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楽天市場の12月以降の改悪がエグい

 自分は「改悪」という言葉があまり好きじゃありません。

 というのも自分は中の人だった期間が長く、そこには中の人が悩んで悩んで出す結論であることをわかっているからです。
 その結論は経営者と意見が一致することもあれば、納得できないこともあり、後者の場合、ほんとにやるせないです。

 そもそも慈善事業じゃありませんから、企業は利益を出さなければいけないわけですし、おちんぎん出なくなったら従業員は生活できません。

 そんなことからこのワードは使わないようにしてたのですが、今日告知された来月(2023年12月)の楽天市場のポイント付与ルールの変更がえげつなかったこで、敢えて使います。

 改悪です。


今回の改悪概要

スーパーじゃなくなったSPU!

 今回メスが入ったのは、楽天市場を利用した際に付与されるポイント(スーパーポイントアップ、通称SPU!)です。

 楽天はサービスごとにポイントが付与されますが、そちらに変更はありません。
 例えば楽天カードで決済した際に付与されるクレジットカードのポイントには減りません。

SPUの特典内容変更について」ポイント倍率・獲得上限ポイント変更より

 メールでは、ポイント倍率の変更(15.5から16.5倍に)しか記載されていませんが、リンクを開くと獲得上限ポイントが、えらく下げられてることがわかります。

 全然スーパーじゃなくなりました。

買い回りにも影響

 楽天市場で行われているお買い物マラソンや楽天スーパーセールは、1店舗につき1,000円以上購入すると、最大10店舗でポイントが増えるというものですが、この店舗には楽天ブックス、楽天Kobo、Rakuten Fashionも含まれています。

 つまり、それぞれ1,000円以上購入すれば、買い回りにも加算される上、SPU!でのポイントアップもするという美味しい店舗だったのです。

 ところがコチラにもメスが入りました。

「SPUの特典内容変更について」達成条件変更より

 個人的に本は場所を取るし、無限に増えてしまうので電子書籍や図書館をうまく活用していますが、ポイントも増えるしな、と紙媒体で残したい本も毎月何かしら購入をしていました。

 ただ今後は毎月購入はちょっとしなくなるかもしれません。

 Rakuten Fashionは好きなブランドの取り扱いがないので、ピンポイントで商品の取り扱いがなければ、サービスは利用しなくなってしまいそうです。

楽天プレミアムカードのユーザーへの仕打ちがヒドい

 何度かプレミアムカードへの切り替えを検討しましたが、損益分岐点を超えられそうになかったので、切り替えることはありませんでした。

 そのプレミアムカードのユーザー特典ですが、ポイント倍率が2倍から1倍に、上限が15,000ポイントから5,000ポイントという10,000ポイントの下げとなり、本当にヒドい扱いです。

 今年もプレミアムカードの切り替えした場合のポイント増額かなんかのDMが来ていまして、そのときに年会費を相殺できそうだったので変えようかと一瞬思ったのですが、変えなくてよかったです。 

獲得上限ポイントの削減が本当にエグい

 獲得上限ポイントの削減幅が本当にエグくて、変更で下がるポイントではなく、変更後のポイントが記載されているので、その数字がわかりにくくなっています。

 計算してみたら、あてくしの場合、最大50,000ポイントを失うことになります。(以下参考)

楽天モバイル

 最大-5,000ポイント

楽天カード

 最大-4,000ポイント

楽天銀行+楽天カード連携

 最大-4,000ポイント

楽天証券

 最大-3,000ポイント

楽天トラベル

 最大-14,000ポイント

楽天ブックス

 最大-500ポイント

kobo

 最大-500ポイント

Pasha

 最大-4,000ポイント

Rakuten Fashion

 最大-14,000ポイント

5と0のつく日

 最大-1,000ポイント

9月分を再計算してみる

 これまでの「改悪」について、楽天モバイル大変みたいだししょうがないかな、と思えるくらいの下げ幅だったのですが、今回は本当にエグすぎる改定だったので、実際に獲得した2023年9月分のポイントを今回の変更に乗っ取り再計算してみました。

 なお、上限ポイントを元に計算していますので、若干異なる可能性がありますので、あくまで参考にしてください。

5と0のつく日

3,000ポイント→1,000ポイント(-2,000ポイント)

楽天カード利用

2,080ポイント→1,000ポイント(-1,080ポイント)

銀行+カードみ

167ポイント(削減なし)

kobo

1,000→500ポイント(-500ポイント)

Rakuten Fashion

1,039→1,000ポイント(-39ポイント)

楽天モバイル

6,246→2,000ポイント(-4,246ポイント)

楽天証券

1,039ポイント(削減なし)

Pasha

1,039→1,000ポイント(-39ポイント)

なんと8,000に近いポイントが消える!

 合計をしてみますと、7,904ポイントを今回の改悪で失うことになりました。うへ〜。

 ほかのサービスを使っていればこれほどのポイントは得られなかったとも言えるかもしれないので、これまでに感謝です。

 問題は新NISAで、自分はSBI証券にも口座があるのですが、本気でそちらに移行すべきかもしれないと、検討事項が増えたことについてはかなりウンザリです。

 そしてわずかに持っている楽天の株も塩漬け確定となったのでありました…。
 インデックスってほんと良い金融商品ですね!

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