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【ワンピースカード】チャンピオンシップ仙台優勝・赤緑ロー解説

・1/12 note公開
・1/13 マリガン基準について追記
・1/17 赤緑ローミラーマッチについて追記
・3/12 3弾環境(モビー&カバジ規制前)のリスト追記
・3/12 値段を980円→480円に変更
・5/5 3弾環境(モビー&カバジ規制後)のリスト と 5/5のフラッグシップバトル(優勝)の対戦レポートを追記
・6/9 noteの値段を480円→無料に変更

■はじめに

 北海道で活動しているNJ といいます.
ワンピースカードゲーム以外の主な成績は「2019年デュエルマスターズの全国大会」で2位を取っています.
過去には遊戯王、ポケカ、バトスピ、ヴァンガードなどなど様々なカードゲームを遊んできました.
 優勝できたことで多くの方の目に留まって頂き,たくさんの激励と称賛の言葉を頂きました.noteを読みたいとのご要望もたくさんありましたが,私自身は言語化があまり得意な方ではなく,執筆に自信がありませんでした.この度は,調整メンバーから執筆の協力を貰い,記事を公開させていただく運びになりました.
 赤緑ローを使うならこのリストが最適だろうという自信があります!!是非使ってみてください.
 チャンピオンシップ東京までに公開したいと思い,書き上げました.
ご購読のほどよろしくお願いします.他に採用予定だったカードや各対面のマリガン基準の詳細など今後追記予定です。他にも載せて欲しいことがございましたら是非ご連絡ください。

 ここからはNJの調整メンバーのミズノが筆を執らせていただきます.記事本文は全てNJ本人が書いたものを読みやすい文章に編成し,編集と校閲を行ったものであり,内容は他の調整メンバーからも監修を受けています.

*解説の都合上,略語を使ってカードの説明を行います.
ex.トラファルガー・ロー(ST02-009)→STロー
 トラファルガー・ロー(OP01-047)→ブロッカーロー
ご了承ください.

■リスト解説

実際にCSで使用したリストがこちらです.

ドンカードを散らしている理由についても後述します

採用理由

まず絶対にどのリストでも抜かれることのない24枚を挙げます.

・ナミ&ダダン
 リソースを確保するカード.後述しますが,どちらも回収率が80%を超えるように他のカードを採用しています.

・ボニー
 唯一このカードが,2種類のローを回収することができます.出来ることなら毎ターン使いたいカードです.主要カードにアクセスできるので,ボニーを正しくプレイすることが,デッキを円滑に回すことに繋がっています.

・チョッパー&ベッジ
 それぞれダダン&ナミ,あるいはボニーから回収できるブロッカーです.減らす理由がないのでどちらも4枚ずつの採用です.

・トラファルガー・ロー
 このデッキの切り札です.主な使い方を紹介します.
Ⅰ.ナミ,ダダン,ボニーを使い回してリソースを確保します.
Ⅱ.お玉とビスタを使い回して,相手のキャラをKOして盤面のキャラを減らします.
Ⅲ.ゾロを使い回して連続で攻撃します.
Ⅳ.番の最後にリーダー効果でローをプレイします.その際にチョッパーかベッジを出すことで,リソースを失わずとも,ブロッカーを2面展開することができます.
このカードをうまく使えるかどうかが赤緑ローデッキのプレイ練度に強く影響すると考えています.

その他カードの採用理由です.

・お玉 4枚
 相手のキャラのパワーを-2000する効果が強力です.ビスタ,JETピストルと合わせて使うほかにも,相手のキャラをKOしたいときにパワーを下げてから殴ることにも使います.
 ダダンから持ってくることのできる2000カウンターの中でも1番仕事ができるカードになっています.
 1ゲームの間に何度も使い回すのでカウンターとして使うときはその後のターンについて考えてから使用しましょう.

・ビスタ 4枚
 お玉と合わせて相手のお菊をKOしたり,小型ブロッカーをKOしたり出来ることが強力です.ブロッカーのローの効果と合わせて使い,相手の盤面を2面KOすることもします.
 ロビンと違い,ナミで持ってくることはできませんが,登場時効果であることを高く評価しての採用です.

・ゾロ 2枚
 終盤においての速攻はライフを詰める面において強力です.紫カイドウに地獄の審判をプレイされたときや,青イワンコフの手札が少ないときにブロッカーのローと合わせて連続で攻撃する動きを意識しましょう.
 カードの効果は強力ですが,手札に2枚以上かさばったときにカウンター値がないためこれ以上増やすのは好ましくありません.加えて,ボニーとナミの両方のサーチ対象になっているため,2枚でも持ってきて使用することができるだろうという判断からこの枚数になっています.

・STロー 4枚
 ブロッカーローを使ってゾロを2回動かすとゾロが手札に戻る都合で,2回目の攻撃時にゾロに付与していたドンが消えてしまいます.STローを使って連続攻撃をするときには9000や7000のパワーでそのまま2回攻撃することができます.緑デッキに採用されているホーキンスの強さを知っている人にはわかりやすいと思います.
 また攻撃に使用したブロッカーローや磁気弦(パンクギブソン)によってレスト状態になっているベッジを再び起こして次のターンの守りを強くすることにも使います.
 他にもブロッカーローを回収できずに,次のターンにKOされてしまうボニーを起こしてもう一度起動メインを使ってリソースを確保したり,KOされないようにボニーを起こして相手に番を返すこともあります.
 多くの役割を持つカードで,STローのおかげで選択肢が多岐にわたっている実感があります.

・X・ドレーク 2枚
 効果を使って,主にアトモスや4コストのヤマト,お菊のあたりのキャラをKOするために重宝しています.ドレークを意識して相手がキャラをレストにしてこなかったときにはお玉+ビスタやJET銃でKOさせることを目指しましょう.

・ブルック 4枚
 ナミから持ってくることのできる2000カウンターの中で1番効果が強いです.実質0コストで自分のキャラのパワーを2000上げることができます.ダダンやビスタにドンをつけて5000で攻撃ができます.
 リーサルターンなどにブルックを出してから超新星のキャラにドンを集めて,ブルックをSTローにリーダー効果で変えて9000や11000で2回攻撃をします.
 2000カウンターとフィニッシャーの補助カードという役割です.

・マキノ 3枚
 こちらはダダンから持ってくることのできる2000カウンターです.マキノの起動メインを使ってナミのパワーを5000にしてリーダーに攻撃できます.赤白ひげ対面ではマキノの効果とナミに1ドンつけてリーダーに攻撃をするプレイが非常に強力です.
 マキノを使ってナミのパワーを上げたあとに,ローのリーダー効果を使って戻したマキノを再びプレイして更にナミのパワーを上げてから攻撃をすることもあるので覚えておくといいでしょう.

・ゴムゴムのJET銃 3枚
 特に緑に対して非常に有効に働くカードです.ヤマトやお菊,ホーキンスの他にも,お玉と合わせて7キッドや8キッド,8おでん まで倒すことができます.
 環境の母数の1位が錦えもんであると考えているので0枚から3枚まで採用枚数が増えました.4枚に増やすかについても検討しましたが,そこまで使うタイミングがないことと嵩張りすぎることが弱いので3枚に落ち着きました.

不採用理由

 ここでは一般的な赤緑ローに採用されているカードの不採用をします.

・ロビン(OP01-017)
 ナミからサーチできる疑似ビスタとしての採用を考えていました.ですが,アタック時効果であることが,ブロッカーのローとの噛合いが悪く,採用するとマキノと枠を争うことになるのでゲーム時の価値を考えて不採用です.

・ユースタス・キッド(OP01-051)
 青イワンコフ,紫カイドウ,緑錦えもんに有利になると考えていました.しかし,採用せずとも勝つことができることに加え,プレイの上手い錦えもん相手には簡単に突破されてしまいます.そのため,わざわざプレイのブレるカードを採用する必要はないだろうという判断になりました.

・モンキー・D・ルフィ(ST01-012)
 ルフィはSTローと合わせてブロッカーを無視できる攻撃を2回できることが強力と考えていました.しかし,現実味に欠けるロマンコンボという評価に落ち着きました.ルフィを入れるなら3枚目のゾロを採用したほうがいいと思いました.

・サニーくん(P-015)
 赤ゾロとは違い,殴るために2ドン必要であり,リーダー効果を使って手札に戻したいほどは強くないカードです.カウンター値も1000しかなく,効果ももっていないので,採用してもデッキパワーが下がっていると判断して不採用です.

・ネコマムシ&イゾウ
 これらはビスタに枠を取られたカードです.赤緑ローの苦手なロビンとお菊をレストにして攻撃をすることができます.しかし,横にブロッカーがいたり,中途半端なパワーで攻撃すると簡単に守られてしまいます.
 赤ゾロ対面に3,4体で総攻撃されたときに,こちらが1,2体しか殴り返せないと,相手のキャラが残ってしまいます.確実に相手の盤面を減らすことのできるビスタに軍配があがりました.
 相手のキャラをレストにして攻撃するよりも,ビスタでKOしながら,相手リーダーを攻撃することのほうが価値の高い動きと言えます.
 もしネコマムシかイゾウのどちらかを採用するとすれば,「イゾウ」です.それは,赤白ひげ対面のマルコをレストにできるからです.

・filmゾロ&filmフランキー
 これらのカードの強みは,ナミでサーチできることと,リーダー能力で赤キャラを戻した時に登場できることです.
 多くの赤緑ローデッキでは,ボニーからしか緑の5コストのキャラを持ってくることができません.ナミからサーチできるこの2枚があれば,リーダー効果が使いやすくなります.(ナミはダダンからも持ってこれるため,ナミから持ってくることのできるカードは,ボニーと比べてアクセスできる確率が高いです.)
 ですが,今回使用しているデッキは,STロー4枚,ブロッカーロー4枚,X・ドレーク2枚とそれらをサーチするボニーが4枚採用されています.緑の5コスト帯を引けないことによる事故をケアするには,十分の枚数を採用できていると判断しました.
 もしどちらかを採用するとしたら,STローで起こすことができるfilmゾロです.ただし,このカードは4コストであるため,X・ドレークに効果でKOされてしまうことを覚えておきましょう.

■サーチカードのHit確率について

 ナミでHitするカードが13枚で80.2%です.ダダンでHitするカードが15枚で85.4%です.
 80%あれば充分だと考えているためサニーくんなどのカードを無理に増やすことはしませんでした.ハズれることもありますが,Hitしたときの対象を強くするために,役割の持てるカードのみを採用することにしています.

ナミのHit確率
ダダンのHit確率

 上記の計算は【複数のカードの確率計算機(マリガン対応) (yazirusis.com)】さんのサイトを利用しています.

■プレイ解説

 ここでは各対面のおおまかなプレイを解説します.

対赤ゾロ 微不利 先行優先
 最速で白ひげをプレイされないように先行を取ります.ブロッカーローでビスタを使い回して,相手のアタッカーを減らしながら戦います.
白ひげを出された試合では,お玉を使い回してパワーを-4000してからJET銃をプレイして攻撃される前にKOするようにします.
 白ひげの他に,序盤に出てくるロビンが非常に厄介です.あまり戦いたくない対面です.
 リーダーを攻撃するときには,トリガーのJET銃をケアしてパワー6000のキャラに1ドン付けた状態にしておきましょう.
 ドンをぴったりで使うように意識しすぎると,トリガーを踏んでしまった時に,こちらのキャラが減って,リーダー効果を使えなくなることがあります.1コストのキャラ出せるように1ドン残しながら戦うとより安全です.

対赤ニューゲート 微有利 後攻優先
 JET銃やドレーク,お玉+ビスタなどを利用して,相手のキャラを減らすことで相手の攻撃回数を少なくすることを目指します.
 リーダーを攻撃するときは,6000か10000以上で攻撃するようにしましょう.特に8000や9000で攻撃してしまうとガードポイントかラディカルビームの1枚で防がれてしまいがちです.相手のカウンターを無駄に使わせることを意識してください.

対緑錦えもん 五分 後攻優先
 相手の後手1ターン目にお菊を出されないように後攻を選択したいです.出されたお菊をすぐに動かしてきたときには,倒しやすいのでKOさせておきましょう.
 お玉+ビスタやお玉+JET銃で相手のアタッカーを減らしておきましょう.こちらのキャラクターをたくさん動かしても返しに相手が倒し切れない盤面を作れるようにします.

対緑キッド 微有利 先行優先
 先行を選ぶ理由は,錦えもんと違い後攻の最初のターンにお菊を出されることがないからです.
 プレイ方針は基本的に上記の緑錦えもんと同じです.

対紫カイドウ 微有利 先行優先
 相手に先行を取られて,鬼ヶ島→6キング→6or7キングを連続でプレイされる試合は勝機が薄いです.
 それ以外では,キングで除去される前にローのリーダー効果を使えるので,盤面を広げながらリソースを増やしましょう.
 10カイドウを出された時に備え,その後の展開を保証できるように,準備をしておくことも大切です.ナミ,ダダン,ボニーは手札に抱えておくようにしましょう.
 お玉+JET銃でキングなどをKOして,相手の攻撃回数を減らすようにします.
 リーダーに攻撃するときに相手のドンがアクティブのときは,5000or9000で攻撃します.地獄の審判をケアして8000で攻撃すると,ボロブレスをプレイされてしまいます.攻撃時はドンが無駄にならないように意識しましょう.

対青イワンコフ 有利 先行優先
 この対面はアクティブのボニーをKOされることはないので,基本的に出し得です.
 3ターン目にリーダー効果を使用することを目指しながら序盤はプレイします.リソースを増やしながら,Mr.3やイナズマが出てきたら倒す+ライフにも積極的に攻めるようにします.
 キャラのイワンコフやルフィがレストになっているときは,お玉でパワーを下げて相手のアタッカーを減らしながら,ライフに攻撃します.

対面赤緑ロー 五部 後攻優先
 相手との実力差が全く同じなら,上手くデッキが回った方が勝てます.ですが,もちろん対面で意識するポイントはあります.
 例えば,ナミを出された後に,後続のナミやダダンが出てこない時があります.そういった時には,使い回せないようにビスタでKOさせてしまいましょう.
 ナミやダダンが複数体いる場合は,除去してもあまり有利にならない場合が多いので,チョッパーやベッジをKOしましょう.
 JET銃はブローカーローに当てるようにしましょう.リーダーに攻撃するときは,ブロッカーを除去しながら,5000or7000で攻撃するといいと思います.

■マリガン基準

 対面次第で欲しいカードが変化するので,一概に基準を設けることは難しいですが,平均的にどの程度でマリガンをしているかを紹介します.
写真の左側に並べたカードがマリガンしない
   真ん中マリガンしなくてもよい,
   右側
マリガンをするです.

画像1枚目
画像2枚目
画像3枚目

 上の画像を使いながら,マリガン基準について詳しく解説を行います.画像左側のカードは「マリガンしない」手札と評価しています.その主な理由は,サーチカードが豊富で,先行後攻を問わず,3ターン目にリーダー効果を使うことができそうだからです.
 例外的に3ターン目にリーダー効果を使うことができない手札でありながら,マリガンをしないと判断した手札もあります.それは画像1枚目の上から3番目と画像2枚目の上から3番目です.ローの効果は使えなくても3ターン目に,STローを用いて,ゾロを殴り返せないようにして番を返すことができます.
また,画像1枚目の上から5番目のように,2ターン目はゾロ,3ターン目はドレークをだしながらのプレイ出来れば,リーダー効果は使えなくても盤面が強くなっています.そういう場合には手札はそのままで大丈夫です。

 真ん中に並べた手札は,「マリガンしなくてもよい」としました.個人的な感覚ではする可能性が高い手札ではあります.
 例えば,画像1枚目1番上は,後攻だった場合にはダダンからプレイすることができます.そこでお玉を回収することができれば,緑対面で先行2ターン目にお菊を出されても,返しにお玉+ビスタでKOさせることができます.「ギリギリ戦えなくはない」との意味でマリガンしなくてもよいという位置付けにしましたが,基本的にはマリガンします.
画像1枚目の上から2番目は,後攻だった場合に2ターン目にJET銃で相手のキャラを処理しながら時間を稼いで,ゆっくりローかドレークをプレイすることができるため悪い手札ではないと判断しました.画像2枚目の1番上も同じ理由です.
画像1枚目の1番下はダダンからナミに繋がれば,3ターン目にリーダー効果を使えそうです.その後はダダンを使い回しながら戦えば,ギリギリ試合にはなると判断しました.
画像2枚目の2番目の手札は,後攻なら1ターン目にチョッパー.2ターン目にお玉+ビスタ.3ターン目は状況に合わせてプレイすればなんとか戦えると判断しました.
画像3枚目も1ターン目にベッジ.2ターン目にゾロ.3ターン目にベッジ+ビスタ.4ターン目にボニーからどちらかのローを持ってくることができれば,充分に戦えそうという判断です.

 マリガンを判断するときに重要なことは1~4ターン目までの動きをイメージすることです.そのあとは,引いたカードや盤面,残りライフと相談しながらプレイ方針を決定しましょう.

 1枚目のドレークとSTローの効果が不発することはあまり気にしなくても問題ありません.1度登場すると次からのSTローが効果を使えるようになるので,まずは登場させることを目指しましょう.

 赤緑ローデッキは自身が絶対に先行or後攻を取りたいデッキではありません.相手のデッキに合わせて先行後攻を決定しましょう.
 ですが,手札は対面を問わず,自分の動きを優先できるカードが多いほうがよいです.わからないときは,サーチカードが2枚あるときにキープしてみるとよいでしょう.

 また,↓の写真の手札が100%の理想の手札です.特に左の4枚が揃っていることが嬉しいです.ナミとお玉はダダンから持ってくることができるので,画像では横向きにしてあります.
 特に緑錦えもん対面ではお玉の方が欲しいですね.

■対戦レポート

 当日のマッチアップがこちらです.
予選
1回戦 紫カイドウ 後   〇
2回戦 緑錦えもん 先 〇
3回戦 緑錦えもん 後 〇
4回戦 緑錦えもん 後 〇
5回戦 赤ゾロ   後 〇
6回戦 紫カイドウ 先    〇
7回戦 赤白ひげ  後 〇
8回戦 緑錦えもん 後 〇
本戦
1回戦 緑錦えもん 先 〇
2回戦 緑キッド  先 〇
3回戦 緑錦えもん 後 〇(配信卓)
 決勝 赤白ひげ      先 〇(配信卓)
本選3回戦と決勝は公式YouTubeからアーカイブを視聴することができます.
URL→【https://youtu.be/8PMx5RNjvwE

ここからは配信卓でどのように考えてプレイしていたのかを解説します.
配信のアーカイブを見ながらお読みください.

本選3回戦 vs緑錦えもん

YouTubeアーカイブ 2:33:20~
・1ターン目
 ナミでカードを何も持ってこれませんでしたが,キャラを2体並べられたので順調なスタートです.

・2ターン目
 ナミでモモの助をKOさせると,次の相手の番にお菊にナミを攻撃されながらブロッカーをレストさせられてしまいます.そのレストのブロッカーをリーダーにKOされてしまうのが目に見えています.そのため,ナミをレストにはしませんでした.もしお菊を動かすのならリーダーに攻撃させるようにしています.

・3ターン目
 ドレークが手札にあったため,相手のレストのお菊をKOできるのは確定していました.そのため5000でお菊に攻撃をしてカウンターを消費してもらおうと考えました.
 今思い返すとここはプレイミスです.ドンがアクティブの状態だったので桃源白滝を相手が持っていた可能性もあります.その場はお菊がアクティブに戻り,ドレークの効果でもKOすることができていません.先に展開をしてからリーダーとビスタでリーダーを攻撃したほうが安全でした.
 モモの助で8おでんを回収したことは見えていましたが,先行4ターン目におでんを出すと,ドンが余らず,お菊の効果を使うことができないので,まだ大丈夫だろうと考えていました.

・4ターン目
 相手の盤面にお菊とおでんがいるので,お菊をKO出来なければこちらのキャラをほとんど取られて負けてしまうと考えていました.JET銃を回収する必要があったのでボニーの起動メインを使います.ただ,ボニーから使うとリーダーを攻撃したときに,トリガーの桃源白滝でKOされてしまう心配があるので,先にローでリーダーに攻撃しておきました.
無事ボニーからJET銃を回収できたので配信のようなプレイになっています.

 もしJET銃を回収できなかった場合は,STローでドレークを起こして2回攻撃します.その後,リーダー効果でナミを戻してブロッカーローを出します.その効果でボニーを戻してチョッパーを出します.その時,盤面は↓のようになっています.

ドレークはレスト

・5ターン目
 ベッジがトラッシュに2枚&デッキ下に1枚あることを確認しています.チョッパーはまだ1枚しか見えていないので,ダダンとナミをプレイしてチョッパーを探そうと考えました.
 1ドン余っている理由はダダンでナミを持ってこれていない場合に,ボニーを出して起動メインを使うつもりだったためです.

・6ターン目
 JET銃でベッジをKOしてリーサルに入るかどうかを考えていました.しかし,そのプランはライフにトリガーの磁気弦があった場合や手札のカウンター値が高かった場合に失敗します.すると逆に次の相手の番に攻め切られて負けてしまう可能性があります.それならJET銃はヤマトに打って,ブロッカーを並べて,次の相手の番に負けない状態を作って7ターン目にリーサルを決めた方がいいだろうと考えました.
 以上の理由から,リーダーとSTローの攻撃から入りました.その結果1枚ライフが通ったので,JET銃をプレイしてベッジをKOさせました.相手の手札は3枚しかないので,全て2000カウンターだったとしても10000までしか守ることができません.残りの6ドンをドレークに付けて12000でリーダーに攻撃をしました.

決勝戦 vs赤ニューゲート

YouTubeアーカイブ 3:13:52
・1ターン目
 白ひげが後攻でより強くうごけるデッキであるため後攻が欲しいところでした.
 1ターン目にナミからプレイできたのはいい滑り出しです.

・2ターン目
 この対面では最速でローのリーダー効果を使うことを狙っていました.それは,アトモスやキングデューなどのアタッカーをお玉でパワーを下げてから攻撃したり,JET銃でアタッカーを減らしながら戦うからです.
 以上の理由からチョッパーとベッジを置きました.

・3ターン目
 前の相手のターンに海震とビスタによって,チョッパーとベッジがKOされてしまったために,このターンにリーダー効果を使うことはできなくなってしまいました.
 リソースを増やすためにブロッカーローをプレイし,効果でナミを再度出しました.

・4ターン目
 ボニーで持ってくるカード次第で後の行動が変わるので,先にボニーからプレイしました.
 1ドンつけてライフに攻撃したところ,通ったのでブロッカーローで攻撃する必要がなくなりました.これは,白ひげの最後の1枚のライフが次の相手の番で手札に加わるためです.(攻撃してもしなくても自分の5ターン目に相手ライフは0)
 その後にリーダー効果を使いブロッカーローを出して,効果でビスタを出しました.ビスタでKOの対象にチョッパーを選びました.ビスタではなく,チョッパーを選択した理由は,相手が次の番にブロッカーを置いてこなかった場合に,ドンを大量につけたブロッカーローをSTローを使って,2回攻撃で攻めようと考えていました.

・5ターン目
 ブロッカーを出されてしまったために,2回攻撃のプランはなくなりました.
 手札に追加で出せるブロッカーがないことが痛かったです.お玉を出して,キングデューのパワーを下げて,倒しにいくことを考えました.しかし,守られて倒しきれなかった時に負けてしまいます.
 思考を巡らせた結果として取ったプレイが配信の通りです.
 今見返すとビスタでチョッパーをKOして,ブロッカーローで10000で攻撃,その後STローでブロッカーローをアクティブにして番を返すプランの方がよかったと思いました.この場合少なくともラディカルビーム+1000カウンターを使わせることができていました.

・相手の5ターン目
 ブロッカーローをで相手の攻撃をブロックすることはしませんでした.もしブロックしてしまうと,スクアードの-4000と海震によって2体目のブロッカーローもKOされてしまいます.その場合に,攻撃を止められなくなるので手札を使って攻撃を守りました.

・6ターン目
 勝つことは出来ましたが,もっと効率のよい攻撃の仕方がありました.
正しい攻撃の仕方はまずブロッカーローで6000で攻撃します.次にリーダーに1ドン付けて6000で攻撃します.最後に9ドンをブロッカーローにつけて15000で攻撃です.
 この攻撃の場合は,少なくとも↓の2種類ような手札でないと守り切れない攻撃にすることができていました.

■練習の取り組み方

 対戦練習は基本的にリモートで行っています.ほとんどの練習で誰かが見ている状態で対戦をしており,プレイに意見があるときはすぐに伝え合うようにしています.対戦ごとに振り返って対戦者以外からもお互いの反省点を考察しています.

■ドン!!カードを使った裏技

 実はドンカードをバラバラにしているのには理由があります.赤緑ローデッキはナミ,ダダン,ボニーを使い回すので山札がゲーム中に1周します.その時に何のカードが下に行ったのかを覚えておくマーキングの役割としてドンカードを使います.
 例えば1弾のドンはSTローorブロッカーローだとか,ルフィのドンはマキノとお玉とか,自分の中でドンカードとデッキのカードを対応させておきます.
 いつもは普通においているドンカードをサーチカードを使ったあとに上下を逆さまに置くようにします.毎回サーチの度にこの作業を行うことで,どのタイミングでカードが下にいったのかがわかります.逆さまのドンカードを数えることで何回サーチカードをプレイしたのかも数えることができます.
 その結果として,終盤のナミやボニーをどの順番でプレイするかを決めることと欲しいカードを確実に持ってくることが可能です.
 また山札を1周した後に,何のカードがライフに置かれているのかを知ることができているので,欲しいカードやJET銃だと分かっているときには戦略的にライフを受けることもします.

■おわりに

 このデッキはライフが4しかない上に,選択肢がとても多くプレイングが難しいので,プレイヤーの腕でデッキの強さが決まります.ぜひ使ってみてください.

ご精読ありがとうございました。

以下3/12追記

■3弾環境で赤緑ローを使いたい人へ(モビーディック規制前)

 赤緑ローを3弾環境でも使い人に向けてのリストを考えてみました.環境的に向かい風ではありますが,興味のある人は握ってみてください.

 ゾロを1枠ホーキンスに変更するかを悩んでいます.いろいろ試してみてください.

以下5/5追記

■3弾環境で赤緑ローを使いたい人へ(モビーディック規制後)

 「サニーくん」の採用理由は赤デッキで採用率の高いバギーを効率よくKOすることができるためです。ナミとダダンのサーチHit率も上がっているので悪くないと判断しました。攻撃した後にローの効果等で手札に戻すことはあまりしません。
 このデッキにおけるナミの価値が高いため、「2年後に!!!シャボンディ諸島で!!!」を採用しました.

■5/5のフラッグシップバトル(優勝)の対戦レポート

 上記のデッキを用いてフラッグシップバトルで優勝することが出来ました.特筆すべき事項を以下に記します.

・対戦マッチアップ
1回戦 黄ヤマト   〇
2回戦 赤緑ルフィ  〇
3回戦 赤ゾロ    〇
4回戦 黄黒リンリン 〇
5回戦 赤白ひげ   〇

 黄ヤマト対面は先攻,黄黒リンリン対面は後攻を取りたいです.黄色の絡んだ対戦では,「シュトロイゼン」と「雷霆」によって「1コストブロッカー(チョッパーとベッジ)」と「5コストブローカーロー」が倒されていきなりリーサルを狙われることがあります.その状況を常に警戒し.必要に応じて,「ラディカルビーム」用のドンを残しておきましょう.

 赤緑ルフィ対面は「ディアブルジャンプ」と合わせてブロックの出来ない高火力攻撃を連打してくる可能性があります.警戒してライフを1枚残しておくようにしましょう.

 ゾロ対面はひたすら同値で攻撃して,攻撃回数を稼ぎます.相手の手札が少ないとき(おおよそ6枚以下)は,5コストマルコを攻撃して,リソース勝負に持ち込みましょう.

・5戦目について
 白ひげも基本同値での攻撃を仕掛けます.相手のライフが0で4マルコ1体+1ドンアクティブの時がありました.こういう場合には,ゾロを10000にして,STローを使って2回攻撃するなどでリソースを削る.もしくは,5ルフィを立てながら、負けない盤面を作って番を返します.
 その次のターンで5ルフィでブロッカーマルコを無視できる攻撃を,STローの効果で2度繰り出して,勝利することができました.

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