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【CS2連覇】アナカラーハンデスのテンプレを破壊した話【ZweiLance】


お久しぶりです。ZweiLanceです。

今回は先日CSで使用し3位入賞と2連覇した『ちょっと変わったアナカラーハンデス』についての記事です。

まず本デッキを制作するにあたっては

こちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。


さて本題に入る前に、昨今何かと話題になりがちなDMの解説記事について、自分なりの見解をお話させていただきます。

僕自身、競技的な情報を発信する立場として多くのプレイヤーさんの記事を買わせて頂いていますし、参考にさせて頂いています。

が、一部の記事は、その価値の大半を「情報」の部分に見出している感があります。
メインコンテンツはあくまでデッキリストの画像であり、採用理由なんかも、ちょっと当たり障りのないものが多いかな、と思います。


「何故そうなったのか?」「何をもってして確定枠なのか?」


一歩先、僕が一番知りたい「思考」の部分にまではなかなか踏み込んでもらえず、何度かもどかしい思いをしてきました。

結局基盤だけ参考にして、より深い部分は自分で踏み込んでいく、みたいなことが多いです。(それでも0から1を作る手間が省けているので、有難いには有難いです)


ただ、デッキリストなんて目コピやLINEグループ(わからんけど)なんかで、どうせすぐに出回っているものでしょうし、情報的な価値は今の時代すぐに陳腐化しています。
そうなると、情報的な価値しか持たない記事は、時間と共に価値が0に近付いていってしまう訳です。

それは、とても悲しいことだと思います。
そういう意味でも、もっともっと踏み込んで、言語化してもらって、例え3年後読み返しても、その時の環境に活かせるような記事と、今後沢山出会えることを望みます。誰よりもDM系の記事を読み漁っている、一読者としての要望です。


前置きが長くなりましたが、まさに僕が書きたい記事はそんな記事、という訳です。

今回の記事は、というか、今回の記事も、デッキリストに価値を持ちません。(少なくとも、僕は持たせているつもりはありません。)

今回入賞した伊達CSさんでは来週にリストが公開されるとのことでしたし、僕自身YouTubeやら配信やらでも対戦なんかして取り扱っていくつもりです。なので、デッキリストだけ知りたい方は来週以降Twitter眺めてればOKです。


そのため、ZweiLanceがどんな思考でデッキに向き合い、どんな普遍的なアプローチがあるのか、全てがこの部分に価値が集約されていると言えます。

これらを踏まえた上で、本記事では以下のようなテーマに触れます。


・アナカラーハンデスというデッキの概要、僕が勝ち続けられた理由
・ガルラガンザーク登場後環境における、既存の構築の利点と問題点
・固定枠とは何なのか?使い込むほど陥りがちな落とし穴
・根本を破壊し、現状の課題に対する全く別の角度からのアプローチ発見と、その方法
・このデッキに対する陥りがちな誤解と、解釈を変えたことによる構築の変化
・etc


ざっとこんな感じになると思います。

これらは、アナカラーハンデスというデッキを例にした普遍的なアプローチであり、例えデッキや環境が変わっても応用できるものであると。それに足る内容であると。そう考えています。

この記事で紹介する「思考」が皆さんの勝利のお役に立てたのなら、プレイヤーとしてそれほどに嬉しいことはありません。

さて、前置きが超長くなりました。申し訳ありません。

以下、本題です。

ZweiLance


今回優勝したデッキリスト

4 x 特攻人形ジェニー
4 x 有象夢造
4 x 絶望と反魂と滅殺の決断
4 x 悪魔妖精ベラドンナ
3 x アクア・ベララー
3 x Disジルコン
3 x 天災 デドダム
3 x とこしえの超人
3 x デスマッチ・ビートル
2 x Q.Q.QX./終葬 5.S.D.
2 x 堕魔 ドゥポイズ
1 x 生命と大地と轟破の決断
1 x 魂晶 リゲルー2
1 x 光牙忍ハヤブサマル
1 x イグゾースト・Ⅱ・フォー
1 x 学校男

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◆勝ち続けられるデッキの3要素


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