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男人装〜放下束縛、向内彫琢

滅多にお目にかかれない暁晨の雑誌記事、今年度初となるこちらは
男人装の9月号。
元記事はこちらです。↓
https://mp.weixin.qq.com/s/m2s6iFnurmwitwjdyOqK0w

束縛から解き放たれ、内面を刻み磨きぬく

取り立てて誰かを感激させるような物語などなくとも、20年近くこの業界に身を置いている俳優、張暁晨にとって、この人生の旅路は様々な感動や素晴らしいもの、または啓発されるような出来事に溢れていた。
彼の人生は、彼の演技の如く内なる体験を露わにする。

Q.貴方は今年40歳になりますが、それについてどう思いますか?

暁晨:一番直に感じるのは、40歳、40年があまりにもあっという間すぎて、50歳になるなんていうのもほんの数分かも、と思うほどです。こんなに時間が早く過ぎるものならば、とにかく貴重なものだと思って効率よく対処する必要があると感じています。

Q.男性として、年齢の危機だと思ったりしますか?

暁晨:"年齢の危機"、これについては何と言ったらいいものか…
以前は40歳なんてよく分かっていませんでした。背伸びするにも遠すぎ、気まずい感じがすると思っていました。
けれどもそれから僕が成長し、より自意識を持ち、多くの人々と知り合うにつれて、40歳という年齢は実際には徐々に知識を蓄え、自分の人生の生き方をより深く分かっていて、確かな信念を持っているものなんだと徐々に気づいてきました。あらゆる方面に対して責任を引き受ける能力も持っている、そんな年齢だと。
"中年の渦"に入り始めると、人生の転換期を迎えたと言ってもよく、心や体などに大きな負担がかかります。 うまく調整できれば、今後は輝かしい瞬間がたくさん訪れるでしょうが、うまく調整できなければ、さらなる危機に直面する可能性があります。

Q."男は死ぬまで少年"とよく言われますが、40歳になっても心の中にはまだ"子どものような"感覚があったりしませんか?大人の男性としてそういう面もありますか?現在の精神年齢を評価してくださいと問われたら、何歳だと思いますか?

暁晨:たぶん28歳か29歳ですね、そうなんですよ。僕は今でも漫画を読むのが好きで、昔の名作を読んだり、最新の漫画を読んだりしています。また、ゲームをすることもあります。

Q. : 以前、40 歳のときにどのような人生を送っているだろうと想像していましたか?じっさいでは、以前の想像とは大きく異なりますか?

暁晨:正直に言うと、その差はかなり大きいです。僕が若くて無知だった頃は、40 歳でリタイアした方がいいのでは、と考えていました。でも実際は今も頑張らないといけない、いや、もっと頑張って登っていかないといけない。体力や気力は多少衰えているかもしれませんが、そんな中でもより前に進み、立ち止まることはせず(できず)、精一杯手指を伸ばして何かを掴み取ろうとするーーー、今の僕はそんな感じです。

Q.あなたの理想の大人の男性像は何ですか? 見習いたい男性やモデルはいますか?

暁晨:イメージ的には、イギリスの俳優レイフ・ファインズが好きです。彼は紳士的な雰囲気が強くて、とても礼儀正しく接しますが、独特の雰囲気と味があって、為人にとてもバランス感覚を持っていると思います。
理想の大人の男性とは、様々なことをバランスよくできる人だと思うので、その点を大切にしようと心がけています。

昨年の夏、暁晨が微博に上げたレイフ・ファインズ

Q.成熟した男性の最も価値のある特質は何だと思いますか?

暁晨:レジリエンスだと思います。不屈の精神、決して諦めない心、何が起こっても立ち上がる力のことです。これが実はとても難しくて、疲れてすぐに倒れてしまう人もいます。

Q.貴方は古装劇(時代劇のこと)によく出ているイメージが強いです。近々現代劇に挑戦したいと考えているように感じますが、個人的な経験から言って古装劇と現代劇を較べてみて、何を克服する必要があると考えますか?それぞれ何が難しいと?

暁晨:実際、特には乗り越えなければならない困難さなどはありません。
古装劇と現代劇はジャンルが異うため、持っているリズムも異なる。それに対応する演技の技術も当然異なります。
古代人と現代人の話し方は、場面ごとに話すときの感覚やリズムなどが違うので、その違いを少しずつ習得して、できる限り演技に取り入れていきたいと思っています。
古装劇と現代劇に大きな違いはないと感じていますが、現代劇の方がより生活に近く、力を入れすぎないように細部やリズムをより正確に把握する必要があるというだけです。

Q.良い俳優になるための基礎は何だと思いますか?

暁晨:共感する力、そしてシンクロする力。そして奔放な想像力。最後に、俳優にとって最も重要なものを挙げると、集中力。
自分の役の時であっても、相手と向き合う時であっても、自分の演技に集中することが必須だと思います。

Q.今年の誕生日の特別な計画を教えてください。

暁晨:特別な予定はありませんし、誕生日を祝うのもあまり好きではありません。なぜなら、誕生日を祝うたびに、自分の人生が後ろへと1ページまた捲られたような気がするからです。なので、これまでわざわざ誕生日を祝ったことはなく、僕とって誕生日は普通の日と同じで、家族に囲まれてご飯を食べたり、ごく普通に過ごしたりしています。

Q.近年はSNSを意識的に減らしているようですが、その理由は何ですか?

暁晨:ここ数年は他の人の投稿を見ることが多くなり、自分の投稿は減りましたが、新しい環境に行ったり、おいしいものに出会った時などはみんなと分かち合いたくなります。
僕は共有したい、という欲求が強いので、折々によく投稿します。
人生に於いて非常に感慨深く感じ入った時なども、しばしば。
けれど、僕は割合自分だけの感覚で表現するために、何に対して何を言ってるのかは僕自身しか理解できない場合がありますね。

Q.現在の生活ペースはどのように?

暁晨:比較的気楽で気の向くままに過ごしています。
プライベートに家で過ごす時間が増えて、ランニングやスケートボードなどをしに出かけることもあります。
毎日の行動のほとんどはその日の気分で決まります。
たとえば
"今日は髭を剃りたいな"
"食べたいときに食べればいい"
とか、
"体重が増えたからすぐさま調整しよう"
"早起きして運動しよう"
など、とても奔放なものです。

Q.他に挑戦したいことはありますか?

暁晨:自分の快適な領域から一歩踏み出す勇気を持ちたいです。外へゆけば大きな困難に遭遇するかもしれませんが、試してみなければ、将来に新しい可能性があるかどうかをどうやって知ることができるでしょうか?
勇敢に前進することによってのみ、僕たちは未来を勝ち取ることができると思うのです。

取材、編集:王小碟
撮影:亓冰
ヘアメイク:劉荣

この記事を最後に、暁晨は8年慣れ親しんだ東申未来の事務所に別れを告げ、新たな事務所、萌样影視と契約を結んだ。

文中にもあるように、より自身の未知なる冒険と探究、そして成長のために飛び出す決意をしたに違いない。
現状に甘んじることなく、常に自己を、ものごとを客観的に観察し、ポジティブに捉え、考え、行動に移すーーー
決して目移りしたり選り好みしているわけではない。
必要なものはしっかり見据え、大切なものを忘れたりしない。
プライベートでも撮影時でも
張暁晨たる存在はやはり唯一無二だ
全く何というバランス感覚、
何という魂の豊かさ、瑞々しさだろう!

"未来"、新たな花の"かたち"を楽しまん!
東申未来から新たな花へーーー、
突然の移籍に不安でしかたがなかった私だが、記事を読み、そうか、暁晨は40歳になったのを期に、新たな自身の可能性を獲得する旅に出たのだと思った。

"ありがとう、僕にはこの祝福が必要なんだ"
ーーー

暁晨の新たな門出。
目の前の彼が眩しい。
彼の人生の様々な転機を目の当たりにできる幸せ。
より素晴らしくなった俳優張暁晨とは、どんなだろう?
期待に胸を膨らませ、愛しい彼を思い、今夜も眠りに就こうーーー







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