子育て失敗談 その①
自分は少し絵が得意です。目の前のものをそのまま描くことは割と上手にできます。
ただ、ほんの些細な言動から、当時3歳の長男の自信を失わせてしまった経験があります。
それは、
子供の前で、目の前のものを写しとったような絵を描いてしまい、
絵を描くとは、『描画対象を見えたまま描くこと』だと教えてしまったのです。
当時は、パパ凄いでしょ、という意図でやってしまいましたが、幼児期の子供は線を真っ直ぐ描けませんし、丸も丸くは書けません。
その状態で大人が書くものと自分が書いたものを比較してしまうと、その通りに描けない子供は、絵を描く事を楽しむ前に、絵を描く自信を失ってしまいます。
具体的にはうちの子の場合、その後、絵は難しいものと捉えてしまい、『パパ描いて』と言う事が口癖になってしまいました。
幼稚園の自由時間に絵を描く子供が多かった中、うちの長男は一年を通じて一度も絵を書く事はなく、真っ白な自由帳を持って帰って来た事を覚えています。
それからと言うもの、絵とは表現方法のひとつで、正解もないし、思ったように描けばいい、と事ある毎に伝えています。
何事も手本を見せて子供にやらせる、というのはいいのですが、手本を見せるなら、まずは簡単なものから見せましょう。
特に絵を描く事については、私のようにくれぐれも『描画対象を見えたまま描くこと』で子供の自信を失わせるような事はしないように。
子供が歪んだ丸を描けるなら、大人も歪んだ丸を描いて一緒に子供と楽しめば良いと思います。
読んで頂き有難うございました。
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