東京は入場料700円のテーマパークである

突っ込みどころがいくつかあるだろうタイトルをつけてみた。

突然だが私は古市憲寿が好きで、現在「大田舎・東京~都バスから見つけた日本~」という本を読み進めている。
彼は子供の頃都バスに乗るのが好きで、休みの日には一日乗車券を使い一日中都バスを乗り継ぐという遊びをしていたそうだ。

そんな彼が大人になり、バスに乗りながら社会学的なこと?を考え、まとめたのがこの本である。たぶん。

これを読んで私も一日バスを乗り継ぐ遊びをしてみようと思った。彼がやってることはちょっとやってみたくなってしまう(笑)

とりあえず行きたい場所と行ける場所を大きなバスの路線図を見ながらすり合わせていく。

今回私が行くことに決めたのは、船堀、六本木、原宿、高円寺である。(都営まるごときっぷを買ったため、都電も使える。)

まず朝9時前に家を出て、出発地である都営新宿線市ヶ谷駅に向かう。
市ヶ谷駅でまるごときっぷを購入し、本八幡方面の電車に乗る。

船堀には昨年まで住んでいたが引っ越してから一度も行ってなかったので久しぶりに行ってみることにした。

船堀で降りようと思っていたのだが、電車の中に篠崎で「挑戦する匠たち」という企画展示を発見。無料なので行ってみることにした。
篠崎に用事があることなどないため、初上陸だ。
西口を出るとなんにもなさすぎて驚いた。

企画展示にあった江戸切子があまりにも綺麗で欲しくなったのだが1万円だったので今回はしぶしぶ諦めた。
調べてみると色付け体験が3000円くらいでできるらしいので今度やりにいこうと思う。

企画展が行われていたしのざき文化プラザは駅直結で、行きやすかった。
伝統工芸カフェという、伝統工芸品のショップ付きのカフェがあった。
水出しコーヒーがおいしそうだったのだけどすきっ腹だったので諦めた。
ランチメニューも充実していたので一度くらい食べに行きたいと思う。

東口は結構発展していて安心した。おいしそうなカレーうどんやがあったのでそちらも機会があれば行ってみたい。

ようやく船堀に着いた。
1年ぶりだが全くそんな感じはなく、昨日も来たようなそんな感覚。

駅前のダイエー内のマックで昼食。
不二家がなくなっていた。あそこのソフトクリーム美味しかったのに。

去年住んでいた家の前を散歩してみる。近くに新しいお好み焼き屋さんができていた。よくみると変わっているところがいくつかあった。
船堀タワーにのぼる。住んでいたころは知らなかったが無料らしい。
思ったよりも眺めが良かった。

新宿線と大江戸線を乗り継ぎ六本木へ。
上京して2年、実は行ったことなかったのだ。
おしゃれすぎてよくわからんかった。
駅前から本日初やっと都バスに乗る。

バスは渋谷に向かう。急に三軒茶屋に行きたいと思い、三軒茶屋行きのバスに乗ろうとしたが、京王バスだったため諦めて原宿へ。JRだと2分だがバスだと9分かかる。
行きたかったタピオカ屋でタピオカを飲む。滞在時間30分ほどで渋谷に引き返す。そういえば竹下通りを見ていない。

渋谷から阿佐ヶ谷行きのバスに乗る。阿佐ヶ谷行きは都バスと京王バスがあり、都バスが来るまで京王バスを2本見送った。待ち時間約30分。
ようやくバスに乗り、1時間をかけて阿佐ヶ谷にたどり着く。
特に何もない。
古着屋目当てで高円寺駅まで歩く。
バス酔いした気がする。古市さんは1日中乗って平気だったのだろうか。

高円寺駅に行くまでのガード下?高架下?には安い居酒屋が並ぶ。
ここは本当に東京なのかと思ってしまう。この間旅行で行った大阪で見たことある景色だ。
飲みたいが体調が悪いので断念。また来ることを胸に誓って帰ろうとした。

計画では高円寺駅入口というバス停から新宿駅西口行きのバスに乗るはずだったのだが、グーグルマップに案内された場所にバス停がない。
探すがそれらしいものは全然ない。
もう諦めて中野まで歩こうと思い、中野を目指していると、横断歩道を挟んだ一直線の場所距離にして200メートルくらいだろうか。バス停があった。なんでこんなにずれるんだと思いつつ、20分待ってバスに乗り込む。

夜のバスは1味違う。なんだかアトラクションにでも乗っているかのようだ。もっと乗っていたいと今更ながら思った。

バスが新宿駅に着く。1日700円でかなり遊んだ。

やりたいこと、行きたいお店もかなり見つかった。
かなりコスパの良い遊び方ではないだろうか。
(都バスだけなら500円で1日乗車券が買える)

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