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武漢五強、史上最強〜伝説の五人の絆

それ自体が伝説のイケメンオーディション番組『加油!好男儿』。
2006年5月から始まった地区大会にはそれこそ77歳の老人までもが参加する盛況ぶりで、武漢の他瀋陽、北京、上海、重慶、杭州の五地区も同じような様相。
まず全選手から五人だけが選ばれ全国大会に臨み、全国決勝大会は各地区五人とネット投票で敗者復活した四人、計34人で行われた。

全国決勝大会に臨む34人の選手たち、前例最手前が馬天宇、つぎに暁晨がいる。

武漢地区から全国決勝大会に出場した5人ーーー魏斌、馬天宇、張暁晨、鍾凱、陳怡川は5人共がその34人から15人へ、更に残った4人が上位10位にはいったために"無敗の武漢"と言われた。
5人でいた時間は3か月、入賞した4人は刻一刻と過酷になってゆく試合を更に1か月共に過ごした。

武漢のチャンピオン馬天宇には天性のアイドル性と愛らしさが、魏斌は警官という職業が目を引き端正な顔立ちと歌唱力があり、怡川はモノホンの空軍パイロットという肩書きがインパクトがありすぎるし、鍾凱は背が高く振る舞いも紳士的で私も暁晨の結婚式ではまず彼に目を奪われた。
暁晨は暁晨で初登壇のときから"何というイケメン!全国へ行く五人に中のひとつめの枠は既に彼のもの"と謳われ、今私が当時を知らなくとも面白く思うように、それぞれのキャラが最高に立っていたからかもしれない。

粉絲団(ファンたち)

『好男儿』ではそれぞれの選手に熱狂的なファンがついた。暁晨のファンのグループ名は"橙汁"という。

『橙汁』のみなさま。暁晨の"晨"と"橙"の読みが同じことから。
皆さまが手に手に持っている巨大看板は(どーやって持って来たんだ…)番組が公式で出したもの、暁晨がスナップを撮ってブログにアップしたもの、過去のモデル時代のものなどで作られている。
こちらは魏斌のファン、『冰糖』。"斌"と"冰"の読みが同じことから。
鍾凱のファン、『中飯』。こちらは"鍾"の字からか。
馬天宇のファン、『羽毛』。本当に羽毛を持ってきて振っているのが微笑ましい。
オレンジの風船を持った暁晨のファン(こちらの発想も微笑ましい)『橙汁』に混じって怡川のファン『川粉』もいる。

武漢の四人とは、

鍾凱(ZhongKai)

武漢決勝大会で歌を披露する鍾凱
全国決勝大会直前の決起集会にて
身長188㎝の恵まれた体格、知的なマスク。

モデル。湖南省出身。5人の中で一番の年嵩、26歳。このオーディションに参加するまでに2度コンテストに挑戦し地元湖南のモデルコンテストではチャンピオンになっている。
年の功か落ち着きと包容力、みんなのリーダー的存在だった。

馬天宇(MaTianYu)

家庭の事情から非常な貧困を経験しており、16歳で稼ぎ頭として様々な職を転々としていた。このオーディションには友人の勧めで参加したものの、試合中ずっと生来の頑なさと優しさ、純粋さからメンタル的にとても苦しんだ。宿舎では暁晨と同室であり、暁晨の優しさ、柔らかさ、客観的なアドバイスにより慰められ、すっかり懐いていた。

魏斌(WeiBin)

魏斌。警察官(このときは警察学校の学生)なだけあり責任感が強く、しっかりした芯を持っている。寄り添うときもあるものの、自身が納得いかない時は態度ではっきり示し、同じ歳の馬天宇と試合で争ったさいは一切絆されたりはしなかった。天宇とは、そんな顛末を乗り越えて、更に強い友情で結ばれている。

陳怡川(ChenYiChuan)

炎天下ファンのために撮られた一枚。"忠誠!"
中国人民解放軍空軍航空兵の微章。怡川本人が紹介
胸章

本物の中国人民解放軍の空軍パイロット、中尉殿である。軍人ならではの責任感と自己規律、自己抑制に優れている。番組には、軍人のイメージを変えるため参加した。軍事機密を漏らさないこと、軍の品位を堕とさないことを条件に参加。

張暁晨(ZhangXiaoChen)

そして、わが張暁晨である。このときは大学生で、モデル経験は二年ほど、この番組に参加する前に中央電視台主催のモデルコンテストで入賞した経験があるだけだった。自身のルックスに非常に自信を持っており、この大会にも余裕で上位、否、優勝できるだろうと思っていたというほどだった。
これでどこがいったい内向的と言うのだろうか

武漢地区での決勝戦のときから、五人はずっと一緒だった。6つの地区大会のうち武漢大会がまず行われたため、五人は他の地区の選手が出揃う間、長い時間を共にした。
モデル、軍人(空軍パイロット)、警察官、撮影師見習いなどキャラも立っていて、それぞれの長所を尊重し見倣い、補い合いながら戦ってきた。

猛暑の中での練習、イベント参加、番組のための撮影など放送中は盛り沢山で睡眠も禄に取れなかった
決勝大会前のチーム紹介のときの五人
まめすぎる怡川のおかげでいつどんな活動をしたかが見ていなかった私も知ることができた。ありがとう、怡川🎵
他のメンバーも苦楽を共にしたたいせつな仲間
『娯楽星天地』での武漢五強
このURLは怡川のブログのもの
馬天宇と暁晨

全国決勝大会までの間、5人×6地区+敗者復活枠4人、つまり34人は様々なイベントに参加したり、雑誌やラジオ、テレビ番組の取材を受けたり(スポンサーが上海いちの巨大マスメディアグループだった)番組で使う映像を撮ったり、試合で披露するダンスなどの練習に励んだ。大体朝の四時に宿舎を出発し、夜中まであちこち移動したり練習したりし、眠る時間を削ってファンに向けその日の写真や出来事をブログにアップしたりという日々だった。

6月1日の童儿節(子どもの日)に小学校を慰問した五人。
怡川は軍隊式行進やポーズをレクチャー。笑
魏斌はゲームをして遊んだ
暁晨が話している子は、将来科学者になりたい、と教えてくれたそう。暁晨も幼い頃はそう思っていたらしい。
『两只老虎』(グーチョキパーで何作ろう)を一緒に歌う暁晨、魏斌、天宇。
天宇は小学校時非常に貧しく、靴は祖父母らのを、学習用品は近所の年嵩の子たちのものを譲り受けていたそうだ。
ボールや学習用品などを寄付した。
怡川と。何をしたの笑
天宇と。後ろで身だしなみに余念がないのは鍾凱
鍾凱と天宇
大好きな写真。撮ったのは魏斌?
雨の中のイベント会場で。

ずっと五人でいた
ずっと五人でいたかった
しかしここからは残酷なサバイバル
落ちたからと言って
君に何が足らぬというのか
君はこんなに素敵なのに
自分よりもーーー


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