2020

SNSに載せるには長くなりすぎてしまったのでnoteにて自分とKRUELTYにとってのこの1年を総括します。

----------------------------------------------

今年はCovid-19で自分のバンドのスケジュールが(特に海外ツアーなどの面において)完全に崩壊してしまったが、それでも少ないながらも収穫はあった。バンドは明らかにこの1年で以前より大きくなってSNSなどもフォロワーが急増した。また急遽EPを作ったりカバーコンピに参加したりもした。国内のライブも前半戦は潰れたが後半戦はいつも通りのペースを取り戻してライブすることができた(とは言ってもトータルで15本...)。今ライブをすることがいいことなのかというのは正直分からないが、周りがやってない時期こそやらねばという思いでやっている。やらなきゃあっという間に置いていかれるのが目に見えてる。

あと、気合い入れて行ったはずが思いっきりスベった(というか納得いく音が出せなかった)去年のとあるライブのことが忘れられず、今年は専属のPAを雇ったりして色々研究した。今年うちを見てくれてる人は気付いてくれているようで嬉しかった。

今年はハードコア(パンク)に対しての考え方も色々変わったというかアップデートされた1年だった。この人たちはやっぱカッコいいなーと感動することもあれば、うわーこんな人たちだったのかと落胆したこともあってその繰り返し。考え方一つで仲良くなったり悪くなったりはしたくはないけどまあ来年からはそのへんももっと考えなければならないと実感。どうせなら自分にとってカッコいいことをしている人たちにもっと出会いたい次第。

また、今年は新たな発見を求めて自分なりに"広義のハードコア"をテーマに色々クロスオーバーしたメンツを組んだりそういうイベントに入れてもらったつもり。来年もそういったイベントをいくつか組んでいる。特に来て欲しいのは3/7(日) BUSHBASHにてLiFE、COFFINS、SAIGAN TERROR、そしてうち。文脈ないように見えてバッチリなメンツ。雑な表現だがうるさい音楽はすべてカッコいい、そんな感じ。この日はどうせお客さん同士すぐ揉め事になると思うけどお互い寛容な精神で上手く乗り越えましょう。仲裁は気が向いたらします(笑)

そして物(チケ代や物販など)の値段もコロナ禍以降ものすごく気になるようになってしまった。基本的に商売はお客さんが少なくなったから単価を上げるということをすると失敗するものだと思っている。というか世間的にも基本そういう風に認識されているであろう。
今だからこそチケ代は2,000円、Tシャツも2,000円、この辺を意識。今大きく値段吊り上げてるバンドやハコは何だかなぁと思う。人数制限しておいてハコ代そのままのところとかそりゃ誰も使わんよと思う。先日小岩BUSHBASHで初めてライブできたがそのあたりの姿勢に感動した。(金曜日スリーマンチケ代2,000円でお客さん70人くらいはいたんじゃなかろうか。) 高くなくても面白いイベントを考えればお客さんは来てくれて赤字にはならない。その努力を怠って高いチケ代が設定されたライブは自分のスタイルではない。なので最近はライブのオファーを受けた段階でチケ代を確認したりもしている。なんか自分が年々めんどくさい奴になっている実感はあるがこればかりは仕方ない(笑)

来年のリリーススケジュールとしては、スプリット2つ or 3つ、コンピ参加1つを予定している。その流れでうまく曲が煮詰まったら再来年には2ndアルバムを出したい。12月からやり始めた新曲をライブで見てくれた人は分かると思うけど、次作はまたちょっと方向性が変わると思う。周りの評価は置いておいて一度自分の中でやり尽くしたと思うと違うことをやりたくなるので(笑)
また、できることならば次のアルバムのCDは1,500円とかで出したい。が、現実的に国内のレーベルではそれは難しそう。日本盤は日本でしか売れないので海外より単価が高い。しかしさっきの話と同じで高くすると売れる枚数は減る、と自分は思っている。この国に10代のキッズが少ないのはライブや音源が高すぎるせいに違いない。来日バンドもいないのに3,000円や4,000円するハードコアショウが最近あるけどそれはおれにとってのハードコアとは違う。別にその人たちの邪魔をすると言っているわけではないので悪しからず。
音源はレコーディング費用を回収できさえすればいいのでそのへんも色々時間をかけて作戦を練りたい。まあ妥当な線としては日本盤だけ自分のレーベルから出すというパターン。もしくはDaymare 濱田先生が1,800円ぐらいで出してくれるように交渉してみるなど(笑)しかし海外で良いレーベルを掴むと多分国内のレーベルも向こうが決めると思うのでこのへんのこちらの意図を汲んでくれる海外レーベルを根気よく探してみる。意外にパンクレーベルから出たりして(笑)最近の欧米の専業ワンマンレーベルはキャパオーバーしても人を雇わず自分のみでやる=売上を独り占めして生計を立てる というパターンが多すぎて辟易しているので、やはりレーベル業務と別で日常の仕事があるワンマンレーベルが一番自分に合っているとは思う。しかしやはりこの規模だと知名度的にインパクトが足りなくなると思うのでせっかくここまで来たのにレベルダウンしかねない。どうしたものか...

ツアーに関しては、Covid-19に対してワクチンが本当に効くのであれば来年こそはアメリカやヨーロッパのツアーをやりたい。ただ海外行きてーなーってのではなく、日本で自分らが胸張ってやってることをぶつけに行きたい。今年も本当は良い話が結構来ていたのだが...
普段やるハードコアはもちろん、デスメタルやクラストとの海外ツアーができたら死ぬほど楽しいだろうなと思う。うるさい音楽は全部カッコいいから。

----------------------------------------------

さて、今年お世話になったハコ、バンド、関係者の皆さんありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

なんだかまとまりのない文章かつ愚痴り気味?になってしまいましたが今年一年の自分とKRUELTYに関して振り返ってみました。いま26歳、まだ結成3年。いつまでやる(やれる)のか分かりませんがこれからも頑張ります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?