KRUELTY 2022USツアー日記①

みなさんこんにちは、約1ヶ月のアメリカ旅に出発した我々KRUELTYの近況をお伝えいたします。

気にしてくれているお客さんや、今後アメリカでツアーをする/したいバンドの皆さんの参考になればと思います。

前提として今回のツアーの流れを書いときます。成田から飛んで一度LAに立ち寄り、我らがマネージャーであるテイラーヤング(God’s Hate、Twitching Tongues、ex NAILS)邸にて機材を回収したあと翌日また飛行機に乗ってNYへ飛びます。その後最初の数日一緒にライブをするStabbedというロングアイランド出身のデスメタルバンドの機材車に乗ってボストンへ。彼らと南へ向けて数本ライブし、その後Year of the Knifeに帯同してさらに数本、フェス"FYA"のあるフロリダまでライブしながら南下していく形です。そしてちょっと北上してサウスカロライナで1発ライブ。んでまた飛行機に乗って西海岸へ舞い戻り4本ライブしてツアー終了という過酷なスケジュールですw

(ちなみにそのあとそのままロサンゼルスでレコーディングも。。。)

↓ライブスケジュール
日付 - 都市名 - 州 - 箱の名前 の順です。地図と一緒に見ると結構面白いです。

1/1 Hingham, MA - Sons of Italy
1/2 East Haven, CT - The Beeracks
1/3 Brooklyn, NY - Saint Vitus Bar
1/4 Long Island, NY - Amityville Music Hall
1/5 Philadelphia, PA - Underground Arts
1/6 Winston-Salem, NC - Break Time
1/7 Atlanta, GA - The Dog House
1/8 Tampa, FL - Bryan Glazer JCC “FYA Fest”
1/10 Colombia, SC - New Brookland Tavern
1/13 Los Angeles, CA - Genghis Cohen
1/14 Oxnard, CA - Oxnard Performing Arts Center
1/15 Cupertino, CA - The X Bar
1/16 Sacramento, CA - Den of Sin

計13本w どうなっちゃうのこれのやつw

とりあえず初回は入国〜2日目までの出来事を書きます。ライブはまだナシです!

まず今回は当初全員エアカナダにてカナダ経由で飛ぼうとしていたんですが、カナダ経由はコロナ云々でトランジットおよび入国がリスキーないしは不可能ということになりました。さてどうしたものかとアタフタしていたら、何と新興LCCのZIP AIRに成田-ロサンゼルス便が突如就航w
しかも往復8万円ぐらい〜という破格さ!こりゃ行くっきゃないということで予約をしようとしたわけですが便内がガラ空き。。今のコロナの状況だと入国審査に並ばなくて済むくらいイミグレが空いてる(!)という情報を聞いていたので2(僕と妻)-3(残り)に分けてイミグレに並んでも連続になっちゃうぐらいの可能性がありました。少しでも入国拒否されたりするリスクを減らしたいので僕と妻のみ便をずらして渡航することに。

彼らの方が先に到着する流れだったんですが、あと少しで我々も着陸という所でギターの丸山くんから1通のLINEが。


メンバーx3が別室送りww

イミグレをストレートに通過できなかった人間は別の部屋にぶち込まれて詳しく調査されるってやつですね。ここでダメだと留置所に放り込まれて翌朝強制送還されるという恐怖のアレ。Coffinsとかこないだこの流れだったんじゃないでしょうか。10時間以上のフライトやっと終わってこんな目に遭ったらもうやっていけないと思います。。

僕はあらかじめメンバーに、着陸したらすぐアメリカ用のSIM(事前準備しておきました)を入れてもし別室送りになった場合は連絡しろと言っていました。ぶち込まれると携帯とか触れないと聞いていましたので。なもんで彼は決死のLINEを送ってきたのです(笑)どんな気分だったんだろう。。

後から話を聞いた感じだと、引っかかったのは以下のような理由だと思います。

我々は1ヶ月かけてカリフォルニアを観光で旅行するというていで行く話になっていました(東海岸含めあちこち行くというと怪しまれると判断したため)。

しかし、メンバー×3は「カリフォルニアのどこ(都市)へ行くんだ?」という質問にひとつの都市名も答えられなかったらしいのですww カリフォルニアで4本ライブあるんだから普通覚えとくだろ。。。何という主体性の無さ。。。しかしここは僕の情報吹き込み不足ということで反省。

そしてクソ笑ったのがうちのドラム、マニくん。入国審査官が「親指を上げるモーション」をしたそうです。これは親指を指紋読み取る機械に当てろという指示です。しかしマニくん、オッケー行っていいぞという意味だと判断して「サンキュー」と言いそのまま進もうとしたとのことですww
流石の入国審査官もオコだったでしょう。この2日間彼らを見てて思いましたがこの英語力の人間たちが1ヶ月いるって言って怪しまない入国審査官はいないと思いました。今まで日本で会う外国人たちはただ優しく話してくれてたから理解できていただけということに気づいたようですw

さて、そんなこんなで無事入国しまして空港近くでレンタカーを借りました。なーんかゲトー感あるなーと思ってたらこのあたりのイングルウッドという地域は普通にゲトーだったみたいです。昔はコンプトンと二大巨頭だったとかなんとか。すんごい。日本とのシステムの違いに戸惑いつつもダッジのSUVを借りることに成功。
その足で即西海岸のハンバーガーチェーン名店 In-N-Out に突撃!混みすぎててバンズが冷えてて多少変態でしたが無事に初メシにありつけました。


その後約1時間かけて北上し、ロス近郊のSan Fernando Valleyという地域へ。我らがマネージャーのテイラーヤング(God’s Hate, Twitching Tongues)の家兼スタジオがあるのです。ここにあらかじめ竿やシンバルなんかを手配しておいたのでこれらを回収、したものの車に積んだら人間が乗れなくなってしまったので人間も荷物になり無事出発。何でもやってくれるテイラー御大に感謝です。ここで久しぶりに Regional Justice Center のドラムボーカルのイアンや今話題の西海岸グラインディングハードコア、Scalp のメンバーなんかに会いました。


無事機材回収ののち、本日の宿にチェックイン。もちろん(?)イングルウッドでしたが宿自体は綺麗でした。フロントのスタッフのいる所が完全に窓で区切られていて、その窓が分厚すぎたので治安の悪さを感じるなどw
その後は日用品の買い出しや夕飯なんかを済ませ就寝。夕飯は近所のダイナーにて。アメリカを感じすぎるやつでした。あと何食飽きずにこれを食えるんでしょうか。。


あと、夜中起きてフロントにコーヒー注ぎに行ったときに声をかけてきたラッパーが腰にグロックを装備してていかちーとなったりもしました。

翌日は朝から本場のサブウェイにて朝食。


その後ぶらぶらとダウンタウンを経由して空港へ。翌日元旦からいきなりマサチューセッツでライブなのですw

レンタカー返したときに精算したら元の金額の倍くらいになってたけど、ちょい口論したぐらいでめんどくさくなって断念。。。早口で捲し立てられるとうまく言い返せないので次回までにまた英語を学ぶとします。

さてLA→NYへのフライトですが、今回はアメリカではそこそこの評判だというJetBlue(ジェットスターではない)という航空会社を利用しました。利用者数もそこそこおりどうやら人気なのは間違いなさそうです。が、いざ離陸すると機体の異音があまりにもすごすぎて(ドンガラガラガラずっと鳴ってる。ボロいシビックみたいな感じ)そこそこに死を覚悟しました(笑)

そんなこんなで無事NYに到着。Stabbedのメンバーにお迎えにきてもらい、MAに向けて出発!

というところで一旦終わりにいたします。長くなりすぎましたのでw

次回もすぐですので乞うご期待!では。

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