見出し画像

ずん流の両建て手法


はじめに


まいど。
今回はフォロワーさんに「ずんさんは両建てとナンピンを結構するみたいだけど、どうやって覚えたのか教えてほしい」って言われたからそのことについて書くよ。


これを書き始めたときは、両建てだけじゃなくナンピンの手法も書こうと思ってたからタイトルは【ずん流の両建てとナンピン手法】にしようと思ってたけど、ボリュームが多すぎて両建ての1部しか書けなかった笑


全部書いたらたぶんこの記事の5~6倍の量になっちゃうから疲れるしやめたぉ🥺

また機会があれば書くかも?🤔




今回は両建てについてかくけど、ひとそれぞれで手法や資金管理が違うし、両建てやナンピンにも向き不向きがあると思う。

※FXの教科書?には両建てやナンピンはダメって書いてあることも多いし



そもそもわいはFX自体がほぼ独学だから「これが絶対に正解」とは口が裂けても言えない。


でも選択肢のひとつとして両建てやナンピンというテクニックを知っておいた方がいいこともあるだろうし、いろいろ試してみたり自分流にさらにアレンジしたりして、しっくりくるのが見つかるといいなと思ってる。


わい的には両建てもナンピンも、あらかじめきちんとルールを決めておけば武器になると思っている。


もちろん一歩間違えたら毒になるから気を付けてね。





それでは説明開始~







あ、投資は自己責任です。






ロット数と資金管理


まずはわいのロット数決めと資金管理をおさらい。

両建てやナンピンをするうえで、この資金管理(最低でも含み損で1000pips以上耐えることができる)が前提だから、詳しくは以前書いた記事を見てもらえばいいかな?



たぶん読むのめんどくさいだろうからわいのロットと資金管理をざっと説明すると、


・ロット数は残高に応じて毎日変更する。

・残高に対して最高でも実効レバ10倍を設定。例:残高が20万なら0.2ロット(2万通貨)

・100pips獲得できたら残高+10%達成(0.2×+100pips=+2万)

・1000pipsを失ったら全損(0.2×-1000pips=-20万)

・初めは必ず1本でエントリー。

・含み益でのピラミッティングや、含み損での両建てやナンピンのときは、追加で複数本のエントリーをすることもあるが最高で10本くらい。合計で100pipsを目指す。

・1本目が逆行したときは基本的には損切りせずに、ナンピンや両建てをバンバンして救う

※含み損になったときにわいはこの【救う】という表現をよく使ったりするから一応覚えておいて。意味としてはマイナスになった含み損を補填するって感じ。





わいの日利+10%チャレンジというのは、基本的には+10%を達成するか-100%(全損)するかの勝負ということ。

※ちなみにこれはチャレンジ用のサブ口座であり、メイン口座ではもっとしっかり資金管理しているよ。間違っても全損する可能性があるようなトレードはしていない。



わいの個人的な体感だけど、残高に対して+10%の利益を成功する確率が95%、-100%(全損する)で失敗する確率が5%ってところかな。
つまり制約と誓約。諸刃の剣。

画像1




マイルールとして最高でもレバ10倍って決めてるから、例えば残高が20万だとするとエントリーは0.2ロット(2万通貨)以下というようにしている。

これでもしも100pipsとることができれば約2万円が手に入って+10%達成、逆に-1000pipsになると-20万だから全損するってイメージ。



これをみてどう思う?
1000pips負けて全損するよりは、100pips獲得するほうが簡単だから、体感的には95%の確率で残高+10%が達成できると思っている。



ここでは「たとえ逆行しても-1000pips(ドル円でいうと-10円)までなら耐えることができるくらいの資金管理」ということがひとつの鍵になるから覚えておいてね。








損切りについて


わいはなるべく不必要な損切りをしないよ。


詳しくはここに書いてあるし、今回はその続きって感じだね。

もし見ていないひとは損切りの記事を先に見ておいたらわかりやすかも?




自分がエントリーした後にチャートが逆行して含み損になった場合、そこで損切りをしておけば、もしもさらにチャートが逆行した場合に【これ以上の損失拡大を防ぐ】ことができるというのは損切りの最大のメリットだと思う。


でも損切りってなかなか簡単にできるものではないし、損切りをするデメリットというものもあるから、「なるべく損切りをしたくない!チャートが逆行して含み損になってるときになんとか救うことができないか!」と考えた結果が、



【ずん流の両建てとナンピン】なんだよねー。




めちゃくちゃ簡単にいうと、含み損の最中に両建てやナンピンを駆使して含み損を解消する、もしくはプラスにするというテクニック。

まあこれから詳しく書いていくよ。









最初の1本目のエントリー


ちなみに1本目のエントリーはめちゃくちゃ重要だから慎重にエントリーをしてる。

よく巷でも言われるように、【上位足のトレンドには逆らわない】ということがわいも大事だと思ってる。


だって上位足のトレンドにさえ沿っていれば、多少逆行して含み損になったとしてもちょっと耐えればプラ転することが多いから。

画像2


そもそも相場なんて誰にもわからない。

自分が思った通りにいくわけがないし、多少オーバーシュートしてから(ストップロス狩り)狙った方向に動くことなんて腐るほどある。


だからわいは基本的に損切りをしないし、むしろ逆に動いたときに利益をだす方法を常に考えている。

なるべく目線は固定せず(方向性の目安は持つけどバイアスをかけすぎない)、いつどっちに動いても対応できるように多角的な視点で相場を分析してるつもり。






■上位足の環境認識について

わいはスキャル〜デイトレだから基本的には1分足か5分足でトレードしているよ。

そういったこともあって環境認識では【数時間後】くらいの予想で十分だから1時間足の分析がおおいかな🧐

1時間足にトレンドラインや水平線を引いたり、RCIやピボットを見て分析してるよ。

もちろん日足や週足も一日1回は必ずみるけどねw




だからこそ上位足である【1時間足の流れ(MAなど)に逆らわない】ってことをとても意識している。

1時間足の流れに沿ったエントリーをしている限り、もし逆行したとしても「どうせいつかは戻ってくる」と思ってすぐに損切りはしない。


レバ10倍だと1000pips(ドル円でいうと10円)は逆行しても耐えられるんだから-100pipsくらいではわいのメンタルをビクともすることはできない。(-300pipsとかまでいくとプルプルする(´;ω;`)ウッ…)




損切りの記事でも書いたように、損切りをする一番のメリットは「これ以上の損失の拡大を防げる」ということ。


損切りをせずにチャートが自分のエントリーから逆行し続けると「あのときに損切りしとけばよかった。。。」って絶対になるとおもう。



わいは両建てとナンピンを駆使することで、チャートが逆行したとしても「損切りしなくてよかった!」という状態にしたいと思っただけ。

だって上位足に逆らわないから結果的に自分がエントリーした方向に戻ることが多いのだもの。ずんを。





エントリー後に逆行し始めたときに、損切りもせず、含み損を救おうともせず、「戻れー戻れー」とお祈りするだけのトレーダーになるのは絶対にダメ

自分でなんとかしなくちゃ!!

画像3









ずん流【含み益時の両建て】


含み損のときに救うための「両建てとナンピン」の手法を説明をする前に、「含み益時の両建て」などの手法を簡単に説明しておく。
これを始めに理解しておいたほうが分かりやすいと思うから。




わいは強欲だから、一旦含み益になったものが減るのってめちゃくちゃイヤだった。

そもそもロング1本だけだったらこの画像のように、狙い通りにロングが決まったとしてもそこまで大きな利益がでていないことに気づいた。

画像4

押し目を付けない上昇トレンドなんてほぼほぼありえないわけで、太い赤線の部分が「下がるのが分かっているのになにもせず黙ってみているだけ」というのがすごいもったいない気がしていた。
※だからわいは基本的にスイングはしないってのもある。


いいところでロングしてせっかく確保した含み益が、どんどん減っていくあの感覚ときたら・・・。メンタルやられない?

最終的に利確するときもだいたい押し目で下がったときにするから、利益も減っちゃうしなんだかやるせないよね。





下手したらせっかくの含み益が建値決済(±0)やマイナスになることもあったから、なるべく波の頂点で決済したいと思ってトレードすると、意外とうまくいったしストレスも激減した。

画像5

そうするとさらに欲がでてきていろいろな手法を試すことにした。





たとえばピラミッティングで、最初に1本ロングエントリーをしたあと、押し目のたびに追加でロングエントリーをする。

画像9

最後の押し目でいままでの分を全利確し、うまくいった場合は利益がどんどん増えていった。

たまに失敗もするけど、基本的にロングのみだから結構成功率は高かったかな🤔





そうなるとさらに欲がでてきて、波の途中のショートも欲しくなった。

ロングもとったうえで更にショートもとる。
全ての波をとることができれば理想かなとw

画像10

でもさすがにショートまでとろうとするとキャパオーバーになった。

思った通りに波のジャストでエントリーや利確ができないことも多かった。

でもなんとか上昇トレンド中のショートもとりたいなと考えて、【両建て手法】を思いついた。





当時のわいは完全に独学だったけど、あとから調べるとこれやってるひとまあまあいるみたい。

画像9

ロングエントリーをしたあと放置して、上昇の根拠が崩れるまでしっかり伸ばす。

途中でショートの波をスキャルで確保。ときどき押し目でピラミッティングロング。

これくらいならキャパ的にも結構いけた。



長期的にロングを持っている最中に、短期的にショートをもつから【実質両建て】になる。


これが含み益がでてるときの両建て手法


ではそれを踏まえて、含み損のときの両建てとナンピンの手法をドゾ










ずん流両建て


<例題>

まずは新規でショートエントリーをしたとする。
ところが逆行してしまい値が上がって10pipsの含み損になり、さらにいまから値が上がりそうだと思ったらアナタならどうする?

画像14



通常なら「これ以上の損失の拡大を防ぐ」ために損切りをするひとが多いと思うけど、わいはこの時点で損切りの代わりに新規でロングエントリーをして両建てにすることが多い。

画像15




なぜだかわかる?ちょっと考えてみて。




これってあんまり意味がないように思えるけど、わい的にはものすごいメリットがある。







わいが考える両建てのメリットは、

①両建てをするといまからどれだけ値が変動しようが、その時点の含み損が固定されるから、これ以上の損失の拡大を防げる(同じロット数での両建ての場合)


②売りと買いで証拠金が相殺されるから、新しくポジションを持つことが容易にできる。※証拠金が相殺されて0になるんだから、証拠金維持率によって強制ロスカになる確率も0になる



②についてはこの記事の内容とは少しズレるから今回は割愛するけど、両建てやナンピンをするときにはすごく大事なこと。




この①のメリットの説明が難しいんだけど、ようするに同じロットで売りと買いの両方をもっていたら、たとえ1000pips急騰しようが現在の含み損のpips数(今回の例でいうと-10pips)は絶対に変わらない。


だって1000pipsあがったらはじめに持っていたショートは爆損(-1010pips)だけど、新しく持ったロングは爆益(+1000pips)になるから、トータルだと相殺されて含み損-10pipsっていうのは変わらないんだよね。
※もちろん1000pips下がったとしてもおなじこと。

画像16




つまり「これ以上の損失の拡大を防げる」ってことなんだけど、この言葉どこかできいたことあると思う。


そうなの、両建てって結局損切りしたことと一緒なんだよね🤔





両建てと損切りはほぼ同じこと。
え!?どういうこと?💦


パニックにならないで。
もう一度いうけど、両建てと損切りはほぼ同じこと。




仕組み的には簡単なんだけど、とくに文章だと難しくなっちゃうw





損切り:ショートエントリー(売り)をした。10pipsマイナスになったから損切り(買い)をした。

両建て:ショートエントリー(売り)をした。10pipsマイナスになったから新規でロング(買い)をした。


画像17


どうだ!これならわかりやすい??



ショート(売り)の損切りというのは買い注文だから、ロングをするのと同じ意味。





〜ずんの小話〜

【売りと買いは必ず1セット】


ロングでもショートでも、【エントリーとエグジットをすると必ず売りと買いの両方をしてる】ってこと。


ロング:エントリーで買ってエグジットで売る

ショート:エントリーで売ってエグジットで買う


これらは必ず1セット。



だからチャートってのは一方向に動き続けることはなく、上昇トレンド中でも「勝った人が利確すれば売り」になるから一時的に下がったりするし、トレンドは永遠に続かずいつかは下降トレンドに変わる。


売りと買いが1セットになっているから、チャートは必ず波をうつし大局的にみると基本的にはレンジになる。



例えば【エントリーは絶対にショートしかしない】ってひとは常に売ってしかいないイメージがあるかもだけど、エグジット(利確と損切り)では必ず買ってるんだよね。

だからエントリーはショートのみってひとでも、売りと買い数量は必ず同じ。なんか哲学的だね🤔


〜ずんの小話 おわり〜





だからさっき説明したように、両建てをすると「これ以上の損失の拡大を防げる」=ほぼ損切りと同じようなものということになる。




両建てのデメリットは、

①損切りと違って注文が2つになるから、スプや手数料が2倍かかる

②結局あと1回ずつ売りと買いの注文が残っているからその処理をうまくやらないといけない

ってところかな。


わいはこれくらいのデメリットならメリットの方が圧倒的に多いと思うから使っているだけで、その辺は自分でもいろいろ試してみてほしい。








では実際のチャートを例にしてみてみよう。




下降トレンドで三尊ができたから戻り売りのイメージでショートをした。

これは上位足でのトレンド方向に合わせているから、多少逆行したとしてもよほどのことがない限り損切りはしたくない状況。

画像10






「ショートをした瞬間にあがる」っていうアルアルネタ🙄

でも下降トレンドだし、損切りをせずに【少し耐えたら下がってくれるはず】だ!

画像11




ここで下位足をみてみる。
簡単には損切りはしないとしても、一時的に上がる可能性は全然ある。
「状況によっては両建てやナンピンもするぜ」という準備をする。

画像11

とくのこの場合はダブルボトムをつけたし、高値をこえたから短期ダウ的には上昇トレンドが発生した。


ここで高値をこえたときに、普通なら損切りをするんだろうけど、わいはロングエントリーをして両建てを発動。(だって長期目線では下方向だし)


この瞬間に含み損は抱えているものの固定されるから、これ以上の損失拡大は避けることができたから【実質損切りした】ようなもの。


損失を固定しつつ、上位足の下降トレンドを信じて、下がってくる気配がでるのをただひたすらにじっと待つ・・・。






お、今度こそ三尊がでた!!
よっしゃロングの分のみをエグジットだ!

画像12

今回はラッキーなことにロングの利益もでたぜ☆

ショートはいまから下がるはずだからこのままキープ・・・と。




元の時間足に戻すと、「さすが上位足の下降トレンドだ、しっかりとさがってくれた!」ということでショートの利益がでたところで利確。

画像13


もしもあのときに損切りをしていたら10pipsマイナスで終わっていたけど、両建てをすることでロングでもショートでも利益になるというテクニックの一例だよ。


センスのある人なら両建ての最中にスキャルしたり、ロングを利確した三尊のタイミングで追加ショートをしてナンピンでさらに稼ぐことも可能。





もちろんこれは終わったチャートだから後付けでいくらでも説明ができることだし、都合のいい解釈だと言われるかもしれない。(わいが実際に両建てした場面なんだけどねw)


結局上位足の下降トレンドが弱く、下がらずにそのままあがり続けたらどうするんだとか。

まあその場合については、結局損切りと同義で含み損のpips数は固定されているんだからそのあいだに別の手段で救う感じ。



それがナンピンであったり両建てでのロット数調整(売りと買いを同じロット数にするのでななくトレンド方向に合わせて強弱をつける)であったり、

両建てをして含み損を固定しながらスキャルでマイナス分を補填するとか、いろいろな方法があるけどここでは書ききることができない💦


あとは「いかに自分のエントリーを信じて、多少含み損がでてもいずれは落ちるハズだ」という環境認識のスキルも必要となってくる。








さいごに


本当は含み損を救うための別の手段として、ナンピン両建て時のロット数調整スキャルテクニックも書きたかったんだけど、ボリューム的に無理だったw


これはごく1部の方法だから、含み損を救う方法はまだまだ他にあるんだけどね🤔


まあ今回は「わいは損切りはしないけど似たようなことはしてるよ。」ってことも含めてこれくらいにしておく。




別に無理にこの手法を勧めるつもりもないから、「あーこんなテクニックもあるんだな」くらいに思ってもらえるといいかな。


勝てば正義なんだから!!!


ほなまた





ずん




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?