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破壊神マグちゃんZ(第四話)


「さあ?この店を始めてから怪しい奴は見とらんゾ。」
ということは昔は怪しいヒトばかりだったんだろうか?ナプタークのあやふやな記憶に頼ることは諦めていた。世界を支配するという野望を持っているのは変わらないのだが、目的と手段が入れ替わっているようだ。実際世界中に支店を設けている現状、支配は完了していると言っても過言ではない。
「あの場にいたのは我と小娘のみ。彼奴の敵意は我に向けられたものだろうが・・あのような影に見覚えが無い」
「混沌の者からすれば己はやっかいだからな。また封印されればよいのじゃわ、カッカッカw」
「えーマグちゃん帰っちゃうの寂しいよぉ。」
「案ずるな、次は間違いなく仕留めよう」『それでいいのかなぁ・・』
カランカラン、店の扉が開く。
「今日は休業日だぞ・・なんだユピススか」

「いえーい!ユッピース!ナプくん、るりっち元気~?!ピスピス!」
ヒップホップのミュージックと共に第二柱登場。
『なんか雰囲気変わってない?少し小さいような・・』
「ちょうどよい、時を操る貴様なら現状を説明するに相応しい」
「イエイ!チミはマグちゃんじゃない!ヘイ!久しぶりじゃん!ボクちゃんとラップバトル・・してみない?!カモン!!」

『・・・やっぱ様子がオカシイよ?別人?』
「ナプタークよ。。こやつは頭のねじが外れているようだが」
「そうか?昔っからこんなもんだろ?」
「おh!いえい!今日の釣果はベリーグーね!恐ろしく捌いちゃってチョーダイ!チェケラ&アディオス!」
「ユッピーまたね~!わお、大量だねじーちゃん」
何事も無かったように去っていく。
『こりゃ本格的になにかあったっぽいね。いろいろと心配だよ』
「聖都とやらに出向かねばなるまいな」



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