海上牧雲記〜Part6
第23話
いよいよ南枯ファミリーによるクーデター←後ろで手を引いているのは徳のパパ
が行われる夜
徳は墨先生といた
墨先生のしごとは、クーデターが終わるまで穆如大将軍らを足止めすること。
古装劇でおなじみの回廊を穆如大将軍と息子たちがぐるぐる回らされている。
徳はじっさいに秘術の効力を目の当たりにして興奮している。墨先生は得意満面。
なのに
"永遠じゃなく短時間だけしか効かない"
"事前に地形が分かってたら他の手も考えられたけど"
とか相変わらず行き当たりばったりで事前の仕込みが全くなっていない。
徳はそんな先生のチョンボを大目に見てあげている。ここまでは欒パパの計画通り。
胡散くさい墨先生だが、今夜のことでスッカリ徳は墨を尊敬してしまい、是が非でも門下生になりたい!と熱心に頼んだので墨は嬉しくてならない。
離れ難い。ずっと一緒にいて、秘術を教わりたいなあーだなんて言うから
墨は調子に乗って
"徳に利用価値があるかどうか"だなんて!
徳を利用するなんて許さないんだからーーーこの頃の徳は自分に絶対の自信がある。けれども、ふとした拍子にまだ、自信が持てない…そう変わってしまうことがある。
でも確かなことがある、それはパパのやってることが、愚かなことだと感じていること。
今回のクーデターを計画し南枯氏を唆しておきながら、後から罪を暴いて正義面をし、帝位も奪う。こすいわ欲張りだわでヘドが出そうだ。
徳はそばでパパを見ていてーーー、
幼い頃から帝位を諦めきれず、それが故に母が穆如から嫁ぎ、自分が生まれ、母が穆如であるが故に疎まれることになったこと、だからこそ帝位というものに嫌悪感を抱き、軽蔑している。
いい人だと思われたい、そう思っているパパはまだまだ甘い。
パパだというだけでどんなに自分が努力しようと、手の平の上で弄ばれるだけ、という大変に疲れる半生を送って来たから
いい人だとか英雄だとか、人から賛辞を受けたいな、なんて考えるなんてナンセンス、誰かなど要らぬ、善行などではなく誰も彼もを有無を言わさぬほどの恐怖でその心を支配できる者こそが
この世を支配するべきだーーー
さあ皆さま、次が名セリフですよ!
臆病な鹿のような者どもを
恐怖で何も余計なことなど考えることもヒマも与えないほどに支配する
そのうち耐えられないものは死に絶え、耐えたものは靭いものばかり残るであろう
そんな世界に君臨できる真の恐怖を与えることができる強者
それが徳がなりたいものーーー
ドヤ顔で自論を語り終えた徳は感想を求める
勿論作文能力から実行力から元々のIQでも墨先生が敵うわけがない
女の子のことも色恋にも全くキョーミのない墨先生をして
徳を息子に欲しいな!と言わしめる
"お前のような優秀な息子がいて嬉しい"
ーーー
それはずっとずっと徳が欲しかった言葉
徳にはしかしパパが既に二人いる
実の父鄴王と
珪璃谷でお世話になった宛州商会の総帥だ
しかも息子にしようとしている目の前の自分も類い稀なる才能の持ち主
こんな素晴らしい父が二人もいて、こんな素晴らしい息子に更にパパになりたい奴を迎えるなんて、そこに割り込めるほどの人物なのか?
墨先生は視線を外さない電眼を負けじと見つめながら精一杯虚勢を張ってみせる
私は辰月教の長老で門下生になりたい者は引きも切らず、それでも選ばれた者しか私のレッスンは受けられないんだぞ
私のお言葉を貰えるだけでも感動ものなんだ
言葉を貰うだけでも大変な栄養、間違えた、栄誉⁈じゃレッスンなんて大層すぎる望みだと言うんだな?
"私と駆け引きしようだなんて、お前はどれだけ自分を高く売りつけるつもりだ"
いや、値段をつけるならすでに値はついてると思うんだけど…
徳は商人ならではのユーモアで応酬する
徳が墨からのOKを貰わんとする、その時だった。墨先生が慌てる。
実は皇宮では笙殿下が陛下の体を治してしまい、合戈殿下の簒奪はならなかったのだ。
徳が用立てた伝國御璽も陛下が復活されるとなれば存在意義もない
どんなデザインで造ろうと本物ではないことは一目瞭然
絶対バレない、と言っていた合戈殿下の目算が完全に外れたのだった
パパの軍隊は動くわけにいかない
長年の周到な計画がパアである
墨と徳がここにいたことを知る衛兵を始末し撤収を急ぐ墨を見て
徳も漸く計画が失敗したと実感する
えらいこっちゃ
パパに怒られぬよう
今から尻拭いに走らねばならない
ゾッとするような作業が徳を待ち受けているのだ
パパのために準備したというのに!
第30話
穆如から徳のママを監視役として嫁がせたにも関わらず性懲りもなくやらかした兄を皇帝が都へ呼び出した。
徳が用立てた伝國御璽の出処でクロだとされたのだ。
都にパパが来るーーー
徳にとっては14の歳で別れたきり、四年ぶりに会うパパだ。
四年間の自分の成長ぶりを見てほしい。
"見違えるように"頼もしくなったと言ってもらえるようにーーー。
ある日の九州客桟に蘭鈺児の明るい声が響く。
パパが来たら暮らす屋敷の調度を準備したり、出す料理について徳と共に熟考を重ね、試作品を試食してもらっているのだ。
徳が渡した品書き通りに作るだけでなく、パパの好物をよりおいしい料理にして、しかも冷めるまでに出せるよう、試作を重ねた蘭鈺児。
パパの好みの調度や食材を熟知しているのがまた涙を誘う徳
"よくやった"
ーーーそう蘭鈺児を労う徳。
その瞬間弾ける蘭鈺児の嬉しそうな笑顔。
笙殿下のところで何をしようと暖簾に腕押しだったことを思えば、未練を感じ出てきたとはいえ、今のこの毎日の充実ぶり!
蘭鈺児は今どんな立場なのだろうか?
この二人の様子を見るに、徳に(側女として)嫁いだわけでもなく
また徳も手篭めにしたようなそんな感じではないーーー
そう、徳はただ笙殿下から奪い取り、ただ彼女を手元に置いているだけ、という生ぬるさ!
このあたりにどうしても酷くなりきれない優しさが滲み出てしまうのだった
そんな二人の微笑ましい二人三脚ぶりに思わず吹き出す墨先生。
ご自身は経験すらないくせに、さすが女の子の扱いは慣れてる、だなんて。
勿論だ。珪璃谷にいたころは
谷中の女の子を千切っては投げ千切っては投げ…
女の子だけではなく秘術の腕は?
何をやらせても人より抜きん出てしまう、それが私なのです
自信に満ち溢れている徳、墨先生も両手を挙げて絶賛
最高の評価を貰い嬉しさにはにかみ笑う。
これが普通の親子の会話ーーー。
屋敷はもう準備万端。パパはもう着いても良い頃なのに、どこで油を売っているのか?
早く来て会って褒めてもらいたい徳。
四年前には無理だったかもだけど、今の自分なら?
ぴーしゃ(陛下。皇帝のこと)に疑われている大変な時に、また何かお咎めを受けるようなことをしたとしても、自分は関係ないからな!と盃を煽る徳。
上機嫌からおどけ、冗談めかす。
鄴王、20年ぶりに天啓に到着す
さていよいよ殤陽関にパパがーーー
橋を渡る前に馬車を停めさせ、降り立つパパ。
牧雲欒ーーー今上皇帝が即位する前は太子だったのに"陥れられて"(パパ談)廃され、隣りの宛州へ流刑に近い形で飛ばされた。
赴任とは違い流刑。パパの失意が窺える。しかし、パパは嘆いたり挫けたり厭世観に囚われたりなどしない。
20年の間にパパは宛州を他の四州に匹敵する歳入を出すまでに発展させた
近侍の木原さんが、丁々発止、パパの問いに答える。
木原さんはパパの大ファンなのだ。右腕であり、ある意味徳よりも重用されている。
皇帝よりも統治能力がある欒パパ
しかし今回は実はかなりまずい状況
謀反の教唆及び幇助で下手をすれば斬首刑だ。
20年ぶりに会う弟(陛下)なんか全然怖くない
見ていろーーー
殊更明るく橋を悠々と歩いてみせるパパ
パパが徳のいる九州客桟に行くまでに寄ったのは今となっては立ち入り禁止となってしまった南枯屋敷だ。
ここによくパパは足繁く通った。
皇后ーーーうら若き頃の明儀に恋をしていたからだ。
ここで、その名に注目してほしい。
南枯徳の名は徳と同じーーーパパは馴染みの南枯徳の名を、嫡子である徳につけたのではないだろうか。長子でなく次子である徳に。
ならば、徳はパパにとって"生まれてからずっと疎ましい"ものではなかったのではないだろうか、むしろーーー。
謀反を企んだ張本人が謀反人の屋敷に長居していては、と木原さんが急かす。
針の筵
徳が泊まっていた九州客桟のスイート"乾の間"の上座に鎮座する欒パパ
"四年ぶりに"挨拶するのだと心高揚させていた徳だったが
久しぶりだな、とか
元気にしていたか、とか
立派になったな、とか
夢見ていた言葉などは一切なく…
まずパパは非常に不機嫌な様子で断りなしに親子の契りを墨先生と交わしたことを責める
さっきまでの自信に満ちた風情など微塵もなく
非常に緊張し警戒し、のっけから思わぬ咎めを受けて消沈している様子に
墨先生は出会ったときから今の今まで余裕綽々、もうすぐパパに会えると楽しみにしていた姿を思い出している
徳も浮かれた気持ちなど慌てて仕舞い込み
懐かしい感覚を思い出している
そうだ
これが父だった
離れていた間に忘れかけていた
この針の筵に座っているような哀しみを伴った辛い時間をーーー
落胆が深い徳の代わりに墨が伺いを立てる
"我が子"が自分を差し置き別な父を勝手に作ったらそれは心穏やかではいられないだろう
"我が子"ーーー
この言葉に徳のひとみが曇る
自分のことを
少しでも我が子と呼べるほど愛してくれたことがあっただろうか…。
消え入りそうな声で言い訳をする徳
黙ってそれを聞き流しているパパの気を逸らせるために
徳は明るい調子で邸を用意したことを告げる
鄴王が滞在するのだ
邸に住むのが当然だが
急に声高にパパはこの客桟のこの部屋が気に入ったからここでいいと言い出す
徳は面食らう
鄴王である父上がホテルなどに?とんでもないことだ
人目がありすぎ用心が悪すぎる
しかしパパは尤もらしい理由をつくる
ただでさえ疑われているのだ
それにいつ幽閉、謹慎という沙汰が下され屋敷ごと檻にされるかもわからない
スパイなどどこでも入り放題だろうし
ならいっそ人目だらけの方が却って安全というものーーー
この天啓の都には20年前からパパの息がかかったスパイがわんさかあらゆる場所に潜りこんでいる
それを知っている徳はぐうの音も出ない
ただ
そうなれば
今日までの自分の邸探しの労苦は何のためにーーー
勿論これは今まさにここでパパが思いつきで言ったに違いないのだ
何だ
ワシがいると都合が悪いか?ワシとはできない理想の親子ゴッコができ辛くなると?"
パパがいると徳は自身のための動きがし辛くなるーーー
それは本当だったが
徳は女の子を連日のように侍らせたりするので…とする
女の子なんて天啓に来てから影も形も見ていないが。
これで今までの準備に費やした
金と時間と手間が全て無駄に…
そして
パパに喜んで貰うのだと注いだ真心が全て捨てられてしまった瞬間だった
抜け目のないパパは隅に置かれた秘術の書に気づき
"こんなものを墨先生から習得し、ワシを出し抜くつもり満々だったのか?"
とかまをかける
徳は隠しておかなかったうっかりを後悔しながら
墨先生の養子になったのは辰月教を身近にしパパを助けるためだった、と説明する
パパは手を緩めぬまま追及する
パパは徳の密かな野望ーーー目をかけ愛してもらうことだけでなく、父を超え父よりも強大な力を持とうという野心があることを見抜いている。
掌から逃げ出そうとしようものなら
息子であろうと容赦はしない
許さぬ、という言葉の刃をぎらつかせてみせる
徳はまだまだそれを分かっていない
パパに自分の所業が全て把握されていることを。
お咎め案件はこれで終わったと見做した徳が酒を勧め労う。
この酒は珪璃谷の清水を使い造られた秘伝の酒で
徳が丹精込めて今日の日のために用意したもの
四年間の研鑽と谷での思い出が詰まった酒だ
心弾むこの瞬間を夢見
満足行く出来にするために注いだ気持ちーーー。
捧げられた盃は徳の心と同じーーー
父は呑んでくれるだろうか?
パパはーーーパパは香りだけ嗅いだだけでその盃を置いた
途轍もない悲しみが徳の背中を覆う
谷での四年の月日
独りで耐えた思い…
墨先生の養子になった経緯をまた蒸し返すパパ
徳は辰月教の門弟たちをも協力させるためと答える
そんなに自分が養子となったことに拘るなんて
父上はやはり私が可愛いのですね、と自分から言う徳
妬いているとも妬いているとも、お前は息子たち(パパには三人の息子がいる。徳とは異腹の兄と弟だ)の中で最もワシに似ているからなーーー
パパに似ていると言われても
ちっとも嬉しそうではない徳の様子から
この言葉は心が全くこもっていないタチの悪い常套のジョークだとわかる
さて
ワシに黙って親子になってまで二人で尽力してくれたのなら
ぜひ教えてくれ
なぜ今回の計画がわやになったかを
ん?
用意した邸とそれに伴い必要になるものたち
父に味わってもらう時を夢見て造った酒
それらを一切捨て
またもや始まる針の筵タイム
どんどん項垂れ
肩を竦め萎縮してゆく徳
パパは使用人を下がらせる
ということはここからが本気の言葉による折檻タイム
もう幾度となく経験したことだ
徳は哀しさに俯く
"説明してもらおう
ワシのためワシを助けようと働いたなら
なぜワシだけが陛下に疑念を持たれお前は蚊帳の外なのだ。自分だけ逃げ果せようと巧みに企んだのではないか?"
陛下が徳を咎めるわけがない
徳はまだ拝謁したこともない
徳は全てパパの指示通りに動いただけだ
徳はそのままそれを言った
"なぜも何も今回の件は私は関係などありません
全て隅から隅まで父上がおやりになったこと
ゆえに私はお咎めなどーーー"
徳の言ったことはまんま事実であり真実
しかしパパは違う答えを望んでいる
それにハッと気づいた徳は居住まいを正す
ここの所作!優雅で痺れるー!
一転平身低頭の叩頭
"あの御璽が河洛族の技術で造られたものだとわかり
なら鄴王では?と穆如大将軍(徳の母方の伯父)が陛下に言ったからです"
ーーーパパ発注の品をかけずり回り用意したというのに
今回の大業の損害責任を全てなすりつけられる徳。
徳がどう切り抜けるかをとにかく見るために意地悪を仕掛けているとしか見えない欒パパ。
徳の弁明を吟味して礼を解くパパ
何度も叩頭礼を取らされ、辛そうな徳に墨先生は胸を痛めている
"うまく働き、四年の成果を見せ、褒めてもらう"
ーーーそんな夢はすでにずたずたにされてしまった徳。
しかしパパの詰問はまだ続く。
御璽のせいで今回疑われたなら、どうやって切り抜けるべきか。
お前のアイディアを言ってみなさい
と来た。
それが自分の実力をはかるやりかたと知っている
自分の父はなぜこんななのか
自分と父はなぜこんななのか
この質問だって
パパはもう自分の答えは出しているはず
ただ徳を試しているだけなのだ
疲れたように
"もう考えてあるくせに"
と笑う
パパはその答えが気に入ったようで声を出して笑う
どうだ、見るがよい
ワシの息子の出来の良さを!
褒めているようで褒めていない
諦めたような貌で俯いたまま自嘲する
ずっと針の筵が続くのかと疲れ果てたころ
皇宮から使いが来る。
鄴王に参内せよという皇帝陛下の勅命を携えてきたのだ。
パパをはじめ徳も墨先生も仕来り通りに叩頭し詔を拝聴する
果たしてパパはどう切り抜けるつもりなのかーーー。
この秦明はパパが皇太子時代からの子飼いの宦官で
今は皇帝の側近中の側近
そう
つまり皇宮の深部
皇帝のすぐ側にさえパパのスパイがこうして潜んでいるのだ
上機嫌なフリをしてパパが秦明に先程徳が勧めた酒を振る舞う
秦明にしても何十年にもわたる恩を受けてきた鄴王に20年ぶりに会えて興奮しているのだ
しかし
先程一切口にしなかった酒を他人に勧められた徳の瞬間の想い
そして
"カネなら幾らでも息子から"
とーーー
その刹那
徳のやるせない怒りと途轍もない哀しさに
畳を見つめて耐えていたその瞳が灯火を映しきらりとひかる
涙が滲んだからだ
募る嗚咽が出ないよう気を逸らすかのように明後日の方に視線をよそへ
張暁晨の真に迫る芝居
自分の金は全て四年間寂しさに耐えながら血の滲むような努力の末手に入れたものだ
こんな奴にびた一文与えるものかーーー!
ところが
パパは更なる嫌がらせを
パパのために徳が吟味し
調度から設、使用人に至るまで手抜かりなきよう手配し用意した全てを
秦明に与えたのだ
先程徳が真心を込めて紹介した言葉を一言一句違うことなくそのまま口にし
秦明は恐縮ししかし遠慮なく頂戴する
あの日遠く辺鄙な谷に置き去りにされ
それでもいつかと再会の日に思いを馳せ
やっと待ち侘びた褒め言葉と温かな親子の触れ合いを持てると
持てる全てを捧げた日々
そして込めた真心
徳が用意した一切合切をパパは容赦なく踏み躪った
何を期待したのか
ほんとうに夢に描いたものを得られると信じたというのか
自分と父は
自分の父は
今までも
いつも
これからもーーー
それはなぜ
それはなぜーーー?
徳の期待から落胆、哀しみ、そして怒り、呆れ、戦慄、最後の絶望ーーー
無言のなかのこの静かな芝居
涙が溢れぬよう必死で耐える灯火に煌めく瞳
張暁晨の繊細極まるリアリティ溢れた表現に
脱帽する場面だ
徳の気持ちがどんなか知っていて
そ知らぬ様子でパパが命じる
"明日共に皇宮へ"
徳はもう何も話す気力もなく
ただ返事をし礼をとるーーー
息すら忘れてしまう緊張感
このシーンをぜひ暁晨の瞳の演技に注目してご覧ください。
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