ひさしぶりに

昼間に空き時間ができた。12時から16時半まで。期待でいっぱい。これは有効活用するしかない。やりたいことはたくさんある。ダンスの練習(これは本当にやらなきゃいけない......本当に......)、必要最低限のそれではない気合いを入れた家事、高校の友人とつくっている文芸誌のための原稿書き(締め切り延長中)、ダンスの衣装を買いに行くこと、失くしたコンタクトレンズの調達！

わたしのはハードレンズで、1枚のレンズを2年くらい使えるはずなんだけど、こないだの東京旅行で失くしました。手痛い出費が待ち構えているので後回しにしていたけど、お出かけのたてこんでいる今週末までにはやりたい。

それなのに、どうしていま、スタバに座って飲みかけの柚子シトラスティーを横目にこれを書いているのか、というお話です。

上記のやりたいことリストの中で、昼間しかできないことはなんでしょう。正解はコンタクトレンズ調達です。眼科に行くところからのスタートなので。というわけでわたしは、近所の商業施設に自転車でやってきました。自転車のタイヤに空気入れなきゃなぁ......あとで自転車屋さん行こう......と思いながら。

ここにはコンタクトレンズ屋さんも、眼科さんも入っているので、いっぺんに用事が済みます。待ち時間を見越してこの前買った本も持ったし、準備万端。眼鏡はあんまり好きじゃない。似合わないっていうのを、長らく理由として掲げてきた。それを聞いたひとから、そんなことないと言われ、できる限り似合うものを見繕われ、プレゼントしてもらったことがある。それは数多ある眼鏡の中では本当に良くて、他人から似合うと言われることもたまにあるくらい。おかげでわたしはコンタクトを諸事情で使えない日にでも出かけられるようになったが、同時に、問題は似合う似合わないではない、ということにも気がついてしまった。

眼鏡でいると、若干だけど、なんか気持ちが下向きになる。性格がいまよりも数段暗かった中学生時代に眼鏡をかけていたことと、関係があるような気がする。

ともかくもこんな状況で三連休を迎えたくないので、足早に眼科へ向かった。13時12分。すると、予想外の事態が。

眼科は午前の診療が13時までで、午後の診療が15時半からだった。昼休みが12時から13時ではなかったのだ。

ちょっと調べればすぐわかったことを、面倒がってしなかったために起こったアクシデントのため、非常にダメージを受ける。わたしはそれでもなんとか、その間にできることを考えた。......ダンスの衣装だ！商業施設には服屋さんもたくさんある。

しかし、お目当ての服は見つからなかった。水色のチェック。色も柄も決まっているなら、たぶんネットで探したほうが早い。そう思ったが、2月は20日にしてもう速度制限がかかっているわたしのスマホは、ゾゾタウンをうまく表示してくれない。

ああ、15時半までという絶妙な空白時間。家に一度帰るのは面倒くさい。わたしは帰宅面倒病を持っているため、一度出かけたらなかなか帰れない。とりあえずWi-Fiと座る場所がほしい。あ、スタバだ！......とこういう具合である。

正直出費は痛いし、別に喉乾いてないけど、15時半に眼科にいちばん乗りで並ばなければ、夕方の用事に間に合わないのは明らかだ。やむを得ない。自分の不注意によるやむを得ない出費が多すぎる。

冷静に考えて全部自分がわるい。でもゾゾタウンも微妙にない。サイズが合わない。どうしよう。やらなきゃいけないことリストをびりびりにしたいけど、全部自分が入れた用事やタスクだ。黙って小さく折りたたむしかない。

きっとこれを書き終わったら、我に返ってダンスの動画を見始める。こんな文章だれが読みたいんだ、と思うけど、書かないと冷静になれないので。こんなどうしようもない休日もあります、という報告でした。