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【cluster】CLUSTARS学園に参加するまでに感じた不安と今

CLUSTARS学園1期卒業生のずんだです。自己紹介はほどほどに、CLUSTARS学園で私の経験を書きます!

Cluster始めてリアルでもclusterでもカメラを構える機会が多くなった気がします


1.そもそもCLUSTARS学園って?

税理士Vtuberのうしくんさんが、cluster内で2023年6月に創設した学校です。
clusterユーザーの相互交流の活発化、clusterのイベントランキングからの解放、学校という仕組みは人を成長させる。そんな3つの狙いから生まれたのがCLUSTERS学園です。
9/24(日)〜9/30(土)が入学式など含めた授業期間です。


2.抽選会とはじめのうちに感じたこと

CLUSTARS学園は、抽選に参加して授業ガイダンスを受けた後、そこで抽選に当選した10人が授業を受けれるという形式です。今でこそ、いい思い出ですが抽選会のときに感じていた不安などを書いていきます。
私の場合第1回目というのもあり、やり方は抽選会のイベントがあって、その会場で生徒を決める形式でした。

抽選会当日
正直なぜ抽選会に行ったのか覚えていません。おそらくたまたまX(旧twitter)で流れてきたのだと思うのですが、私は当時まだclusterを始めて1か月くらいで、ログインは3日くらいしかしていませんでした。(アバターの日とあと最初にログインしたときくらい)アバターの操作はできるけど、写真の撮り方もうろ覚えだし、clusterが楽しいのかどうかもわからない状態でした。
イマイチピンとしないまま、「椅子に座ってお待ちください」と案内され待っていると、CLUSTARS学園の概要などの説明ガイダンスが始まりました。様々な講師から授業を受けることや、「椅子に座っている人が抽選の対象者だから、椅子から立てば投票権を放棄できるよ」という話を聞いていました。
話を聞きながら”自分はほんとに参加するのか?”というのをずっと考えて悩んでいました。

そしたら急にclusterのアプリが落ちて、強制的に椅子から放り出されましたwそこですごく考えました。
「アプリが落ちてしまうのに授業に参加して迷惑かけないだろうか?」
「このまま戻らずフェードアウトしたほうがいいのではないか?」と思ったものの、説明は最後まで聞こうと意を決して戻り、もう一度座りました。話は続いていたものの、頭の中では「ほとんどcluster初めましてなのに参加していいのかな」や「抽選で外れて悲しい思いするなら、いっそ放棄したほうがいいのかな?」とかずっと考えていて、話はほとんど頭に入りませんでした。最終的には「死ぬわけじゃないしな」と腹をくくり、抽選に参加し、無事当選することができました。clusterIDを教えたりと事務的なことを終えてその日は終わりました。その後雑談している人もいましたが、私はすこしの後悔を胸にそそくさと退出したのを覚えています。

入学式の前に自己紹介の案内がきたりして一応やったもののまだ入っていいのか悩んでいました。どのタイミングでその悩みが払拭され、なじめるようになったかと聞かれると正直わかりません。でも1週間毎日、限られた空間で同じ生徒と同じ授業を受けて、意見を求められて答えたり、雑談したりワールド巡りをしていくうちに日に日になじめるようになった気がします。リアルの授業ほど「みんなで何かをしなきゃ」という束縛感がないのに、ネットや他のイベントほど一方通行な関係でもない絶妙な距離感が私自身には合っていたと思います。授業がどんな内容だったのかは次に書きますが、ただ最初のうちは、ウルトラ緊張してましたし、なじみ方もわかりませんでした。

3.実際授業の内容

様々な先生による各30分程度全11回の授業で、どれも時間が過ぎるのがあっという間だったなと思います。
座学だったり、実際に手を動かしたりと講義のやり方も多種多様でした。

めたらいおん先生:ワールドクラフト講座
座学ではなく実際に手を動かしてワールドクラフトの説明と実践を行いました。
※ワールドクラフトとはcluster内でマイクラのクラフトのように、ワールドの作成が可能です。unityなどの外部ツールを使うことなく自分のワールドを作成できる機能です。
生徒みんなで好きなオブジェクトを設置して楽しみつつ、作りました。設置や回転方法、工夫のしどころなどを説明を交えながら実際手を動かすので、分かりやすい授業でした。
私自身ホームのクラフトをしたくてもずっと床をぶち抜くことしかできず、この授業があったからいまワールドクラフトを楽しんでいます。授業で使ったワールドはコツコツとまだ作り続けていますし笑

猿頭トリートメント先生:サルが勧めるVRゲーム
VRのおすすめゲームを画面共有をつかいながら、説明する授業でした。オーロラをみながら釣りをするゲームやVRの没入感で体験するホラーゲームなど、VRならではの楽しみ方を含め、VRゲームがどのようなものかを教えてくれる授業でした。

宝土蓮華先生:文字で遊んでみよう!
文字とVRの組み合わせの授業でした。
VRでペンを使ってうまく文字を書く方法を実際にその場で書きながら教えてくださいました。
文字を書くときは「はじまりと終わりを意識して書くと綺麗にかける」といいながらその場に書いていく様子はメタバース空間ならではだなと思いました。

える先生:奇祭文化論
奇祭はみなさんの中から生まれる。
というセリフがとても印象的で寸劇が急に始まりました笑
急にべつじんさんというアバターが現れて、2人?でわちゃわちゃ寸劇をしていました。
あなたがやりたいと思った時にイベント、お祭りが生まれるんだなという変わった授業でした笑

人生佳境先生:絵画と学ぶメタバースの歩き方
メタバース空間では存在するものすべて(アバターからワールドまで)に作者がいて、
様々な工夫がされていたりと意味がある空間であるという導入にはじまり、
実際の絵画を見ながら、その意味を汲み取る授業の予定でした。
ただ、人生佳境先生が「絵画を見せますのでなんでもいいから感想をください」といったところ大喜利が始まりました笑

思惟かね先生:ものづくりとお金の話
実際にものを作るにはお金がどのくらいかかるのか?メタバース空間においてはお金がかかるのかという授業でした。
CLUSTARS学園の授業の教室もそうですし、連日開催されている各種イベントの会場もリアルで実際借りようと思ったらお金がかかります。しかしメタバース空間であれば無料で利用が可能。
でも人件費という見えない料金がありますし、モデリングのお金もかかる。vtuberできちんと依頼して3Dモデルを作ると、車を買えるくらいの金額になる。という話でお金とものづくりの授業でした。

しずだま(沈黙静寂)先生:小説の未来論
メタバース空間と小説の掛け算で小説がどのような未来になっていくのか紹介してくださいました。
今後小説に挿絵がついているように、声がつくのが当たり前になりそうといった感想をいただいている人もいて、なるほどなぁと思いました。

猫日和きゃりこ先生:実習あり!VRで撮るミュージックビデオ
体育館で自分のアバターを動かしながらミュージックビデオを作る授業でした。
タレントでもない私が、ミュージックビデオを撮る機会なんてないよなと思いながら、撮影しました。
きゃりこ先生は撮ってすぐに作成していただき、曲含め超絶爆速でミュージックビデオを完成させていただきました!
生徒にだけ配られた動画は思い出です。

海咲(藤渚)はすきぃ先生:栄養管理士と考えよう!ダイエット論
管理栄養士の方の熱中症と夏バテの対策を食事から見る授業でした。
一日2Lの水が必要という数字と、じゃあ実際どのくらい飲むのかという例を一食でコップ1杯の200mlとご飯以外でペットボトル2~3本分と分かりやすく解説していただきました。1時間外で運動すると塩分が15mgで脱水症状になってしまうこと
豚はビタミンB1が含まれていてめちゃくちゃいい食材であることなどを学びました。
多くの人が健康に関心があるのか質問していた記憶があります。

てつじん先生:メンタル体育
野菜になりきって、野菜同士で会話する授業でした。
事前になにも聞いておらず授業内で野菜になりきることを聞き、2人1組で全員前にでて、野菜のロールプレイをしました。
それぞれ個性のあるなりきりを発揮していて、最終日だったからみんな打ち解けてきたというのもありますが、10人という狭い空間だからこそ無茶ぶりもみんな対応していたのかなと思いました。

ニッソちゃん先生:メタバースの未来を考えよう
メタバースを楽しんでいるclusterの生徒たちにこれからのメタバースの姿はどうなるか?
というのかを聞いていました。
ニッソちゃん先生の目指す未来とは、スマホのように誰もが、メタバースに触れている未来を目指したい。と思う一方でよくわからないもののという認識がある。今のままではメタバースが誰もが当たり前に触れるものになるには難しく、メタバース空間にいる1人1人が少しずつ長い時間をかけて伝えていかないといけないという授業でした。


1個1個それぞれの授業も面白かったのですが、野菜になりきる授業からメタバースの未来を考えるまで幅広いことを学べる場ってなかなか無いよな?とは思っています。
2期は2期で先生が少し違ったり、幅広いジャンルの方々が集まっているようです。


4.卒業後得られたもの

授業はめちゃくちゃ楽しかったです。1週間があっという間に過ぎていきましたし、最初抱えていた不安はどこに行ったのか?というレベルです笑
卒業してそれで終わりではないなというのを私自身とても実感しました。
最後に卒業後に得られたものを3つ紹介します。

1つ目はボイスチャットでの会話に抵抗がなくなったことです。

それまで、Clusterでイベント参加は基本ミュートでしたし、仮にミュート解除できるところでもしゃべるのに抵抗がありました。
周りの人に自分の声を聴かれるのになんだか抵抗がありました。
CLUSTARS学園卒業後はしゃべっていいなと思えるタイミングは割と自発的にボイスチャットでの会話を実施するようになりました。一度ボイスチャットになれると、コメントよりも目の前の人とテンポよく会話できるのでより仲良くなってという好循環が生まれているなと感じています。

2つ目は、友達ができたことです。

もちろん、話す友達ができたという部分もありますが、ここではイベント訪問した際に、CLUSTARS学園の卒業生がいたときの接し方について書きます。
私自身各種イベントに参加してると「あ、またあの人いるな」と思うことがあります。
ただ別段話しかけることはなく「結構行ってるイベント被るよな」と思うだけで特に交流せず終わります。同じCLUSTARS学園の卒業生が同じイベントにいたときは接し方が違います。近くを通ったらお互いエモートを出したり、コメントであいさつしたり、まるで街中で久々に同級生にあったような感覚で軽く会話をします。これがCLUSTARS学園をやって、友達できたなと実感した瞬間です。

3つ目はイベントのスタッフができるようになったことです。

clusterイベントに参加しているとラスト写真撮影する前とかに「今日警備担当してくれたのは○○さん」でしたといった紹介をすることがないですか?それができるようになりました。

お金をもらうわけでもなく好意ですし、イベント中に操作が必要だったりとちょっとハードルが高いかもしれません。しかし私はスタッフは楽しいなと思います。今後もスタッフやりたいなという理由を2つほど書きたいなと思います。

一つ目はバタバタ感がなんだかんだ楽しい。

これは私自身の経験です。
Clusterの様子をyoutubeの配信として流すというお手伝いだったのですが、開始2分前くらいで、youtubeに配信が開始されないということに気づきました。今思い出しても汗が出てきます笑
早々あってほしくないですが、イベントやる以上大小なにかしらのトラブルはつきものです。今思えば、そのドタバタ感はなんやかんや楽しいものです。
また、お金を伴ったお仕事としてのイベント参加ではなく、無償だからこそ"自分がやりたいと思ったことをやりたいからやる”そういった体験ができるイベントは中学高校の文化祭以降経験できないと思っていたのですが、20超えてこういったことができるのはいいなと思っています。

二つ目はイベントの思い入れが上がることです。

イベントに参加するだけだとイベントの時間(1時間だったり2時間)でそれでおわってしまいます。しかし、お手伝いに回るとその時間が2倍にも3倍にもなります。事前に打ち合わせをして、諸々決めて、いざ本番迎えて最後に打ち上げしてといった形でイベント以外にもかかわる時間が発生するので、イベントへの思い入れも上がります。一緒にかかわった人とは仲良くなれますしね。
あとこれはメタバース空間ならではだなと思うのですが、打ち上げでアバターの実体があってそこでしゃべっている感覚があってわいわいしているのに終電気にせずイベント終了後話せる!ってのがとてもポイント高いです笑イベントのスタッフ楽しいよをメインに書きましたが、イベントのスタッフができるようになったことが3つ目の得られたことです。

まとめると

1.ボイスチャットでの抵抗がなくなったこと
2.友達ができたこと
3.イベントのスタッフができるようになったこと
これが私がCLUSTARS学園を通じてできるようになったことです。

卒業ロスの声も多かった気がします。



5.結び


最後に今感じていることを書いて締めたいと思います。2023年の8月末にフィードが実装され、日々のclusterのイベント、特に音楽イベントだったりは今よりパーティクルや主演者の衣装が豪華になったりと、イベントの大型化が今よりも加速していくと思います。いまでもイベントが多くありますが、よりイベントが同時刻に被ったりする頻度が高くなると思います。
それはそれで面白いと思いますし、私自身楽しみでもあります。
ただ一方で相互のコミュニケーションという側面はほぼなくなるなと思っています。コミュニケーションを取りたい、友達を作りたいという方は、CLUSTARS学園に参加してみるのはいかがでしょうか?私はCLUSTARS学園があったからclusterにハマりました。
「私は別に創作者でも発信者でもVtuberでもないしな」という人こそ生徒として参加し、コミュニケーションを楽しめる場だなと思います。

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