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【B'z】4th 『RISKY』

ファン歴22年。独断と偏見でサラッと書いていくB'zのお話。
B'zのオフィシャルサイトで全曲試聴できます。

新たな境地へ。

1990年11月7日リリース。
よく覚えておいてほしいのは、前作『BREAK THROUGH』が1990年2月21日リリース。約9か月の間にこのフルアルバムを完成させてきた当時のB'zの維持をぜひとも感じていただきたい。

個人的に前作はある意味で、1st,2ndの延長線上に置かれる作品で、この先のB'zの変化、進化を見せつける前の1クッションだったようにも思えてくる。
それくらいに同年にリリースされたアルバムとは思えないほど、サウンドに違いを感じるのである。

1990年は、春先にライブツアー「B'z LIVE-GYM "BREAK THROUGH"」を、年末から年明けにかけて今作を冠にして「B'z LIVE-GYM '90-'91 "RISKY"」を開催するという今では信じられないようなスケジュールで、勢力的に活動している。ちなみに、「LIVE-GYM」に開催年の表記が入り始めたのは、この年からである。

初回限定版には、ブックレットが付いているのだが、4種類の紙質のものが存在し、私は思いがけずその4種を手に入れちゃってます。

画像1▲初回盤に付属されているブックレット。紙質が違います。

収録曲

01. RISKY
02. GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
03. HOT FASHION -流行過多-
04. EASY COME, EASY GO! -RISKY Style-
05. 愛しい人よGood Night...
06. HOLY NIGHTにくちづけを
07. VAMPIRE WOMAN
08. 確かなものは闇の中
09. FRIDAY MIDNIGHT BLUE
10. It's Raining...

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アルバム発売直前の1か月の間にリリースされた6thシングル『Easy Come, Easy Go!』,7thシングル『05. 愛しい人よGood Night...』を収録。
4thシングル『BE THERE』と5thシングル『太陽のKomachi Angel』は、前作と今作の8か月の間に立て続けにリリースされているが、未収録。4th,5thに関しては、前述したようないわゆる最初期とここからの変化の間に位置づけされる非常におもしろい曲で、シングルとして立派に独立した曲だと思う。そのせいか、ライブで演奏されることもしばしば。

ものすごく細かいことだけれど、シングルは『Easy Come, Easy Go!』、アルバムは『EASY COME, EASY GO! -RISKY Style-』と大文字小文字の差があるようだ。
歌詞に登場する「逆境にくじけるな」は、稲葉さん本人が“昔卒業の寄せ書きに書いたことのあるくさい言葉”であるのは、有名。

歌詞の展開もサビのフレーズを繰り返すものでなく、グッと引き込まれてしまう。若い稲葉さんだからこの曲がなんだかとても良いのかなって自分に言い聞かせていたが、2012年に行われたツアー『B'z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA』で演奏されたのを聴くと、やっぱり単純にB'z凄いわって語彙力のない感想に行きつくのである。
2012年のライブで、メンバーは「今の子達は曲を知らなかったみたいで、思ったほどのリアクションがなかった、新曲と思われてしまったみたい。」と語ったそうだが、知らない人なんていません。ぜひ、どんどん古い曲やってください。


ズバリこの3曲!

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02. GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-

このアルバムを語るうえでド定番中のド定番ともいえる曲。映像作品にも残されているので、ライブ演奏としてのイメージが強い人も多くいると思う。歌詞には表現されない部分での「うっ!!」とか「うん!!」とか「はっ!!」とか「おん!!」とか、とにかくノリノリなのでオリジナル版をぜひ聞いてみてほしい。ギターソロの部分でもそれが休まることがないので。笑

この曲が大好きな人は、ぜひ「B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」を鑑賞していただき、フラストレーションの鬼と化してほしい。

03. HOT FASHION -流行過多-

『RISKY』での二大巨頭としていえるのが、『02.GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-』とこの曲だと思っている。アルバム曲でありながら、その知名度と好感度は、非常に高い。
わかりやすいキャッチーなノリノリのイントロやメロディを聴くと、若かりし日の稲葉さんがステージで踊りたくなるのも頷ける。ついつい体がそのリズムに呼応して動き出す、そんな曲。

2007年に行われた『B'z SHOWCASE 2007 -19-』のZepp Tokyo公演にて、実際に会場でこれを聴いたときは、本当に大興奮した思い出

10. It's Raining...

ファンの間では、ネタ的に取り上げられることも多い。
その理由は曲中、稲葉さんの語りが延々と流れることから。(試聴ではそれを確認できないが。)
しかし、その部分に気をとられがちなのだが、B'zの数ある曲の中でも群を抜いてリラックスして聴くことができる、実はとても奥の深い曲なのである。

リメイクしたらどうなるんだろう。曲の部分もそうだけど、やっぱりなんだかんだ語りのところも現代風に、そして大人の稲葉浩志の自然の語りを聞かせてほしいと思ってしまう。(イヤホン必須)

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心身の健康と調和をテーマに、“ベジ”を中心としたライフスタイルの提案に尽力します。