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アイドルの体型についての悩み


これは話すべきか、話さないべきか、
凄く迷いました。



ですが、この文を読んで
少しでも誰かの味方になれたらな、とか
ファンの皆さんにも少し、知って貰えたらな
と思い、書くことを決めました。



何かの言葉が来るのは覚悟の上で
今、この人生の中で
私が 1番悩んでいる事をお話します。


自分語りと思われても仕方が無いんですけど
読める方だけ、読んでいただけたらと思います。

少し、勇気がいりますね。



早速。


今年に入り、小学生の頃からのお友達と
ご飯に行った時に言われた一言に
ふんわりとしていた
私の悩みが確信へと変わりました。


それは


「カロリーも気にせず
ご飯を食べられるようになって良かったね」





中学2年生の頃。
私はオーディションに落ちた事がきっかけで
ダイエットを始めてみました。

ほんの軽い気持ち "だった" んです。

少し始めてみると
痩せたね。って言われる嬉しさと
毎日落ちていく体重に
心を、踊らせていました。

自分が気づかないうちに
どんどんどんどん
ダイエットの決まり事が増え
軽い気持ちではなくなってしまいました。


毎日朝から夕方までハードな部活をし、
お家に帰ったらノルマの歩数と筋トレと運動、
食生活を変えての食事制限、
そして 体の少しの水分も逃さないよう
毎日、何時間も何時間も半身浴をしていました。
時に市販のお腹の薬を飲み
体の中のものを全て無くそうと必死でした。

「拒食症」でした。


その当時は、自分に痩せている感覚が全く無く、
むしろ、あの子の方が細い!痩せている!
という羨ましい気持ちが大きかったです。



そしてその反面
私も痩せなきゃ!という気持ちが
大きくなっていく一方でした。
大幅に減っている体重に満足せず
日に日にダイエットはエスカレートしていました。



そのお友達の一言から
詳しく聞いてみると
周りも私の異変に気づき
どう声を掛けようか、どう止めさせるべきか。
話してくれていたそうです。
そのくらい何も周りが見えてなかったんです。


そして、そこから
何も変わらず私は少しして、高校生になり
半年後、AKBの仮研究生になりました。



まだAKB48に加入していない
「仮」の時期だったので
レッスンの度に上京をし、ホテルでの生活でした。
私はそこで体重計がない生活を
初めて送ることになりました。




そこから何かが弾けたんやと思います。



レッスンの予習をし、レッスンに向かい
その後、またホテルで復習。
今までに無かった忙しい生活に必死でした。
その為、意識していた食生活や
ノルマの筋トレと運動など
何もかもをやらなくなりました。
そして、レッスン後の疲れからか
カロリーを気にせず
今まで制限していた甘いものやご飯を
食べてしまっていました。


そしてその生活が続きつつ、少しして
AKB48から「本」合格をもらいました。



そこから
上京をし、少し経って一人暮らしになった
ふとある日
「最近体重計に乗ってないなぁ」と思い
ほんの些細な気持ちで乗ってみました。



次の瞬間、数字を見て
言葉が出ず、ただただ呆然と
体重計を見る事しかできませんでした。
それは、痩せていた頃よりも
有り得ないくらい体重が増えていたという現実を
受け入れられなかったからです。

そこから、私は
「食べるのをやめないと、、太る、、
あんなに痩せたのに、、、」という気持ちになり
毎日「体型」を意識する生活に変わりました。

そこからは地獄でした。

1度ついてしまった食べ癖は治りません。

毎日毎日、コンビニで
2000円〜4000円分の食料を買い
それを全て食べ切る日々でした。

気持ちとは反面に
更にずっと食べ物を口にする生活。
痩せなきゃ痩せなきゃと思えば思う程
明日から辞めよう、明日からは大丈夫、
と思えば思う程、止まりませんでした。

しまいには
食べた罪悪感から戻してしまっていました。

「過食嘔吐」でした。


直接誰かの顔を見て
今日あった事、悔しかったこと、悲しかったこと、嬉しかったこと、楽しかったことを
話す相手がいないのも大きな理由だったかな。と。

そしてアイドルは弱音を吐かない事が
当たり前と思っていた所もあり
悩みを誰かに相談することも無く
周りに話すこともなく、頼ることも無く
ただただ「食」でしか
自分の心を満たせませんでした。
食べる事が唯一の癒しでした。
食べる事でしか
生きている価値はないんだと思っていました。
でも、食べた後は罪悪感でいっぱいでした。
最悪の悪循環でした。ね。

そして お仕事現場に
自分の気持ちを整えてから行くのも
すごくすごく、大変でした。


この生活が 4年程 続いています。
過食に入ってからの4年間。ずっと苦しいです。
絶望でした。色んな選択肢も考えました。
皆さんが思うよりも
悲しい選択肢も考えたこともありました。

ですが、これらの全ては
病院に行って診断していません。
自分で考えて、こんな病気かなぁ …
と判断をしただけです。
何回も何回も病院に行こうとしましたが
私の勝手な考えで、病院に行ったら
体重を計られると思っていました … 。笑
やからこそ、病名もついてませんし
甘えと暴飲暴食と言われれば
それはそれで終わりなので、しょうがないですね。

そして、変わらず
ずっと24時間頭にあるのは
「体型」についてです。完全には治りません。
これからもまだまだ闘わないとなぁと思います。

ここで言うのもあれなんですが
時々、急に配信が出来なくなったりするのも
過食やそこからの疲れからか
心身の状態が正常ではなくなっているからです。
いつも迷惑かけてしまってすみません。😢

現在、少しずつではありますが
自分に合った生活をしています。︎︎
戻すことはほとんど無くなりましたし
多く食べる回数も減ってきており、元気です ︎︎☺︎


ですが、まだまだアイドルとしては
納得のいくような
認めてもらえるような体型では無いです。



でも、また急いでも
あの苦しい生活に戻るだけかなぁと思いますし
もう、何より、
自粛前にお友達に会って話し
そして自粛期間中に自分と沢山向き合い
はっきりとした答えが出て
少しスッキリしました。心も軽くもなりました。





そして


沢山言われてきた中で
体型で悩んでいた時期
それを察しファンの方が言ってくださった


「今のずんちゃんを好きになったんだから、そのままでもずっと大好きだからね」


の言葉。



そして 16期の時のマネージャーさんに
何度も何度も励ましてもらい、言ってもらった


「今のままのずんちゃんで良いんですよ」


という言葉に沢山、救われました。


もし皆さんの周りや身近に
こんな風に悩んでいる方がいらっしゃったら
まずは存在意義を教えてくれると少し、助かるかもしれません。



ダイエットや体型について
大きすぎる理想への近づき方に
距離感が掴めない方もいると思います。
心と身体が上手にいかないこともあると思います。
本当に消えてなくなりたい時もあると思います。
でも、少なくとも 私は絶対に味方ですし
アイドルですが、何かあったら
良かったらでいいので、お話聞かせてくださいね。

どんな姿でも 自分が良いと思えるのなら
それが素敵で唯一無二ですからね。
誰かと比べて、ここが足りないなんて
そんなの思ってしまうのは当たり前ですから
どうか、自分だけは自分の味方で
世界で1番 自分の事を甘やかしてくださいね 。
そこに居るだけで 本当に素敵です。


そして、私も日々
アイドル活動を頑張りたいと思います ︎︎☺︎

こんな長い文をここまで読んでくださり
有難うございました。
また質問などあったりしたら
それについてnoteで、書けたらいいなと思います。


世間の「体型」についての意見が
もう、ほんの少しでもいいので
柔らかくなるといいなぁ。



ずんちゃん


p.s こんな事を書いて
心配しないでください!は
あれかなと思いますが
同じ気持ちを持っている方への
安心感というか … そんなものになりますように。
と思い、書かせていただきました。