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コーヒーブレイカーというエフェクター

0.あいさつ

皆さま初めまして。コーヒーブレイカー応援団長です。早速ですが皆さまはSDVXのエフェクターであるコーヒーブレイカー氏をご存じでしょうか?確かに担当譜面は2021/4/1現在1譜面しかなく、知名度はあまり高くないのですが、その1譜面がとっても素晴らしい譜面であり、これからのSDVXの一エフェクターとして活躍してもらいたいエフェクターの一人です。この記事を通してコーヒーブレイカーのすばらしさを知っていただければ幸いです。

1.コーヒーブレイカーってどんな人?

2019/6/26、SDVXに2曲の追加譜面が実装されました。1つはラクガキスト、そしてもう一つが十面相。担当エフェクターは「コーヒーブレイカー」。これがコーヒーブレイカー氏の最初の、そして現時点で最後の担当譜面なのです。いきなり新人エフェクターがVIVID譜面を担当することになったのですが、その譜面は処女作にしてはクオリティが高く素晴らしい譜面だったのです。それ以降、音沙汰は全くありませんが早く新しく譜面を書いてみんなを驚かせてほしいと思います。

2.十面相[VVD]ってどんな譜面?

さて、十面相[VVD](Lv17)とはどんな譜面なのか、詳しく解説していきます。(なお画像は  SDVX譜面保管所  様の画像を使用しております。)
また、これらのコメントはあくまで憶測なのですべて正しいとは限りません。

5,6 & 9,10小節目

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開幕の鍵盤の後に降ってくるこの配置。いままでのSDVXではあまり見かけなかった「赤つまみを逆始点でさらに外回しする」という配置が降ってきます。初見でこれを処理するのは厳しいかもしれませんが、直角のリズムが曲とマッチしており、認識できるようになるととても楽しい配置となっております。
また、難易度の観点で言うとこの部分は音数があまり多くなく、このように特殊なつまみを置くことで適度にLv17まで難易度を上げるという難易度の調整の意味でもうまくできています。

13~19小節目

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この譜面は特徴的なつまみ配置が目立ちますが、実はEXH譜面をリスペクトをしているところも見られます。その例がここです。見たところ2連押しが少し多い程度の普通の鍵盤配置に見えますが、これは下に示したEXH譜面のAメロ地帯でよくみられる2連押しをベースにLv17用に強化したものです。

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また、VVD譜面の2連押しのうち、BTチップはボーカル合わせ、FXチップは裏の音合わせなのですが、BTチップはボーカル合わせなのはEXH譜面の鍵盤がボーカルをBTチップでとっているからかもしれません。(これはさすがにこじつけが過ぎるかもしれませんが…)

21~24小節目

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ここでは青つまみと赤つまみが平行の関係で交互に動かし、また始点が1レーンずつずれていくというつまみの綺麗さが見られます。また、ここはよく見ると八分移行が連続します。Lv17以下ですと(BPMによりますが)難しかったりわかりずらい八分移行がありますが、この八分移行は見切りやすい方であると思います。
(形としてはPoppin’Cats!![MXM]に近いでしょうか?)

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29,30 & 33,34小節目

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今まであまり見たことがないはみだし両つまみ配置ですね。ここの凄い点としては「自然なつまみの逆始点」だと思います。譜面全体が前半は右に、後半は左に偏っており、またここのレーンの傾きも大きくその方向に傾くため、前半では青つまみが右から(後半はその逆)始まっていてもほぼ違和感なくこのつまみを処理することができるのです。
つまみ逆始点は前後の流れにそっていないと急なものになってしまいプレイヤーにえぇ…と思われてしまいますが、この譜面ではそんなことはなく流れるようにつまみを処理できるのです。

31,32 & 38~42小節目

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ここは外回しつまみが目立つ地帯ですね。この譜面では一般的なLv17に比べて外にはみ出すつまみ配置が多いです。さて、ここを取り上げた理由はEXH譜面へのリスペクトが見られるからです。実はこのつまみのリズムの取り方はEXH譜面のとほとんど同じなのです。(以下EXH譜面)

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追加譜面でここまで直角などのつまみのリズムを合わせているのは珍しい方ではないでしょうか?

44小節目

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ここでは逆直角があるのですが、直前のつまみの配置であらかじめ逆直角を置くことでそのあとに単発の逆直角を置いても自然になっているのです。つまみの逆始点を置くときにはその前で流れを作ることで自然にさせていることがわかりますね。
こんなに1作目で綺麗につまみを置けるとは…天才か?

45,46 & 49,50小節目

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こちらも外回しのつまみが降ってきます。ここまで多い譜面はそんなないため、慣れていないと処理にてこずりますができるととても楽しいです。また、ここを取り上げたのは単に外回しだからだけではありません。
この直角のリズムはボーカル合わせなのですがつまみエフェクトがとっても合っているのです。どんなエフェクトなのかは実際にプレイしてほしいのですが個人的にこの譜面のエフェクトで一番好きなのでプレイする際にはそこにもぜひ注目してみてください。

65,66小節目

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一気に飛んで65小節目まで来ました。最初にあったつまみ外回しが両方回すという配置です。ここでも外回しが出てきます。とはいえここまで来たらさすがに慣れるかな…?
さらにこの配置、実は曲の歌詞に合わせたのではないか、といわれています。十面相の歌詞の最後に「私は元の一人よ」という歌詞があります。ところで最初には片方ずつつまみが降ってきましたね?つまみを人格ととらえると最初は人格が複数あった(別のつまみが出てきた)が、最後は元の1つになった(2つのつまみが一緒になってる)と解釈できますね。歌詞にも合わせたつまみも置けちゃうのがコーヒーブレイカーなのです。

70小節目

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最後に出てくるただの曲線つまみ。なぜこれを取り上げるというかと、これもEXH譜面のリスペクトになっているからです。実は十面相EXH譜面はSDVXで初めて曲線つまみが使われた譜面なのです。それに対するリスペクトとして最後に曲線つまみを置いたのです。(実はVVD譜面で曲線つまみがあるのはここだけです。)

以上、十面相[VVD]の解説でした。
この譜面の特徴をまとめると、
・つまみ外回しなどの特徴的なつまみ配置
・自然なつまみ逆始点
・EXH譜面へのリスペクト
が挙げられます。この譜面のすばらしさが伝われば幸いです。

3.コーヒーブレイカーって本当に新人?

十面相[VVD]の解説を読んでこう思った方がいるかもしれません。
「新人でいきなりこんな譜面書けるなんですごい!!!」と。
ですがコーヒーブレイカー氏は誰かの別名義ではないか?と言われています。最も言われているのは特徴的なつまみなどから「七色Method」の別名義説が挙げられています。勿論真相は闇のまま… まあそもそも一譜面だけでわかるはずもいないのでぜひとも新規譜面を出してもらいたいです。

4.まとめ

いかがでしたか?この記事を通じてコーヒーブレイカーというエフェクターの素晴らしさが伝わってくれれば幸いです。まだ十面相[VVD]を解禁していないという方はぜひブラスターで解禁してみてください。それとコーヒーブレイカー氏は早く新規譜面を作ってください。
では、コーヒーブレイカーの新作が登場したときにまた会いましょう。

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