用される
いろいろ楽しめる一枚笑

暁晨はこの日のことをブログで
"とても楽しかった。天宇、ありがとう"
と綴っている。

歌手として

SMGと契約し、1人の歌手として芸能生活に入った暁晨。事務所の用意した宿舎で暮らしながら、さまざまな舞台を経験した。宿舎では陳澤宇と同じ部屋。

ここに掲載された"恋愛観"は面白すぎるので後日また改めてご紹介します笑
あるときは巫迪文と、あるときは向鼎と、またあるときは宋暁波とーーー試合中別れた友たちと、共に仕事をする毎日

秋になってもまだまだどこへ行くにも、『好男儿』の熱冷めやらず、いつも仲間と一緒。
あの夏の合宿の日々がずっと続いているような錯覚のまま。

本人もまだ夢現のまま、『好男儿』としてさまざまな場所で営業した。

9月末に上海野生動物園にて。暁晨の隣より沈人杰、毛方圓、程顕軍、巫迪文、鍾凱、魏斌ーーー10強に残れずともSMGと契約した懐かしの面々のすがたがある。

沈人杰と。ライオンの赤ちゃんをそれぞれ『好男儿』に見做して命名。この子は"佳佳"
動物が大好きな暁晨。実家では猫を4匹飼っており、ライオンだろうと手慣れている。
向鼎、郭帥の子は"優優"、陳澤宇の子は"南南"
鍾凱の子は"豪豪"
チャリティー活動なども

11月、向鼎や呉建飛、蒲巴甲、鍾凱らSMG『好男儿』メンバー総出でイベントに参加したときのもの。
王子様然としたこの日の装いは、現在の彼を知っていると新鮮。

巫迪文が残してくれた写真たち。暁晨は殊更こういう行為をしないため助かる。ありがとう巫迪文❤️❤️❤️🎵

2007年、蘇州で行われた金鶏百花国際映画祭にも招かれた。
この年には後に念弟となるほど心酔し世話になる陳坤殿下もエントリーしており、初めてお目見えした。
この日のブログでは、興奮した面持ちで
"陳坤や黄暁明(このころ尊敬する俳優として、暁晨は黄暁明を挙げている)など目の前で、本物を見ているのが信じられない。ぼくはこれ以後、彼らのようなスターになれるのだろうか?"と書いている。

建飛や張超らは舞台で"龍的伝人"を披露した
《雲水謡》で主演男優賞にノミネートされていた陳坤殿下。残念ながら建飛との写真しかない

年末までは主要都市を巡るコンサートや、ドラマの撮影などで忙しく過ごした。
母校の石家庄鉄道学院(大学)でのイベントのゲストとして招かれたときは、講堂に入りきれない学生で溢れたほどの大歓迎ぶりだったという

大学の資料によると2007年に卒業したことになっているのでこのときはまだ在学中ということになる
彼女は元彼女か?笑
アイドルになったために長らく初めての"彼女いない歴"を重ねることに(しかし2013年にはしっかりいた)
司会の方可愛い💕💕💕

ちなみに暁晨はこの大学で経済管理科を履修。
簿記や英文学などの授業を取っていた。いつどのようにどうやって、卒業に漕ぎ着けたかは本人のみぞ知る。
さてそのドラマとは

青蛙王子

『好男儿』と同じ菜卡がスポンサーのドラマ。鍾凱、巫迪文、呉建飛、宋暁波との共演作。暁晨はソムリエの三男役。

長男鍾凱、次男巫迪文、三男張暁晨、四男宋暁波というイケメン兄弟。
呉建飛はヒロインの元彼役

映画『追愛総動員』から二度目になる演技への挑戦。

モテモテの役だったとか。恋愛経験は豊富だものね笑
まだまだ可愛さが残るこのころ。
巫迪文が持っていた当時の雑誌記事より。

『青蛙王子』は『好男儿』の2006年度大会と併せてマレーシアのテレビ局で放映され、大変な人気ということで、2007年9月、暁晨らはマレーシアまで『青蛙王子』の海外プロモーションをしに行くことになった。
現地に着くや大変な騒ぎとなり、即座に警備がつき
舞台と観客の間は遠く鉄骨の柵で隔たれることになったほど。

現地のコンサートではトリの一つ手前に。
人気の高さをうかがわせた。
暁晨らは自分たちがこれほど人気者だとは思わず、中国に居るかと錯覚しそうになったという。
巫迪文などは調子に乗って、
"僕たち世界的スターだね!"
と笑ったという

楽屋での賑やかなようす
本番何を歌ったのかわからないが、『好男儿』のテーマソングを練習。暁晨は歌詞を忘れツッコまれている。終始巫迪文がはしゃぎ回っているようすが楽しい。

アイドルのお約束、ラジオ局訪問。暁晨の日頃の独特の仕草、纏う雰囲気がよくわかる映像。
緩慢な所作、相手を(うっとりと)見つめる、口元に手を持ってくる癖など。

イベント会場で歌っていたのは、この"迷迭香"。
フラフラくねくねした感じがよく暁晨に合っているが、歌唱力はまだまだと思う。

初めてこの映像を見たときはなんちゅー下手くそ、と思ったものだが、地区大会からのど素人丸出しのものから聴いてきた今となっては
"何とか耐えて聴ける"ようになった

腰遣い笑
キャー暁晨ー!!❤️❤️❤️
白い花のチョーカー、衣装は巻きスカートのような独特のデザイン
元モデルだけあって基本どんなに奇抜なものでも着こなす
マレーシアの現地の子どもたちと。
こちらは大きな女の子たち笑

2006〜2011までの歌手時代の映像より。
いつ頃どんな曲をどこで歌っていたのかという情報と映像が殆ど残っていないため、時系列が不明。

インパクト抜群の"眼神"✨✨✨

本人の曲かどうかすら分からないという

"迷迭香"にしてもこの"眼神"にしても、ご本人が歌っているタイミングでさまざまな歌手がカバーしまくるためいったい誰がオリジナルで原曲はどれかサッパリ分からない。
ご本人を差し置き劣化版を垂れ流しても一向に構わないのだろうか

しかしどんどんパフォーマンスは堂に入りはじめた

『我想你是真的愛她』
馮銘潮とのデュエット。二人は以前から親交があったようで、曲ができてすぐに銘潮が興奮気味に暁晨に聴いて貰ったところ、二人でいつか一緒に、という約束をこの曲で果たそう、ということになったとか。

このアルバムには向鼎、魏斌、王伝君なども収録されている。この年開かれた上海万博に合わせて制作された。

初めて出した一枚きりシングル『角色』
なかなかいい曲でお気に入り。
暁晨のありそうでない声質は、このまま歌手を極めてもよかったかもと思わせる。
MVよりも歌番組の生歌の方が私は好きだ。

『開始 in City』
上海万博に合わせて制作された、SMGお抱えの暁晨らで新たな中国の世界を"思いやり、マナー向上"をコンセプトに歌いあげる名曲。
MVは先程のアルバム《温暖的開始》でロケをした格好、同じ日に撮ったものだろう。

SGMファミリーの仲間たち
トップを暁晨が務める
2007年度『好男儿』卓上カレンダー
2008年度SMGスター卓上カレンダー
暁晨と伝君
表紙撮影時のオフショット

アイドルとして体を張るのも仕事のひとつ

収録中のふとした素のすがた
これもある意味体を張っていると言える
優しい笑顔は今も変わらない


歌手としてーーーどこまで行けるのか、
アイドルとしてーーーいつまで人気を保てるのか?
この頃暁晨は芸能界に飛び込んだばかりで、目の前は眩しい輝きでいっぱいだった。
努力あるのみ、必死で夢見た華やかな世界で自分のルックスを武器にスターを目指してーーー?

ケンタで一日店員たいけん🍗🍗🍗
可愛い店員さん❤️

ちゃんと(?)片付けや掃除などもする

歌手時代の暁晨が私は好きだ。
可愛いし、きらきら輝いている。
前向きに、夢に向かって進んでいるのだと信じて頑張っているその姿が愛おしいからだ。

中秋の特別番組より
さまざまな仕事や舞台を無我夢中でこなしているうち、いつしか歌手→ミュージカル俳優→俳優へと、自然に道がそちらへ向かっていった
2010年には定かではないがSMGから事務所を東川国際文化伝媒へと移り、拠点は北京に。

この仕事も2011年で、既に《美人心計》と《水滸伝》を経た後だ。
このころは朧げな"夢"に向かって、無我夢中で仕事をこなしていた暁晨だが、次第に彼の中に"見た目、人気、容姿"を武器にこの世界を渡り歩いてゆく困難さに対する懸念が微かに生まれていた。
そこにアンテナが反応するところが張暁晨のすごさだと言える。
アイドルでなければ自分は何者?
俳優?俳優であるならば何を縁に情熱を傾けるべき?
俳優ならばーーー
名門専門機関を経た選ばれし者で溢れている業界で、今までお膳立てしてくれていたSMGを離れてハタと、"何も頼る基盤のない自分"に気がついた、そこからがまた張暁晨の面白い部分なのだーーー


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