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2023年11月おもしろかったもの

自分のメモ兼会話のきっかけ用。
なお私が2023年11月に触れたものというだけで、2023年11月に発表されたものとは限りません。

ヒコロヒーさんの人間らしい部分が出ている。クールでサバサバした人なんかなと思ってたけど、いい意味でギャップがあった。
この本の約3分の1を占める「コリドー」が白眉。ナンパされる目的で先輩の女芸人と二人で行ったコリドー街。そこで声をかけられた男性と後日合コンした。その男性が合コン連れてきたのがアスちゃん。ヒコロヒーは名前や芸人であることを伝えるのが恥ずかしく、とっさに中国からの留学生であると嘘をついてしまう。やがてアスちゃんと二人で会うようになり、車の運転が下手すぎて東京に異動になったアスちゃんの優しさに惹かれていく。でも最初の自己紹介でついた嘘をなかなか打ち明けられず。。。
恋愛のどうしようもなさ、ままならなさが描かれたこのエッセイ、本当に切ない気持ちになった。何かの間違いでビジネス書などを読んだりもするけれど、やはり自分は根本的にはそういう本じゃなくて、ヒコロヒー目線では決してわからないアスちゃんの心情の移ろいを想像することが楽しい人間なんだな、と再確認した。

Aマッソ加納愛子の文才は本物である。「芸人にしては」というエクスキューズは蛇足でしかない。加納さんはその強かな文章技術をもって、これからも文筆家として名を馳せていくだろう。そのことをただただ確信させられた。
私は伝説のWebコラムの初回「イルカも泳ぐわい。」から加納さんの文章の大ファンで、結婚報道が出た直後の「Aマッソのヤングタウン」初回放送を聞いてからAマッソの大ファンである。
ちなみにAマッソが今年のM-1の3回戦で敗退しちゃったことを知ったときは残念だったけど、後でYouTubeにアップされたネタ動画見て、「これは、、、しょうがないか、、、」と思った。何も演じていない素のお二人はラジオであんなにおもしろいのに、漫才やってるお二人は加納さんでも村上さんでもない別人みたい。

ほむほむのエッセイはいつも共感しながら読んでいる。自分の中でまだ社会と折り合いがついていない部分を、高い解像度で提示してくれる感じがして楽しい。自宅に光ファイバーをいつか引こうと思ってるうちに何年も経ってた、って話、身に覚えがありすぎて笑った。

バキバキの資本主義社会とちゃんと折り合いを付けつつ、自らの魂を決して売らないシャープさんの存在は救い。誰よりもしっかり仕事をして、決して世捨て人にはならない。そのバランスを心より尊敬する。
様々な漫画家が描く心情の機微やちょっとした生きづらさへ、優しい眼差しが向けられる。一流の感受性は一流のクリエイティブを生むんだなあ。シャープさん、ロザン宇治原さんと同級生ってことは京大出身なんだー。

これのすごいところは小梅太夫の「ちゃんちゃかちゃんちゃん……」が、ポケモン金銀のテイストでBGMになっているところ。本当に金銀のバトルBGMにありそう。

この世に若槻千夏さんより賢い人いるのか? 起業家としてもタレントとしてもめちゃくちゃ一流。立て板に水。それでいて嫌味がない。これでまだ30代ってあなた。

目的地のケアンズに到着した際、ホームでカンガルーちゃんがお迎えしてくれて感動した。早く生きた人間とやりたい。

時のオカリナもブレスオブザワイルドもやったことないけど、以前から友人に激推しされて興味があって、診断士二次試験終わってようやく始められた。没入感えぐくて時間溶ける。。。

マツコ&有吉 かりそめ天国(2023/11/24放送)

冒頭のどぶろっくの替え歌。一週間思い出し笑いしつづけた。

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