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逃げ水の向こう側 雪の石切山脈

石切り場が好きである。
そんな私におあつらえ向きの石切場が茨城にあると、ネットで見つけて行ってみた。

上野から特急あさまに乗って、1泊2日のトレンタ君の旅。 
併せて行きたかった偕楽園や、水戸給水塔も前日にクリアして、向かうは茨城県笠間市稲田の 石切山脈。
こちらは切出し現場を案内してくれるスペシャルツアーがある。

しかしながら天候は雪。ただしつもりそうもない雪だったので、あまり心配要らなかった。

水戸のホテル(水戸プラザホテル→素晴らしかった!)から車で30分くらい。
距離にして20キロちょい。

入口近くには、石材屋にありがちな石像(?)が並ぶが、正直言うとかなり景観を損ねておる。
 

普通に石灯籠とかでいいと思うんだけどなぁ…

ツアーは、今回私の他に2名の年配のご夫婦。
ガイドの女性と共に ヘルメット着用でバンに乗り込む。

石切の現場から出た湧水や雨水が溜まって出来た池(だから地図に載ってない)は、バンやカモが泳ぎ、
そして静かに雪が降っていて、とてもとても美しかった。

青いのは発電機。
この崖の上に隼が巣を作るそうだ


その雪の中作業をしてる現場を眺めつつ、
説明を聞いた。

東京駅や 日本橋にも使われていると言う白の綺麗な御影石は、稲田石と呼ばれるそうだ。
「記念に拾って行ってください」
とのお言葉に甘えて、ひとかけら。

黒い所は雲母だそう

スモーキークォーツの、デカいカケラが出たこともあるそうだ。


クズっぽいのは、埋め立てに使うんだそうだ


昔使ってた日野のトラックかっちょいい

ガイドさんは、天気が良いとこんなにキレイですと 青空と雲の映り込んだ 美しい写真を見せてくれたけれど、
のんのん、雪に煙る崖と、その雪を吸い込む水面の美しさは、1人だったら凍えるまでずっと見ていたい程美しい眺めだった。


崖の上から

ここは、多分また行くと思う。次は紅葉の季節が良いかもしれない。

またいった時は、水戸でアンコウ鍋を食べようと思う。



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