必要とされたい26歳 夢の話の続きと突きつける現実

前回の続きから


時間と仲良くなれない
20代という貴重な時間のタイムリミットが
近づいている私

そして長く生きるのがしんどい
楽しい未来を描けていない私

こんな私が少しでも原動力になるもの

それが
「誰かのために頑張りたい、生きてみたい」

もう1つあげるなら
「楽しく生きたい」

まぁ世の中の人もそうなのかな笑


●心打たれる瞬間

私は仕事を楽しんでる人とか
仕事に熱い人とかを見てると心が打たれて
めちゃくちゃ応援したいなってなる

企業の人の熱い思いとか
映画のメイキングとか好きなのも
作り手のこだわりを見るのが好きだから

作ることで人が喜んでくれる
そんな瞬間が昔から好き
作ることが好きで
その延長で今もデザインの仕事をしている

あと私はお笑い鑑賞(芸人さん)が好きで
好きな理由もいろいろあるけど
そのひとつに、
人を笑わせたいという
熱い思い人がいたり
M-1とかショーレースのために
相方や仲間と切磋琢磨していくところに
心打たれたのがある


●誰かと作り上げることへの憧れ

実家の戸建ては
父が設計して
母方の祖父が大工で
当時の事務所の仲間たちと建てた

テレワークで個人個人に振られる仕事を
している今の私からしたら
仕事仲間とチームで作り上げるだけでも
やりがいがありそうだけど

ここでの憧れは
大切な人たちとの共作
である

友人や、この先できるかも?しれない家族
この先出会うかもしれない大切な仲間

そういう人たちと
同じ思いで形にすること

それが仕事になれば
すごく楽しくて

「生きることも悪くない」

と思えるんじゃないかと思う


●そんな私がやりたいこと

私は将来はブランディングデザインをしていたい

とあるブランディングデザイナーの方の記事を読んで確信した

「ブランディングデザインは共創である」

誰かと作り上げること
チームで課題を乗り越えるのが好きだった私は
絶対これをやりたいと思った

この方の会社も受けたけど
レベルに達していないと
その場で落とされてしまった

けど
「ブランディングデザインやりたい気持ちは
伝わったから他で経験積んでから
また受けに来て」

と言ったくださった

その場で落とされたショックよりも
経営者としての判断の速さに心打たれた

「この人の元で働いてみたい」
と思った

今回のところもブランディングができるけど
後々そこに行けたらいいなと思ってる

また受ける恐怖心もあるけど。

ブランディングやりたいと思ったきっかけは
他にもあるけど
企業の成長にダイレクトに貢献出来る気がして
一緒に企業の夢を追いたくて
やってみたいと思った

私は震災を経験してて
復興を間近で見てきた  

デザインはこんなときも
力を発揮していたと思う

広告やパッケージ
被災地に行きたいと思える企画やデザイン

そういうものが助けてくれていたと思う

私は地方や田舎が大好き
1番は自然

空気や土くさい香り
みどりの色や空の青さ
大好き

そこでできたものを
発信したら
そこにいる方々は喜んでくれるし
元気で笑顔になれる

ブランディングはお医者さんてきなかんじで
問題点を洗い出して
改善して
デザインにまで落とし込んで
永続的にお世話にしていく
より良くするために

そのためにデザインだけできててもダメで
経営のこととか
コンサル的な勉強もしなくちゃいけない

表層的に揃えるだけのブランディングもあるけど

それだけでは真のブランディングとは違うらしい

なにせ、その地域や企業に携わる人達に
喜んで貰えたら嬉しくて
やってみたいと思っている


●向き不向きがある

話は変わるが
私は大学2年生のとき
ADHDだと気づいた

飲食店のアルバイトを2年間掛け持ちでやっていたが
いつまでたってもミスが続く

キッチンからの料理を運ぶうちに
お客さんから呼ばれ
お会計に来る人もいて
優先順位が崩壊してパニックになる

グラスもよく割ったり

言われたことを覚えられなかったり

言われたことを理解できなかったり

とにかく向いてなかった

「自分はなんでこんなにできないんだろう」

辞めてからも悩んでいたら
ADHDの記事をたまたま見つけて

「これ私じゃん!!!」ってなって
心が軽くなったの瞬間を
今でも覚えている

努力しても変われないのは
仕方ない
私は悪くない
生まれつきのものだから

それからドン・キホーテのバイトをすることなる

オープニングで入ったんだけど
とても大きいところだったから

オープンした時は

「また失敗する」
「たくさん怒られる」

とずっとビクビクしていた

でも飲食店ほどタスクが重なることも無く
むしろ楽に感じた

こんなに楽でいいの?

と不安になるほど

続けていて
特に意識はしてないけど

社員さんに言われたからじゃなくて
自分で売り場で気づいたことを
相談して改善したり
補充するだけじゃなくて
在庫を確認してなければ
これ出したらどうですかとか
POPづくりも積極的にして

とにかく楽しかったし
めちゃくちゃ褒められる日々だった

「自分が必要とされてる」

それがどれほど嬉しかったことか

みんながお給料アップしてる中
私はお給料をあげて欲しいと思ったことは
1度もない

こんなに楽しいんだから
それだけでいいと思っていた

人も多かったし
同世代も多かったので
毎日遊びに行ってる感覚だった

デザイナー志してたけど
ドンキに就職しようか本気で考えて
受けたし内定ももらった

売り場づくりがほんとに楽しくて
最後の仕事で任されたストッキング売り場の仕事は
ドンキ内のコンペてきなので
全国1位
売上も全国1位になったそうで
とんでもなく嬉しかった

でも辞めてから結果が来たので
それを実感することはなかった

それでも作る環境はあったし
チャレンジする社風というか
どんどんやらせてくれる
自由に任せてもらえる社風が合っていて
本当に天職だと思った

特にドンキにいいイメージかなかったのに
こんなに楽しく働けるなんて思っておらず

やりたいことより
なんとなくで飛び込んだ世界の方が
意外と運命の場所だったりするんだよなと
気づけた体験だった



●またぶち当たる壁

社会人になりデザイナーを始めて
改めてADHDぷりが暴走する

ミスがとてもとても多く
打ち合わせ中に別なこと考えてしまったり
企画書が頭に入らなかったり
(活字苦手。文章まともに読めない)
パソコンやデータがごちゃごちゃしてたり
時間感覚が鈍く期日までのペース配分が
苦手で上がってからも仕事したり

とにかくミスだらけ
怒られる日々

デザイナーってセンス仕事に見えがちたけど
地味な仕事が多くて
細かい作業とかチェックすることが多い

私には向いてなかった

「あーデザイナー向いてないんだ」

心がほぼ折れた

ドンキという
向いている職場を経験してなかったら
思わなかったかもしれない

ただの努力不足と反省して
改善すればいいと思えただけかもしれない

でも、「向き不向きがある」ことを
知ってしまっていたから

ドンキであれだけ必要とされて
自分も仕事できてた実感あるほど
向いてたし楽しかったのを体感している以上

「デザイナー向いてない」は
感覚として間違っていないと思った

それでも改善しようと
地道に慣れていった

ミスは減った

けどやっぱり人の話聞くのは苦手で
頭に1度では入らない

聞き漏れとか
あそこなんて言ってたけがあったとき
素直に上司に聞けばいいのだが

「怒られる」

という恐怖心がとても強く
聞けなくて
毎日チェックの日まで怯えて
夜も寝れないことが多かった

なのでテレワークであることをいいことに
iPadで録音していつでも聞き返せるようにした

そしたら心が楽になった

でも根本的なところは解決できてない

●やっぱり私はダメ人間
新たに突きつけられた真実

最近病院で脳の検査したら
ASDであることもわかった

私はグレーゾーンだったのだ

たしかに思い当たるとこもあったし
母がそんなかんじなので
受け入れた

(後々その病院調べたらインチキぽくて
めちゃくちゃ酷評書かれてたので
結果は半信半疑 😅)

とまぁ、こんな私は

欠陥だらけの失敗作

な人間と思っている

私みたいな人を否定したいわけじゃない

でも私は生きてて辛いのだ
とてもとても
しんどい

当の本人たちにしかわからない
生きづらさがある

「人が普通にできて当たり前のこと」
ができないことがある

そして怒られる

見放される

「あぁ、もういいよ」  
「こっちでやっとくから」

これがトラウマなど怖くて
震える言葉だ

私は社会から必要とのされてない人間だ

そう言われたと同じくらいの言葉

発達障害の人はこういうことに
多くぶち当たると思う

自分に合った仕事を選んでいれば
そうでもないかもしれない

でも私のように
やりたいことはあるけど
向いてないであろう
ことをやりたい、続けたい人は

普通の人
いわゆる「定型発達」より
苦労する
なんなら無理なのかもしれない

ブランディングデザインをやりたいけど
生まれ持った私の能力的に
難しいと思う

ブランディングはやる事が多くて
常に時間やスケジューリングとの戦い

幹部レベルの人との関わりが多いから
人の話を一言一句聞き逃さないように
注力しなければならない

自分の考えたことを
わかりやすく伝える能力

なによりマルチタスク
(↑これしんどいよ~🥲🥲🥲飲食店の経験より)

ADHD、ASDって
発達障害だけど
ひとつの個性で
「目の色が茶色い」とか
「背が高い」と同じことだから
まぁ個性なんだけど
つまり治らないのよね
根本的には。

でも
「大丈夫!!まずはやってみて
人より時間かかるかもしれないけど
続ければできるようになるかもしれないよ!」

自分の中の天使はそう囁くが

「いやいや、お前のやりたいだけのために
周りや企業の人に迷惑をかけるのか?
遊びじゃねぇんだ。
自信が無いならやめろ」

と悪魔が大声で現実を突きつけてくる

なにより
「やりたいことより向いてること」

のほうが人生楽しんじゃないか

長い人生、生きたくないと思ってる私にとって
心軽やかに
考えすぎず生きられるんじゃないか?

でも
誰かと作り上げる楽しさも
努力を続けていればあるかもしれない

でも正直デザインのこと考えてても
楽しくないことが多い
勉強も嫌いだからできればやりたくない
デザイン記事とか読んでると
自分とは違う世界というか
苦手な人の話見てるみたいな感覚になる
劣等感??
なんであんなにデザイナーって
とっつきにくいんだろう
そうでない人もいるけど
いい物を作ってる人はそういうデザイナーが
多いと思う、個人的に

でも制作がうまくいけば楽しいし嬉しい
お客さんに褒められれば嬉しいし
ふと感化されることがあって
めちゃくちゃ頑張りたくなる
んーでもやはり
両親が建築事務所やってたのでそれ見てるから
それを想像して
いいなぁと思うことが多いような
あの光景に憧れがあるら

でもじゃあ
向いてることってなに?
ともなるんだけど。

1度デザイナーから離れるのも
ありなんだろうか。

20代はそれを探す旅なのかもしれない。

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