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(  BG ∈゚Θ゚)<俺のバイク ザ・ファイナル

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解決編。 解決してんのかどうかしりませんが、色々判明します。
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#ロベルタ

俺のバイク:ロベルタ編(4)

 なんか大変だった。  とにかくめんどくさかった。  だが俺がやらんとどうしようもない。いざやるとなると「証拠」というより「根拠」の方を固めなきゃならんのだ。妥協点は何個か用意したが、それはそうと、みたいな。  とにかく争点をシンプルに収めた方が楽らしい。そりゃそうだが。  あのオッサンも遂に「被告」となってしまい可哀想だが、なーんもしないやつが悪い。とは言え書類手続き上のことなので、別に言うほどのことでもないが。訴訟起こされれば誰だって被告になる。  負けたら俺が悪いことに

俺のバイク:ロベルタ編(3)

 俺には何が何だかよく、分からなくなってきた。  人以外の何かと必死で会話しているのではないかという、そんな気がしてきた。人以外の何かがバイク屋さんなど経営していていいのだろうか。そういうのを取り締まる法律とかなくて大丈夫だろうか。  俺は生きていてこんなことに関わり合いを持つとは思わなかった。  まあこの話は全て、そうなのだが。  それでも相手が人ではないという可能性は考慮していなかった。  人未満というか。  簡単な言葉で言うとバカなのですが、程度ってもんがあるだろう。規

俺のバイク:ロベルタ編(2)

 気がつけば事故の日より740日以上が経過し八体目のワニの部位欠損が四割を超える事態となってしまったが、こちらも手をこまねいているわけではない。ロベルタの大活躍がきっと始まっている。というか、それが仕事なので間違いなく何かを進めている。  進めてない奴はどうかしている。仕事とは何か。今一度問いかけてみたい。多分それがやつのプロフェッショナル仕事の流儀なのかもしれないが、結果どうなるかもきちんと分かっていて欲しい。  そしてサンタ・マリアの名に誓い全ての(二年間の)不義に鉄槌が

俺のバイク:ロベルタ編(1)

 長かったエピローグが終わった。  終わったからといって俺の手元にバイクがあるわけでもなければ何かが解決した訳でもなく、ただ単により一層めんどくさくなっただけなのだが。  前回も書いたが弁護士に相談したところ「なんとかしてみよう」ということになった。その前の相談ではまず無理だし時間と金の無駄、という結論だったしそれは今も大して変わらないのだが「金も時間もバイクすらも諦める」という覚悟があれば、それなら、という話だ。  多分に気概の問題だと思う。弁護士さんではなく、俺の。  

エピローグ33

 この騒ぎももうじき二年になりますが皆さん如何お過ごしでしょうか。  相変わらずです。何がどうなっていつ終わるのかも俺にはわかりません。バイク屋さんは一体、何を考えているのか。あんなもん二年間も店に転がってたら邪魔で仕方ないと思うのだが。  まあ、あって当たり前みたいになっていて感覚が麻痺している可能性もある。可能性は無限にある。何もあり得ないとは言い切れない。二年、バイクが帰って来ないとか、そういうの含め。  「店頭在庫が捌けないな」は当たり前のことだが、だからといってデ