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逃げ水の向こう側ークラッシックホテル巡りの始まり その2

コロナ禍以前
クラッシックホテルに泊まってみたいと
ちょっと調べた時の事…


とにかく 満室だらけで、自分の希望日などには、全く取れず、
予約が空いていると思えば 一泊20万でお釣りがチャリーン と来る程度のレベルのスィートしかなく…

…安いプランで希望の部屋を希望の日に取れる事など あり得なかったのですよ。

それが まぁ、このコロナ禍で
一番安いプランに、クーポンつけてくれたりする程の優遇。リスク有れどリターンは大きい!

どうせ私はお1人様。誰とも話さず、1人で建物を見るだけのノー蜜ソロ旅。
予約を粛々と進め めでたく、1年半で9軒のホテルを制覇することが出来ました。



1番最初に泊まったのは 横浜ニューグランドホテル。

だけどここに泊まった時は、クラッシックホテルパスポートの全制覇など あり得ないと思い込んでいたので、パスポートを買わなかったのです。

しかし ニューグランドホテルがまた 素晴らしすぎた。

港の見える部屋からは ガンダムも見え、ご機嫌に加え

人気のないホテルで (その時はまだ自粛前) BARも営業していたので、隣に座った、常連の山手マダム(おそらく70代)のお話など聞きながら バーテンダー氏が優雅な手つきで作っていたアイリッシュカフェのフランベ(カクテルの場合もそういうのか?)している炎を長めてうっとりした上に、ホテルのBARの歴史に関わる切り抜きや、昔使っていた革製のダイスカップなどを見せて頂き大変感激した。

クラッシックホテル 

す  ば  ら  し いっ ! ! 


そうして、パスポート上の1件目となる、蒲郡クラッシックホテルにたどり着きました。
…いやちょっと待って、蒲郡って…、どこにあるの?

という事で、新幹線で名古屋、そこから電車でトコトコ蒲郡駅。

何故かこの日は 驚くほどの強風の日で、

外にたっているのも辛かったが、駅のロータリーで待てど暮らせどタクシーは一台も来ない。

前に立っていた キャリウ女子は、電話をあちこちにかけながら、ミーティングに遅れることを詫びていた。

遊ぶだけの私は呑気なモノで、仕方ないから、テクテク歩いてホテルを目指す。

歩いて15分くらい。

丘の上のホテルは、見つけやすく、最後の急坂が辛かった。

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荷物を預けて 目的のモーニングを食べに ホテルで呼んでもらったタクシーに乗ったが、港の見える喫茶店は休みで、タクシー運転手さんの推奨喫茶店でモーニングをする。

そこから歩いて 竹島散歩。

島の先っちょに行ってみる。

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竹島素晴らしい。

人は数組しかいなかった。

ホテルの下にある、資料館などに行き、

そのまま戻って、カフェでフレンチトースト。

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うーむ 焦げてる。

しかしながらここのカフェからの眺めは素晴らしい。

蒲郡クラシックホテルは、結局この眺望が

他の残り8件を抑え、眺望ベストワンでした。

何もせずに ただただ 竹島を眺めていた。

それだけで、なんとも言えない穏やかな気持ちになれる場所でした。

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この旅行のつい5日ほど前に

ジンギスカンで酷い食あたりを起こし

点滴騒ぎになったばかりだったので、

晩御飯は、ホテル裏のうどん屋さんで、

がまごりうどんをいただきました。

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アサリたっぷりの優しいうどん。

翌朝は 和食の朝ごはん

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弱ったお腹に お粥が優しかった。

クラッシックホテルの中で 和食の朝ごはんをいただいたのは、

ここと奈良ホテルの茶粥だけ。

しかしながら いずれもあまり記憶に残らない朝ごはんだった。


その3に続く。





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