ぼくたちの、熱い夏。〜2006Summer
CCTVモデル大会で10人の中に選ばれ入賞した暁晨。
それから一年後の22歳の夏、彼は人生が変わるあるオーディションに応募した。
それは今や伝説となった全国を対象としたイケメンオーディション番組『加油！好男儿』。
18歳以上ならプロ、アマ職業問わず応募可能で
漢気、容姿、才芸、責任感、体力、リーダーシップ、知性など凡ゆる観点から審査し真の"イケメン"とはどのようなものなのかを探りながら選び出そうというトンデモプロット。
北京、武漢、瀋陽、重慶、上海、杭州の各地区からベスト5が選ばれ、それに敗者復活枠の4名を加えた34人で全国決勝戦が行われた。
で、
張暁晨は河北省出身にも関わらず武漢地区からエントリー。これは、武漢地区の募集が他の地区よりも先駆けて行われたから。とにもかくにも応募したい。
彼の意気込みが伝わってくるようです
これはネットから投票するためのプロフィール用画像。
暁晨の肩書きは、22歳学生、モデル。
CCTVのコンテストでも着けていたネックレスで参戦。験担ぎか？
この女の子たちに媚びを売りまくってる姿が、
今となっては新鮮笑。
ピアスもしている。
どこか澄ました笑顔に、不敵な余裕を醸し、他のはしゃいでいる選手とはどこか違うオーラ。
地方の試合はまず先に書いたとおり4月に武漢のホテルにて応募が行われ、5月に始まった。当日ショッピングモール内の会場に集まったのは約5000人！まずはここからいきなり30人に３日かけて絞られる。写真はその発表の場。じつはこの写真の一番右に、かの馬天宇がいる。
暁晨はここでも！
"大して苦労することもなく"30強に選ばれた。
ここから更に五人に、全国決勝大会への参加権が与えられる。
この記念すべき第一回大会の武漢の5人は、5人中4人が全国10位以内に残り、"伝説の武漢五強"と呼ばれた。
暁晨と半年間過ごした、現在も親交のある四人を紹介する。
予選区1位 馬天宇
このとき弱冠19歳。母親を5歳で亡くし、父親は借金まみれで家庭を放棄、祖父母の元で育つという辛い子ども時代を送った。
16歳で家族を養うために働き、このオーディションには友人の勧めで応募した。
今や押しも押されもせぬスター。
予選区2位 魏斌
彼も当時20歳。湖北警官学院に通う学生だった。
歌は選手の中ではかなりうまい方だったという。
とても義理堅い性格なのか、仲間が集まる場には必ずその姿がある。バスケットボールが得意。
この番組以後、アイドルユニットのメンバーとして暁晨らと共にしばらく映画やドラマに出演していたが、人気が下火になった2年後に家族とイベント興行を請負う会社を設立。
結婚しパパになっている。
予選区4位 鍾凱
5人の中では一番の年嵩で、この時既に25歳だった。
地元湖南のモデルコンテストに二回出ており、彼のこういうものへの関心の高さが窺える。
さすが年の功で沈着冷静、五人のまとめ役だった。
彼は現在俳優になり、活躍とはいかないまでも頑張って芸能界にいる。
彼もまたどんな集まりにも顔を出すまめさ。彼らそれぞれがかけがえのない親友なのだということを感じさせられる。
予選地区5位 陳怡川
何と彼はモノホンの中国人民解放軍の空軍パイロットである(このときは中尉。現在は退役して小説家となっている)
いったい何を思ってこのコンテストに出たものか、とにかく軍人らしく軍の品位を落とさなければよし、と許可を得て出場。23歳。
この3人はしょっ中会っている。
怡川は軍人らしく、毅然とし沈着冷静、体育会系の面倒見の良さはさすが。
暁晨は後に主演ミュージカルを見に来てくれた彼に空軍の飛行場を見せてもらったり、
軍用ジャケットを貰ったりしている。
彼も既に結婚しており、一女の父。
ついでに暁晨。
この悪趣味なギラギラスーツがすでに伝説。
加えてこのぱっつんのなぞの前髪
武漢5強揃いぶみ。この5人でいざ全国大会へ！
伝説をつくれ！加油！武漢！加油！好男儿！⭐️⭐️⭐️
…と、こういうノリでざっくばらんに暁晨を中心に紹介するつもりだったのだが、具に調べるうちにすっかりハマってしまった私。
若干本記事と重複しますが、この伝説の番組がなぜ伝説になったのか、以下、私の感じたままを渾身のレポートでお送りします！✊✊✊
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